No.3 購入編
申込・契約 ── 条件を守る人だけが、いい物件を手に入れる
📋 この記事でわかること
- 購入条件を事前に決めておくことがなぜ重要なのか
- 「欲しい気持ち」に負けないための判断軸の持ち方
- 申込のタイミングとスピードが結果を左右する実例
いよいよリフォーム業者との相見積もりが始まり、お金が絡んできました。気持ちがビジネスモードに切り替わる瞬間です。今回は購入編のラストとして「申込・契約」についてお話しします。
条件を決めたら、絶対に守る
物件を見学していくうちに、「予算さえ合えばこれでもいいかな」という気持ちが芽生えてくることがあります。これは自然な心理です。追い打ちをかけるように、不動産の営業マンも言葉巧みに「このデメリットはこうすれば解決できます」と提案してきます。気がつけば、当初の条件からじわじわとズレていく──そういう経緯で失敗する方を、私はこれまで何度も見てきました。
条件がぶれると、失敗する確率が上がります。
だから、購入前に「予算・立地・間取り・築年数」などの条件を熟慮して決めたら、それを必ず守ってください。「条件に合わないものは買わない」、これだけです。
条件に合った物件には、即申込みする
逆に、決めた条件をすべてクリアした物件に出会ったときは、迷わず即申込みです。条件を満たした物件は、当然ながら他の人の目にも魅力的に映っています。「もう少し考えてから」と悩んでいる間に、他の人が申し込んでいます。
実際に私が購入した物件がそうでした。最初の買い手がローン審査に通らずキャンセルになった情報を聞いた瞬間、すぐに申し込みました。同じタイミングで他にも2名が申し込んでいましたが、わずかの差で優先権を取ることができました。
シェアハウス向きの物件は特に競争が激しい。決断力とスピードが、いい物件を手に入れる最大の武器です。
申込後、契約までの流れ
申込で優先権が確保できれば、その後の契約の流れは通常の不動産購入と同様です。ただし、この段階でしっかり確認しておきたいことがあります。
- 法的な問題(権利関係・接道・用途地域など)はないか
- 漏水や構造的な問題はないか
- これまでの修繕履歴はどうか
これらを売主側にヒアリングしながら、安心して契約できる状態を確認してください。次回からはいよいよ企画編に入ります。どんなシェアハウスにするか、コンセプトを考えていきます。
💡 善行正のワンポイントアドバイス
空き家オーナーの方が「条件を守る」ことは、自分を守ることでもあります。感情で動きやすい不動産の購入場面で、事前に決めた基準が唯一の判断軸になります。焦りと欲しい気持ちを切り分けるためにも、条件は紙に書いて持ち歩くくらいの覚悟で臨んでください。