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所得乗数の効果について復習中です
所得乗数とは、
企業の投資や政府の公共投資が国民所得の増加になる
その効果は、経済活動の規模により、その変化額の乗数倍だけ向上する
所得乗数を使って
国内純生産の水準を押し上げる経済効果を見たり
国民所得の水準を押し上げる効果を見ることができる
これらの効果は設備投資と輸出で100%決まる
それは、限界消費性向から分かる
限界消費性向とは、1万円所得が増加したら、消費が何万円になるか
その不等式
所得乗数=1/(1-限界消費性向)>1
計算してみると
限界消費性向0.8の場合
1÷(1-0.8)>1
=1÷(0.2)>1
=5>1
限界消費性向が0.2の場合
1÷(1-0.2)>1
=1÷(0.8)>1
=1.25>1
確かに![]()
限界消費性向の値が大きくなるにしたがって
所得乗数の値が大きくなる
逆は小さくなることが分かった
輸入の場合は
所得乗数=1/(1-限界消費性向+輸入性向)
限界消費性向0,8の場合
輸入性向0,05の場合
1÷(1-0.8+0.05)
=1÷(1-0.85)
=4
輸入による効果は
分母が輸入性向の分だけ大きくなるので
その分、分数全体の値は小さくなってしまう
以上、上記は、教科書的に 「所得乗数は1より大きい」 となっているが・・・・
実際には・・・
輸入や輸出が国民の所得増加にどうかかわるか![]()
輸入や輸出があることは、新たな需要の発生になるが
一部が国外に漏れ出してしまい、その分の所得増加が抑制される
(言い換えれば、その分は外国人の所得になる)
同じように政府支出も効果があるらしいが・・・・・
日本の都道府県の所得乗数の値でも 1 を超えている地域はなく
思ったような効果は見込めないそうです (ノ_-。)
4月からの月謝のUPがあっても
momの時給は4年間変わらず同じ (◎`ε´◎ )
国民所得の増加については
教科書通りにいかない現実がある![]()