前回アウトソーサーのあり方について書きました。その内容を読んで頂くと、アウトソーサーはいわゆるオペレーションのみを対応し、業務処理コストが安いのが売り物だということでは通じないということが分かって頂けると思います。
あるべきアウトソーサーは、まず第一に、業務の専門性が高く、専門性を生かして業務の改革を実行できる存在であると考えられます。また、業務改革を具体的にITに置き換えていく能力も欠かせないことになります。そして、業務の内容に応じたQCS(品質・コスト・スピード)を叶える人材を用意することも必要になります。
加えて、アウトソーサーは顧客企業の外部に存在する企業なので、顧客とのコミュニュケーション能力を有して顧客情報をスピィディに正確に把握できる存在でないといけないことになります。
以上のように、極めて能力の高い存在であることが必要であることから、一部の業務に特化したアウトソーサーは存在するものの、間接業務全体を受託できるアウトソーサーはまだまだ育っていないように思われます。
このような状況から、企業の中では個別業務ごとに別のアウトソーサーに委託するケースが主流になっているようです。この中には明らかにアウトソーシングが一般的であると考えられる業務分野もあります。しかし、多くの業務分野でアウトソーシングを希望しているのに優れたアウトソーサーが存在していない分野もあります。
また、委託するアウトソーサーが増えると、委託企業ではアウトソーサーの管理業務にも労力が必要になります。
このような状況から、間接業務全体をワンストップでアウトソーシング出来る存在の出現を期待したいところです。
ワンストップで企業の期待するアウトソーソーサーは、業務の専門ノウハウや業務改革を具体的に実現できる一般企業の外販をも志向するシェアードサービスセンターでしょうか。それとも、業務改革をITに置き換える能力を保有するIT企業でしょうか。あるいは、アウトソーシングに適格な人材を供給できる人材サービス企業でしょうか。
なかなか、難しい問題ですがそれぞれに一長一短があり、やはり上記の機能を保有する企業が共同で対応することが、スピィディに企業の期待に応える手段のように思われます。