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中古レッツノートの価格を見て「こんなに安くて大丈夫?」と思ったことはありませんか?私も最初は同じ疑問を持ちました。安さの裏には必ず理由があります。この記事では、中古レッツノートが安い理由と、購入する際の注意点を詳しく解説していきます。

中古レッツノートが安い理由

企業から大量に放出されるリース品

レッツノートは軽量で頑丈なことから、外回りの多い企業でとても人気があります。多くの企業では3〜5年のリース契約でこれらのパソコンを導入しています。リース期間が終わると、一気に大量のレッツノートが中古市場に流れ込むんです。

Amazonなどで格安レッツノートを販売している業者は、こういったリース品を買い取り、SSDやメモリを換装したり、OSを入れ替えたりして再販しています。供給が増えるため、1台あたりの価格が下がるという仕組みです。これが中古レッツノートの安さの最大の理由といえるでしょう。

 

 

 

Windows 11に対応していないことも

中古レッツノートが安い理由の一つに、Windows 11のシステム要件を満たしていないケースが多いことも挙げられます。Windows 11は基本的に第8世代以降のCPUを搭載したパソコンでの使用が推奨されています。

多くの中古レッツノートは第7世代以前のCPUを搭載しているため、公式にはWindows 11にアップグレードできません。最新OSを使いたい人にとっては選択肢から外れてしまうわけです。

とはいえ、「Windows 10の方が操作しやすい」という人も多いので、むしろメリットと感じる方もいるかもしれませんね。ただし、セキュリティ面では注意が必要です。

発売から時間が経っている

現在中古市場に出回っているレッツノートSZシリーズの多くは、2016〜18年頃に発売されたモデルです。つまり、最低でも6〜8年前のパソコンということになります。最新モデルと比べるとスペック的に見劣りするのは当然ですよね。

「軽量」「頑丈」「バッテリー持ちが良い」という特徴は健在ですが、単純に古いモデルというだけで市場価値が下がっているのです。

ただ、レッツノートでゲームをする人はほとんどいないでしょうし、普通の文書作成や軽いプログラミング、Excelの操作程度なら第6世代のCPUでも十分動きます。ただし、メモリは最低でも8GB、できれば16GBあるとより快適に使えますよ。

メモリの増設が難しい

SZシリーズのメモリは8GBに固定されていて、簡単に増設できない仕様になっています。普段使いなら問題ありませんが、動画編集やゲームなど重い作業には向いていません。「メモリを増やして使いたい」という人には不向きなため、その分価格が下がっているんですね。

ただし、SZシリーズ以外でメモリ増設可能なモデルもあるので、それらは狙い目かもしれません。メモリ8GBの範囲内で作業するなら、SZシリーズでも十分使えます。

 

オフィスソフトが付属していない

中古のレッツノートには、MicrosoftのExcelやWordなどのOfficeソフトが付属していないことが多いです。仕事や学校でOfficeが必要な場合は別途購入が必要になります。Office自体が3万円程度するので、中古パソコンに入れると価格に見合わなくなってしまうんですね。

ただし、最近はWPS Office 2(約4,000円)やGoogleドキュメント(基本無料)などの互換製品もあります。これらを使えば、オフィスソフトがなくても十分対応できますよ。

中古レッツノートを買うなら第8世代以降がおすすめ

中古レッツノートを購入するなら、第8世代以降のCPUを搭載したモデルを選ぶことをおすすめします。理由を見ていきましょう。

Windows 11に対応している

前述の通り、第8世代以降のCPUを搭載したモデルはWindows 11の公式サポート対象です。これからWindows 10のサポートが終了し、Windows 11へ移行するのは明らかなので、長く使うことを考えると第8世代以降を選ぶべきでしょう。

CPUの世代は型番でわかります。例えば「Intel Core i5-7200U」なら、「7」が第7世代を表しています。セキュリティの観点からも、第8世代以降でWindows 11搭載モデルを選ぶと安心です。

CPU性能が大幅に向上している

パソコンのCPUは世代が変わるごとに性能がアップしています。特に第7世代から第8世代への変化は大きく、コア数とスレッド数が2倍になりました。

  • 第7世代(Core i5-7300U):2コア4スレッド
  • 第8世代(Core i5-8250U):4コア8スレッド

ベンチマークスコアでも約1.5〜2倍の差があり、体感できるほどの性能差があります。最近のソフトは必要な性能も上がる傾向にあるので、少しでも新しい世代のCPUを選ぶのが賢明です。

 

バッテリーの劣化が少ない可能性が高い

レッツノートは軽量でコンパクトなので、外出先で使うことを想定して作られています。そうなるとバッテリー持ちが重要になりますよね。

中古パソコンの場合、バッテリーがほとんど持たないものが届く可能性もあります。古い型番ほど発売から時間が経っているため、バッテリー劣化の可能性も高くなります。また、企業で酷使されたリース品の場合はなおさらです。

バッテリー交換ができるモデルもありますが、「バッテリーが持たない…」という事態を避けるためにも、なるべく新しい世代のレッツノートを選ぶのがベストですね。

USBタイプC充電対応モデルがある

中古レッツノートの一部には、USBタイプCで充電できるモデルもあります。ただし、PD充電(USB Power Delivery)に対応した充電器とケーブルが必要です。

専用のACアダプターを持ち歩かなくても充電できるのは、外出時にとても便利ですよね。軽量ノートPCを求めている人にとっては大きなメリットです。

中古レッツノート購入時の注意点

中古レッツノートを買う際は、以下の点に注意しましょう。

CPU世代をしっかり確認

第7世代と第8世代のCPUが混在している状況です。長く使うなら第8世代以降を選びましょう。Windows 11への対応を考えると、第8世代以降がおすすめです。

バッテリー持ちを確認

レッツノートを常時アダプター接続して使うのでは本末転倒です。可能であれば、バッテリーがどのくらい持つのか、交換バッテリーに対応しているかも確認しましょう。

 

メモリ・ストレージ容量を確認

最低でもメモリは8GB搭載モデルを選びましょう。レッツノートはメモリを後付けできないタイプが多いので注意が必要です。ストレージについては、クラウドストレージを活用するなら256GBでも十分です。

外装の状態をチェック

オンラインで購入する場合は難しいですが、可能であれば外装もチェックしましょう。特に液晶とキーボードの間のヒンジ部分が弱っていると、使用に問題が出る可能性があります。キーボードやホイールパッドの動作も確認できるとベストです。

付属品の有無を確認

純正アダプターが付属しているか、Officeソフトは入っているかなど、付属品も確認しましょう。互換品のアダプターだと本来の性能を発揮できない可能性もあります。

保証や返品ポリシーを確認

中古PCは保証期間が短いことが多いです。初期不良の場合の返品ポリシーや保証期間をしっかり確認しましょう。ジャンク品や訳アリ品は避けた方が無難です。

まとめ

中古レッツノートが安い理由は、企業のリース落ち品が大量に流通していること、発売から年数が経っていること、Windows 11に非対応のモデルが多いこと、メモリ増設が難しいこと、Officeソフトが付属していないことなどが挙げられます。

購入するなら第8世代以降のCPUを搭載したモデルを選び、バッテリー状態やメモリ容量、外装の状態、付属品、保証内容などをしっかり確認しましょう。

安さだけで選ぶと失敗することもありますが、しっかり選べば軽量で頑丈、バッテリー持ちも良いレッツノートを格安で手に入れることができます。ネットサーフィンや資料作成用に使いたい方、安くて軽いノートPCを探している方にとっては、とてもコスパの良い選択肢になりますよ。