こんばんは。
転職後の悩み相談専門の榊原です。

今回は、転職後のご相談内容と合わせて人材紹介会社のビジネスの裏側をご紹介させて頂きます。


ご相談内容:
転職後に退職を考えており、お世話になった人材紹介会社に相談したところ全力で退職することを止まられました。そんなに辞めない方がいいのでしょうか?


もちろん、辞めなくていいなら辞めない方がいいに決まっています。
ただ、人材紹介会社があなたを辞めさせないのには、別の理由が明確にあります。
ここをしっかり理解をした上で、正しい判断をしてほしい思います。


■ 人材紹介会社が全力で退職を止める理由は、「返金」が発生するからだ!


人材紹介会社の仕事は、「企業が求める人材」を紹介することです。
そして、求める人材が入社した際には、その報酬として年収の30%を受け取ります。

想定ケース
 年収    手数料   紹介報酬(紹介手数料)
400万 × 30% = 120万
600万 × 30% = 180万
1000万 × 30% = 300万

極端な例で言えば、エンジニアやハイクラスの難しいポジションに関しては、紹介手数料 50%や場合によっては100%というケースも稀に存在する。


一人の年収分くらいの金額を、たった1回の転職支援で稼いでしまう。
非常に大きな金額だ。


ただ、この契約条件には、もうひとつ「返金」というものが合わせて発生する。

それは、入社された方が早期に退職をした場合、紹介手数料の一定の料率を返金するというものだ。

一般的な返金制度について簡単にご紹介します。

1ヶ月以内の退職 80%返金
3ヶ月以内の退職 50%返金
6ヶ月以内の退職 20%返金

このあたりの返金料率は、企業と紹介会社の交渉によって決定します。
退職が多い企業の場合、1ヶ月以内退職 返金100% というケースもある。

実際に数字を算出してみよう。

600万 × 30% = 180万
→ 2ヶ月目に退職  90万円の返金が発生

400万 × 30% = 120万
→ 入社してわずか1週間で退職意思確定 100%返金で双方同意
  この場合、返金ではなく企業からの「支払い」が発生しない。


一人の転職者の決定により入ってくる手数料も大きければ、早期退職した場合の返金額も非常に大きい。

だからこそ、人材紹介会社のキャリアコンサルタントは、「返金期間が切れるまで」は全力で退職することを引き止める傾向が強い。


私も業界にいたからわかるが、
退職しようと考える人を全力で引き止めることは
ある意味キャリアコンサルタントとして当然の仕事なのです。


今回のご相談者の場合、人材紹介会社に相談をしたら引き止められたことは当然で、一つの情報の参考として、本当にどうしたらよいのかを自分自身でしっかりと考えて判断をしてほしいと願っています。


転職後の悩み相談専門
榊原