今回は気になったシェア畑と区民農園・市民農園の使い勝手について徹底調査してみました。
シェア畑も区民農園・市民農園も、都市生活者が趣味等として野菜や花を育てるための小面積の農地です。
特に自治体が運営しているものを区民農園・市民農園と呼ぶことがあります。
どちらも比較的小規模な農地を、非営利目的で都市生活者に貸し付けるものですが、それぞれ優れている点があります。
シェア畑の方が区民農園・市民農園より優れていると思われる点
シェア畑は民間企業株式会社アグリメディアが運営する、畑のレンタルサービスです。
民間企業が運営しているので、ただ畑を貸すだけでなく、施設やサービスが充実しています。
シェア畑は手ぶらで行ける
季節ごとの野菜の種や苗ばかりか、農具や農業資材も揃えられているので、シェア畑は手ぶらでいっても畑仕事を楽しむことができます。
クワやスコップのような重いものだけでなく、鎌や剪定ばさみなど持ち運びが難しいもの、意外にかさばる支柱や防虫ネットなど、一切合切が用意されています。
中でもありがたいのが肥料です。
肥料は持ち運びも大変ですが、保管がもっと大変です。
虫が寄ってきたり、ひどい臭いがしたり、家の中に入れたくないものです。
実際に肥料を扱うと、農家が軽トラックを使っている理由の一つがわかります。
この厄介な肥料が現地で用意されているのはとてもありがたいです。
シェア畑は危機的状況にも対応
シェア畑では休憩スペースやトイレが備えられています。
真夏や真冬の休憩スペースのありがたさは、使ってみればわかります。
特に最近の真夏の暑さは異常ですから、命にかかわりかねないものです。
トイレのありがたさも経験者ならわかっていただけると思います。
区民農園や市民農園ではトイレがないこともあるので、奥の方で…なんてことも実際にあります。
する方も見つけてしまった方も嫌なものです。
シェア畑は失敗なし
また、野菜作りのサポートのため菜園アドバイザーがいるなど、初心者でも失敗なく無農薬野菜を育てるためのサービスが充実しています。
特に初心者にとっては、実地にアドバイスしてくれるのは本当に助かります。
一人でやっていると、切ってはいけないところを切ってしまったり、摘んではいけない実を摘んでしまったり、つまらない失敗を必ずします。
そんな失敗を防ぐことができますから、ありがたいサービスです。
シェア畑は抽選なしですぐにはじめられる
さらに、シェア畑は区画に空きさえあれば、野菜づくりをはじめたいと思ったらすぐにはじめられる点でも優れています。
区民農園・市民農園は通常1年に1回しか募集しないので、募集時期を外してしまうと次の募集まで待たなくてはなりません。
また応募者が多い時には抽選になるので、必ずしも借りられるわけでもありません。
しかも役所の都合で利用期限が1~2月になっているので、作付けできないものも出てきます。
例えば、本州では冬の玉ねぎがちょうどいいタイミングで作れません。
あとイチゴが間に合わないのも嫌ですね。
区民農園・市民農園がシェア畑の方より優れていると思われる点
間違いなく価格面と広さで区民農園・市民農園がシェア畑の方より優れています。
世田谷区の場合、1年11カ月間、約15㎡の農地を22,080円(平成31年3月)で利用できます。
価格面ではシェア畑とは大きな差があります。
区民農園・市民農園の広さも優れています。
というのも、夏にトウモロコシを作ろうとすると、最低でも2列10本以上で2㎡はほしいので、シェア畑では難しくなります。
15㎡あればトウモロコシを作っても、トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、えだまめ、サツマイモ、インゲン、カボチャ、オクラくらいは作れそうです。
お金さえあればシェア畑でもいけるのでしょうが…。
安心して野菜を育てられるシェア畑がおすすめ
シェア畑と区民農園・市民農園では、サービス面でシェア畑が、価格面で区民農園・市民農園が、それぞれ優れています。
区民農園・市民農園の安さは魅力ですが、もう少しお金を出せるのであれば野菜を安心して育てられるシェア畑をおすすめします。
というのも区民農園・市民農園には目に見えないコストとリスクがあるからです。
区民農園・市民農園にはいろいろな利用者がいて、場合によってはトラブルになることもあります。
隣の区画が熱心な人とは限りません。
抽選に当たったものの、一度も農園に来ない人もいます。
自然農法をやるといって、雑草の種を播いたきり来なくなる人もいます。
荒れた区画の隣は悲惨で、雑草、害虫、病気など対応だけで精一杯です。
公式のアドバイザーはめったにきませんが、自称アドバイザーは結構います。
アドバイスをくれるのはいいのですが、偏った意見だったり、聞かないと怒りだしたり、ひどい場合にはおかしな噂を流されたりもします。
道具や資材を置いておくと、なくなっていることもあります。
肥料や支柱は結構やられます。
こうした面倒事に役所が表に出てくれることはほとんどありません。
結局は泣き寝入りです。
区民農園・市民農園はギャンブル要素があって、当たり外れが大きいのです。
いい人に囲まれると、本当に楽しい農業生活ができるのですが、外れると本当に大変です。
シェア畑ならトラブルは未然に防止してくれます。
サービス業なので問題を放っておくようなことはありませんから、シェア畑利用者は安心して野菜づくりに取り組めます。
お金のことがあるので強くおすすめはできませんが、もう少しのお金が何とかなるのであれば、シェア畑をおすすめします。
家族旅行1回分で安心して無農薬野菜づくりを経験できます。
シェア畑は駅近くにも結構ありますから、見学に行ってみてはいかがでしょうか。
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桜新町や下高井戸が駅から近くて便利ですよ。



