
知ってる人なら誰でも知っていることで有名な、秋田の竿燈まつりです。
実はおいら、この祭りをガイドブックなどの写真で見て、ただたくさんの竿燈を
ずらりと立てて、道路を練り歩く地味な祭りだと思ってました。
さあ、祭りが始まる1時間前にもなると、いろんな学校や企業、町内会などの
竿燈が、それぞれ所定の待機場所に集まり出します。
おお、今でも明かりはロウソクを使うんだね~。

有名な祭りの中には、朝から場所取りをしないといい場所で見られないものもあると
いう中で、祭り開始まで1時間を切ってから到着したのに、一番前の特等席が普通に
空いてました。
なんか、開始までの待ち時間に、ちょっとしたイベントをする祭りって多いですね。
ここでは流し踊りをやってました。
「祭り自体が地味なんだから、余興くらいもう少し派手にすればいいのに」
ええ、この時はまだそう思ってました。

さあ、開始時間になり、遠くの方から竿燈たちの御入場です。
笛や太鼓の囃子に乗って、ゆっくりと歩いてきました。
ああ、このロウソクの感じがいいね~。
発電機を積んで、電球の明かりに変わってしまったねぷたとは、風情が違います。
昔はあっちもロウソクだったらしいんですけどね。

お、おいらの目の前が所定の位置になったのは、どうやらこのチームのようです。
で、まあ仕方ないと言えば仕方ないですが、スタート前に必ずある儀式があれです。
そう、偉いサンたちのご挨拶。
市長、知事、実行委員長だかなんだか。
みんな、なんであんなに挨拶が好きなんでしょうね?

ここで場内アナウンスが入ります。
「竿燈がお客様に向かって倒れてくる場合がありますので、十分にお気をつけください」
はあ? 何を言ってるんだ君は?
その疑問は、祭りの開始とともにすぐに解消されることになります。
開始のアナウンスとともに、一斉に立ち上がる竿燈。
おお!! 思ってたよりもずっと見事だ!!!
そして、「どっこいしょ、どっこいしょ」の掛け声とともに・・・。
「えええっ?」

片手に乗せてバランスを取ってる人。
肩や腰に乗せてバランスを取ってる人。
おお、額に乗せてる人もいるよ!
ぶはっ!股間に立ててる人までいるし!!!
ごめんなさい、最後のは嘘です。

そうなんです、この祭りって竿燈でバランスを取ってその技を披露する祭りなのです。
片手に乗せる場合はともかく、基本的に両手を離してバランスを取るので、ちょっと
バランスが崩れると、竿燈が大きく揺れて、中には危なっかしい人もいます。
で、やはり、実際に倒してしまう人もいるんですよ。
ああ、あのアナウンスはこれのことだったのね。

短い竿を少しづつ継ぎ足して、竿燈はどんどん高くなっていきます。
笛や太鼓の演奏にも力が入り、なんかね、もう想像してたのとは全く違う、迫力満点の
祭りなんですよ。
あそれっ、どっこいしょ~、どっこいしょ~!
ちょ、竿を継ぎ足しすぎて、今にも折れそうなくらい大きくしなっている人もいます。
何が君をそこまでさせるんだ!
これが祭りだからさ。

額に乗せてる人、なんか痛そうです。
大通りの中央分離帯を挟んで、両側で祭りが行われているんですが、その中央分離帯に
沿ってベンチを並べて有料観覧席になってるんですよ。
一見間近で見られるいい場所のような気もしますが、普通に歩道沿いで見ても近さは
そんなに変わりません。
むしろ、分離帯の向こう側まで視界に入る分、歩道の方がよっぽどいい気がします。

15分くらいすると、いったん演技が終了して、場所をローテーションするんですね。
合計3回やって、一日ぶんが終了します。
その移動中の竿燈を撮ろうと、流し撮りにチャレンジする無謀なおいら。
かなりのスローシャッターで、歩くようなゆっくり動いてるものを流し撮りって、普通は
かなり無茶なんですけど、案外ちゃんと写ってて、自分が一番びっくりです。

ローテーションが終わると、再び開始のアナウンスとともに、竿燈がいっせいに
立ち上がります。
会場の大通りは、ずっと向こうまで竿燈で埋め尽くされています。
なんか200本くらい出てるって言ってたような。

3回目の時に、場所を移動して一枚撮ってみました。
ここが会場の一番の端っこということになります。
ああ、そう言えばパンフレットの写真って、こんな感じでもう少し上から撮った写真
だったかも?
これじゃあ、この祭りがどんな祭りかなんて、見たってわからないですよね~。
竿燈ってロウソクの明かりなので、実際はものすごく暗くて、写真を撮るにはかなり
厳しい条件なんですよ。
三脚がないとまず無理で、三脚を使ってもかなりきつかったです。
厳しい条件なんですよ。
三脚がないとまず無理で、三脚を使ってもかなりきつかったです。