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旧式

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バイク(原チャリ)で走ってて、なんとも不運な事故。
海岸沿いを気持ちよく走ってたら、何かがドンと胸にぶつかってきた。
次の瞬間、胸に走る激痛。
ふと胸を見てみると、そこには黄色と黒の縞々の、怖い顔をしたあいつが!
「キャーーーーーーーーーー!!!!!」
慌てて払いのけるおいら。

そりゃね、撮影中とかに出会ったら、対処のしかたってものもあるんですけどね、
なにしろ今回は、こっちがいきなりフライングボディアタックをしかけたような
形だったっわけです。
あ、この場合はフライングしてるやつにボディアタックかな。
いや、そんなことはどうでもいいんですけど、いきなりぶつかったものだから、
向こうはもう、なんのためらいもなく反撃してきたわけですよ。

もうこっちとしてはこれ、交通事故以外の何ものでもありません。
まあ、向こうとしては航空事故なんでしょうけど。

慌ててバイクを降りて、シャツをめくってみると、右のちくび(はあと)のすぐ
下あたりに小さな穴らしきもの。
少しでも毒を出そうと絞ります。
はい、はたから見るとまんま乳搾りです。
「さあぼうや、いまからおっぱいをあげるからね」
なんて気分で絞ります。
でも実際は必死です。
いくらか血の混じった汁のようなものは出てきましたけど、そういえば蜂に刺された
ときって絞っちゃだめなんだっけ?

とにかくその場所が、田舎の中でもチャンピオンクラスの素敵な田舎。
小さな集落があるだけで、あとはな~~んにもありません。
帰るにしても、3時間以上はかかるんです。
山とかならともかく、なんでこんな漁港のそばで・・・。

一時間ほど走って、やっとドラッグストアを見つけました。
レジにいたおばあちゃんに事情を話し、言われるがままにアンモニア水とでっかい
綿棒を買いました。
で、言われた通りに塗ったんですけど、塗った後で箱の説明を見てみたら。
「水で5~10倍に薄めてお使いください」

おい!!!!!

アンモニアの香ばしい臭いをプンプンさせながら帰りますた。

ああ、刺されたところが腫れて、巨乳になったらどうしましょう!
なんて心配しましたが、10センチくらいの範囲が赤くなっただけで、腫れることは
ありませんでした。
「ちっ」

それにしても痛いのは、刺された痛みよりもむしろ、ついにおいらも
「過去に蜂に刺されたことがある人」の仲間入りをしてしまったことです。
写真を撮る人にとって、この属性がついちゃったことは大きいですよね~。
ま、細かいことを気にするとはげるので、気にしないことにします。

そして残されたのが、100mlもの大量のアンモニア水。
10倍に薄めたらなんと1リットルぶん・・・。
こんなもん、普通は使うことないでしょ?
どうすんのさ、この量。
臭いを嗅いでハアハアでもしろっての?
目薬くらいの小さな容器で売って欲しいです。