写楽ブログ 映像制作/音声制作 -9ページ目

写楽ブログ 映像制作/音声制作

大阪の映像制作会社 株式会社 写楽の社長 木内の気ままなブログです。
株式会社 写楽 https://www.sha-raku.co.jp

さて、おかげさまで超忙しい日々が続いています。
なんと、あっという間に1ヶ月以上更新していませんでした。

…ギョーム連絡
編集をお待ちの皆様。もうちょっと待っててください…。納期は大丈夫だと思います。。編集機が4台ともレンダリング中でちょっと暇が出来たのでブログを書いておりますです。



今日はレンズのマニュアルズームのねばりです。

弊社で使っているENGカメラでは、以前はキヤノンの放送用や業務用レンズを使っていましたが、現在はフジノンのショートズームレンズ(13倍)を使うことがとても多くなっています。

どのENGレンズもマニュアルズームにはねばりというか適度なトルクがあってマニュアルでのスローズームも問題ないのですが、最近よく使うハンドヘルドのパナソニックのAG-HMC155では、標準状態ではマニュアルズームリングがスカスカで、滑らかなマニュアルズームには期待できませんでした。

HMC155ではHVX200よりもさらに軽くてスカスカなんですよね。
(まるでIF化以降のキヤ○ンの業務用レンズのような…)

先日、とある撮影でHMC155のスカスカのマニュアルズームに嫌気がさしたので(笑)、他社のグリス(樹脂用)を調達して塗り替える事にしました。
(実は2度目で、以前塗り替えたものより粘性の高いグリスです)

事前に、他にやっている人はいないもんかなあと思って海外型番のAG-HMC150や151でもかなり検索してみたんですが、これまた実例は見つけられませんでした。


まず、レンズ前面の円形のプレート(ネジ2つ)を外し、マニュアルフォーカスリング(ネジ4つ)、中間リング(ネジ3つ)、マニュアルズームリングの順に外していきます。

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(フォーカスリングまで外したところ)

この際、フォーカスリングとズームリングの間にある部品についているフレキシワイヤー(フォーカスリングの回転検知センサー用)を切らないように注意が必要です。(写真左)
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このフレキは基板直付けでとても短く、回転検知センサーの基板もなかなか外せそうになかったので、上の写真のように外さないままで慎重に作業を進めていきました。

それから、上の写真ではグリスがモリモリになっていますが、これは一度試し塗りしてどのように広がるかを確認している時の状況で、この後、余分なグリスは除去しています。


と言うわけで、キヤ○ンの業務用レンズのようにスカスカだったHMC155のマニュアルズームリングに適度な粘性をつけることができました。現在の重さは、例えて言うならばZ1Jと同等か、ほんの少しだけZ1JやZ5Jよりは重い感じです。

マニュアルのズームリングがついていても実際のレンズ駆動がサーボになっているZ1JやZ5J、キヤノンの業務用HDVカメラでは、ズーム開始と停止がどうしても機械的になってしまい、超スローズームにも対応できませんが、HMC155のカム式のマニュアルズームに適度な粘性が備われば、あとはカメラマン次第です!?

レンズ自体は分解せず、周囲のフォーカスリングとズームリングをいったん外すだけですので、光学的な影響は皆無。また、フォーカスリングはセンサーによる回転検知なので、位置あわせは不要です。

以前、J13x9を分解してマクロ域までフォーカスできるように改造した時は、ろくに確認せずに分解してしまったので、フォーカスの位置あわせ(ギアの噛むところ)をあわせるのに苦労しました…。
(ENGレンズではプロクサーを付けるよりM.O.D.を短く改造したレンズのほうがマクロ撮影の画質は良好です。マクロ域では不可能なズームの使用も可)


「レンズがスカスカでも気合でなんとかする」と仰る方もいらっしゃいますが、ダメな三脚とスカスカズームだけはカメラマンの力量ではカバーしきれないと思います。下手に見えたり雑に見えたり…。
VFや9インチ、編集室の大きくないモニターでは微小に見える揺れやムラでも、HD化に伴って家庭や上映など最終的に見られる画面は大きくなる一方ですから、今まで以上に配慮が必要ですね。

私もVP、OAなどなどカメラマンとしてENGカメラを数千時間回してますが、もし私自身の力量のせいでヘタだと思われたとしたら仕方ないですけど(涙)、機材の問題で「ヘタ」「雑」と思われるのは困ります。
やっぱり、家庭用ビデオカメラ用のスカスカな三脚は絶対使わないのに、レンズはスカスカでも良いってことはないですよね(笑)

IFになってから、キヤ○ンさんは放送用も標準状態だとかなり軽いズーム・フォーカスになってますが、あれも軽すぎますよね。重くすると高速なサーボ駆動が出来なくなるというような話を聞いた事がありますが、ENGレンズをサーボオンリーでスタジオ仕様にして使う例は少ないと思いますし、カメラマンとしてはENGレンズでサーボを使うのはスローズームくらいですから、サーボではスローズームの他には全域を2~3秒程度でズームできる速度があればまず問題ないと思うのは私だけでしょうか?

私の周囲では、ズームは軽めが好きだというカメラマンはいますが、スカスカズームが良いというカメラマンは一人もいません。また、フォーカスリングも軽すぎるとちょっと指が触れただけで動いてしまうので良くないですね。特に望遠時は致命的です。
たとえば、1mから10m程度へ最速でフォーカシングする場合、軽くても多少重くても(分かりやすく言えばキヤ○ンIFとフジ○ンIF)所要時間はほとんど変わりがないですから(実撮影のサンプルで確認すると8~15フレ程度)、フォーカスも回転の軽さにメリットはほとんどないと思います。

同じキヤ○ンさんでもシネレンズのねばりは良いのになぁ…。スカスカ仕様はリモート(フルサーボ)でENGレンズを使う場合か、バラエティ番組なんかでスカスカズームを求める方だけの専用仕様にしてほしいですね。
レンズ性能の進歩もありますが、主にスカスカと軽さを嫌って常用のENGレンズをフジノンに移行したプロダクションさんもいくつか知っています。

話は逸れますが、スイッシュパンで振り回すようなカメラワークって、タイミングが良いカメラマンだとまだ見ていられますけど、下手な人が真似してやってるだけだと、(つい仕事目線で見てしまうと)制作的にも技術的にもぜんぶ使えない素材だし、見ていてとても疲れますね。 うちの家族はチャネル変えちゃいます。



それから、HMC155のワイドアタッチが届きました。国内で買うと8万円弱ですが、円高の影響もあって海外から買うと送料と国内消費税を入れても半額以下でした。IDXのバッテリーも150ドルほど。

ノーマルの最広角(135換算 f=28mm)
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x0.6倍のワイドアタッチ(135換算 f≒17mm)
Century Precision Optics .6X WA HD ADAPTER f/AG170/150
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(左右の黒線はブログ用のリサイズで乗っちゃいました。元素材には縦線は入ってないです)

0.6倍なのでけっこう歪みはありますが、実景ではそれほどひどくは感じられません。ケラレも皆無で周辺ボケもほとんど感じられません。
専用のワイドアタッチなのでねじ込みではなくフード取り付けと同様に装着できます。

ENGでショートズームを日常的に使っているので、135換算の28mmでは屋内だと狭く感じることが多かったんですが、全景ショットが欲しい時などに便利になりました。 (ワイドコンバージョンではなくワイドアタッチなので常用はしません)

ズーム域としては最広角の3.9mmから22mmあたりまで使えますが、ワイドアタッチなので焦点距離の変動があるため、(AFだとサーボズーム程度の速度まではなんとか追従してはきますが)連続的なズーム動作は基本的にはNGです。
絞り込めば22mmを少し越えても合焦はしますが、周辺が流れます。

それと、固定方法がないので無理やりですが、このワイドアタッチを前後逆さまに付けると、なんちゃって円周魚眼ふうに撮れます。180度は写りませんが、効果として面白いですね。
最近忙しくてなかなか更新できていません。。

短い技術ネタをひとつ。


昨日、注目を集めたこちら(警視庁湾岸署前)
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地面に立ち位置を示す「T」字のガムテが貼ってあったり、警察署前とは思えない対応でしたね。

幹事社なのか、一人だけ音声さんが近くにいたはずなのに「ずいぶん声が遠いなあ」「変な音質のオフだなあ」と思っていたら、マイクの向きが…。なんという…。
長さからしてMKH816かMKH70だと思いますが、この向きでは…。各局見てみましたが、この場所でのコメントはオンマイクの局は無かったようです。

たしかに、マイクブームの先にガンマイクを付けていると角度によってはマイクの向いている方向が見えにくいことが時々あります。
マイクを向けているつもりがあさっての方向を向いているというのは新人の音声さんがやってしまっているのをたまーに見かけますが、これだけ外しているのはさすがにはじめて見ました。

個人的な経験では、長めのマイクブームの場合など、変に角度をつけずマイクブームに対してマイクを直角90度とかにしておいたほうが判断しやすい場合があります。あとは音をよく聞くことです。


この後の記者会見(SM58S手持ち)のほうでは各局で同じ分配元から音声受けしていたようですが、局によってはヒスノイズが大きかったり、全体的に小さくてハイがなくて聞きづらかったり色々でした。
卓上置きのSM63の音量を上げまくって周囲の音がやかましすぎるのもよくありませんが、ライン受けの手持ちマイクの音だけではボソボソ声だけで臨場感が無さすぎでしたね。

現場としてはスイッチゲインのロケミキサーでラインを受けていたら上げきりで仕方なかったとしても、入中なんだから受けサブでレベルなりコンプなりEQなり聞こえやすく調整すれば良いのに…、と思って見ていました。手持ちのSM58はだいたいお決まりのEQをかければ、すぐに聞きやすくてコンプで持ち上げもしやすい音になるんですけどね。
テレビを見ていた一般の方も聞こえにくいと感じていた方が多かったのではないでしょうか。
もしかすると数が多くてライン分配しきれずPAスピーカーのコーン狙いだったかもしれませんが、それにしてももうちょっとなんとかならんもんかという音質でしたね。


以前もブログに書きましたが、「家庭での視聴音量」(リンク参照)は確実にサブのそれより小さいわけですから、(常にやかましいのは問題外ですが)こういう時はしっかり調整してくれないと聞こえません。

リモコンを手にとって音量を上げる方もいれば、「他局もやってるのかな、もっとマシな(聞こえやすい)局は…」とチャンネルを変えるきっかけにもなってしまいます。
最近忙しすぎて更新できていなかったので軽いネタを1つ。

盆明け、スタジオ撮りに「念のため」で波形モニター(ラスタライザー)を持っていったら、数日前までずっと使っていたのに電源が入らなくなってました…。(泣)

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うちの会社では持ち出し用には外部のモニターテレビに波形を表示する、軽くて持って行きやすいラスタライザーというのを使っています。
以前は同じ機種が複数あったのですが、HD化を控えて余剰分は処分してしまいました。

波形モニターが壊れた時、撮影自体はほぼ固定でのカット撮りだけだったので、カメラのゼブラ表示の輝度設定を何度か変えて顔や背景の輝度を確認しつつ…で事なきを得ましたが、持ち出し用の波形モニターが無いのは困ります。


最近、一部の液晶(ピクチャー)モニターでは簡易波形表示機能が付いているものもありますが、拡大も調整もできず、(多くでは)ベクトル表示もできないので、液晶画面の輝度の再現性の悪さを補う程度。撮影時の細かな調整用としては力不足です。
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最新機種でも、10インチ程度ではHRのCRTを越える液晶は無いですね。最近まで、各社の最高グレードの小型液晶モニターは某一社の同じパネルでしたし。
液晶の場合、基本的にD93、D65の切り替えもLCDパネルの部分でシミュレートしているだけですから、白だけは何となく合ったとしても、色に関しては正確性に欠けるんですよね…。

液晶にはもっともっと進歩して欲しいと願いつつ(笑)、故障したラスタライザーのメーカーに電話してみると…
「故障内容を問わず標準修理で10万円です」との事。

(私の心の声)
「どひゃー。中古の5850と5860のセットだったら3セットくらい買えるじゃん…」

うちの会社ではもっと高級な(笑)一般的なブラウン管式の波形モニターもあるんですが、重さは15kg以上…。やっぱり持ち出し用としては軽くて便利なラスタライザー(1kgくらい)を使いたい…。


以前、他社の波形モニターが故障した際、中を見たら電源部のヒューズが飛んでいたことがあって、「何か異常があるんならヒューズ交換だけしても良くないな。ちゃんとメーカー修理に出して見てもらおう。」と思ってメーカー修理に出したら、「ヒューズ交換しました」だけで5万円。
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(写真と内容は関係ありません..)

修理報告書を見て「えー?」と思って確認したら、やっぱり他のチェックは一切何もしてくれてない…、という事があったので、今回は自分で修理できないか見てみる事にしました。

いまさらですが、ヒューズ交換だけなら自分でやれば100円で済んだのに…
代理店がだいぶ上乗せしたのかもしれませんが、その後、そのメーカーの製品はうちでも買わず、システム構築をする際にも選ばなくなりました…。


さて、今回故障したラスタライザーですが、校正も最近で、それまでは何の問題もなく正常だったので…
まずは電源ユニットのヒューズを…。 切れてない…。 ふむ。
というわけで次に電源ユニットの出力電圧を…。 出てない。 おお。

正常に使えていたとき、通電した瞬間に電源ユニットからわずかな音が出ていたのが、故障してからは聞こえなくなっていたので、「電源ユニットだろうなあ」とは思っていましたが、やっぱりそのようです。

校正や調整を伴う修理であれば私もメーカーに依頼しますが、ユニット交換だけなら誰でもできますから、自己責任ならやっても良いですよね。
このラスタライザーに関してはサービスマニュアルも持っているので自分でも校正できなくはないですけど…。


電源ユニットが別メーカーの汎用品だったので、ネットで探して即注文。
\9,000-弱なり。アジアの某国から一週間で届きました。
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(左が故障したもので、右が新品)

電源ユニットの部分で使われている星ネジのドライバーも買ってきておいたので、早速自分で交換しました。
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はいっ。 ということで修理完了。 正常に動作しています。


大げさな話ですが、これも経費を節約する企業努力の一つだと思います。

うちの会社は映像制作会社・制作技術会社として低価格だけではなく仕事の品質や信頼性をとても重視しているのですが、当然、経費の節約ができれば制作費にも反映しますから、お客様もうちの会社もハッピーなのであります。

選択と集中は重要ですね。
2日ほど他社さんの現場のお手伝い(カメラ)で中国地方に行って来ました。

自宅に帰れたのは夜中の1時過ぎ。帰りの道中、私はちょっと寝ちゃってたんですが、岡山あたりはかなり雨が激しかったですね。

新しく出たソニーの業務用HDカメラ(HXC-100)を初めて使いました。(残念ながら、うちの会社で買ったんではなくて、他社さんの機材です)関西では初の導入例なんだとか。
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1/2インチCCDのXDCAM HDでは感度がF8(2000lx、89.9%反射)と暗く、S/Nもそんなに良くはなかったので、撮影用の照明を足せない条件ではとても大変だったわけですが、HXC-100やHSC-300ではHDW-750などと同様のF10になったので、やっとSDカメラに近い感覚で使えるという感じです。
しかし、放送用のHDCシリーズと比べるとだいぶ安くはなっていますが、それでもHXC-100本体だけで定価は240万円ほど。レンズやCCU、コンパネやケーブルまで含めると1セットでおよそ500万円(定価ベース)になります。
また、このカメラは単独では記録部を持たない中継専用の仕様なので用途は限定されます。
SD時代は目的に合わせて組み合わせが変更できたりしましたが、今回の新しい機種は用途限定だと考えるとまだまだ高いですよね。

先週はVEとして、今回はカメラマンとして初めてこのセットを使ったので取説も見て機能や設定を確認しました。主な特徴ですが、HXC-100は2/3インチCCD、感度がF10(59.94i,2000lx,89.9%反射)です。HDの撮影モードでは1080では59.94iと50i、720では59.94pと50pに対応しており、60p、60i、24p、23.976pには対応していません。
その他、リターンが4系統(SDI/VBS混在可)見られるようになっていて、カメラ本体からもHD-SDIが出力できるほか、ダウンコンも入っていてVBSでも出力できます。プロンプトビデオはVBS専用。また、インカムは4ワイヤー仕様で制作・技術ラインが選択できるほか、PGM AUDが2系統入力できます。インカムは設定次第でクリカムやRTSとも互換性があるようです。
その他、カメラ~CCU間の音声チャネルが2chになっていたりと、放送用(HDCシリーズ)により近い仕様になっていました。

欠点としては、ホワイトセット時もマニュアル時も色温度の数値が表示されなくなったこと。それと、CCU本体に付けられるコンパネでは機能が限定されるので、放送用のような操作項目や操作性をCCU側で求めるのであればRCPシリーズのリモコンが必要です。

また、従来、ソニーのショルダータイプの業務用カメラでは、中を開けてサービスモード(本来はメーカー調整の項目のため説明書には書かれていません)に入るとカラーマトリクスやガンマ、ディテールの細かい設定が調整できて、好みの設定や個体差調整が可能なので私はよく調整していたんですが、DXC-D50やXDCAM HDではそれらの一部の項目がユーザーメニューに加わり、HXC-100ではそれに新しい機能が増えた感じです。機能は満載ですが、一般的な業務ユーザーが数多くの機能を活用できるかは微妙だと思います。価格からして業務用の範疇だと思っていましたが、仕様や機能はほぼ放送用でした。メモステが刺さりますが、従来通り設定値の管理用です。

どうせメモステが刺さるなら、家庭用の機種で使っているエンコーダーを載せたりしてAVCHDででも録画できたら楽しいと思いますが、業務用・放送用でそんなことをしたら他の業務用製品が売れなくなりますから、間違ってもそんな楽しい機能は付かないでしょうね。(笑)
ちなみに、XDCAM HDのカメラでフォーマットしたメモステはフォーマットが異なるのか「カードエラー」を起こしました。XDCAM HD/422ではカメラ自体がリナックスOSで動作しているとの事でしたが、HXCはまた違うんでしょうか。DXC-D50とXDCAMでもメモステは互換性がなかったですね…。


便利なのは、自分のVF上にリターン映像を重ねる機能。
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ミックスカラーやレベルが変更可能でした(今回はモノクロVFですからカラーは関係ありませんけど)。このとき、私は最終的には13%ミックスが最適でした。結果的に常時ONで何ら問題ありませんでしたが、アサインボタンでミックスをON/OFFできるようにも設定しておきました。
万が一の押し間違いが怖かったのでとなりの5600kのアサインボタンはFAN MAX(!)に変えておきました。

ミックスレベルが濃いとわけが分からなくなると思いますが、自分のカメラの映像にほんのわずかにPGMが重なって見えるようにすると、リターンを押さなくても常にPGMの状況が微妙に分かるようになります。(旧HDCのようなVFのPinP機能では、自分の撮っている画の一部が見えなくなるので嫌)

特に、自分のカメラが被写体の動きをフォローしている時など、リターンを長押ししてPGMの状態をしっかり見ることは出来ないので、うっすらと重ねてくれる機能は便利だと感じました。
今回もリターン映像をしっかり見たいときには従来と同様にパン棒につけたスイッチを何百回となく押して見ているわけですが、従来のリターン押しだけでは確認しきれなかった、PGMの映像の状況やカメラの動き、カットの繋がり、フレーミングやサイズのバランスをより認識しやすくなりました。

今回は2カメだったわけですが、自前の小型液晶(三脚に固定)にプロンプトビデオの回線を使って、もう一台のカメラの映像を常に出していました。
これだと自分にタリーが来ている時でももう一台が何を撮っているかチラ見できるので、繋がりも考えたカメラワークができたと思います。
(最初はリターン2で別カメラの映像を見ていたんですが、レンズリモートにリターン2のボタンがなくてカメラ前のRECボタンにアサインしていて、レンズに手がかかっていると押せなかったのでプロンプトビデオで外部のモニターに出しました。もう一台のカメラのVBSから直接繋がなかった理由は、長いBNCケーブルが無かったのと、年上のカメラマンのカメラから直接ケーブルを繋いでモニターを自分の手元に置くというのを遠慮したかったからです…)

事故やミスの無い確実なオペレーションが出来るのは当然として、新しい機能も活用してこそ、全体的な質の向上にも繋がりますよね。

話は長くなりましたが、カメラはけっこうS/Nも良くて好印象でした。局でもHDCは高すぎるから買えない(買わない)という話は聞かれましたが、今後、地方などでは地上波局でもHXCやHSCシリーズを中継・スタジオ用として導入する例が出てくるかもしれないですね。使用可能なトライの長さがHSCで900m、HXCで600mとの事ですが、この部分が問題にならなければ、またHSCは箱レンズのアダプター(操作性が違いますが、ELH-xx-xxなどレンズメーカーが出しているスタンダードレンズアダプターのほうが安く、1/4くらいの価格ですが)も出ているので88倍、100倍などの高倍率レンズを使用する中継用としても問題なさそうです。
感度の悪い古いHDCより、HSC、HXCの方が良いかも。


出張のお土産は高速道路のサービスエリアで買ったこちらのバウムクーヘン。
お盆ですごい人でした。
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今年のお盆、お仕事のお休みはありませ~ん。(泣)



それから、ついでに書くような事でも無いんですが、のりピーさんの事件は残念でしたね。自分から出頭したのがせめてもの救いだとは思いますが、しっかり反省して、まずは人として立ち直ってほしいですね。

のりピーさんとは一度だけですが、だいぶ前、ある番組の単独取材でお会いしたことがありました。いつお会いしたのか資料をひっくり返してみたら、ちょうど5年前の夏でした。(私はカメラを担当)
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私もロケは数千回行ってますから、はっきり言って憶えていないことのほうが多いんですが、この時のことはよく憶えています。
一度しかお会いしていないので断言はしませんが、その時ののりピーさんはかなりのハードスケジュールで疲れていたにも関わらず、カメラが回っていない時も疲れた表情は見せず、何かの「待ち」が発生しても嫌な顔一つせず、常に笑顔を絶やさない「頑張り屋さん」という印象でした。
それと、周囲に気を遣う静かでおとなしい方だなと感じました。
5年前の話ですけどね。

今回、なぜあんな事になってしまったのかは分かりませんが、今はタレントとしてどうこうと言うよりも、しっかり罰も受けて反省して、まずは人として、「母親」として立ち直ってほしいですね。
さて、今日はヘッドホンの第二段です。

前回はお仕事で最も使用頻度の高い密閉型のヘッドホン(HD25-1,MDR-7506)を紹介しましたが、今回はその他の機種や目的別のおすすめを書きたいと思います。例によってぜんぶ私の個人的な感想です。

さて、テレビ取材のクルーなどがこんなヘッドホン(写真左)を使っているのを見かけた事はありませんか?
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写真左はエレガのDR-631C、写真右はソニーのMDR-Z400と言う機種です。ともに密閉型です。

■DR-631C (エレガ)の特徴
この機種は30年以上前からあったそうですが、今でも販売されています。弊社にあるのは「FUJIKI ELEGA」時代のかなり古いものです。(あるOBから譲り受けました)
そのルックスは某ヘッドホン読本の表紙に描かれたほど独特ですが、音質も非常に独特。ローもハイもばっさりありません。
極めて稀にまあまあ聞けるソースもあるんですが、このヘッドホンで音楽を聞いて「良い音質だ」と感じる方はほとんど居ないと思います。
分かりやすく言うと、電話のような狭帯域の音です。原音とかなり違う音質で鳴ってくれるので、そういった意味では識別用として適しているのかもしれません。

お使いの方からは「声の収録のみに特化しているんですよ」と説明されることがあります。確かに第一、第二フォルマントあたりの特性や解像度は良いと思うのですが、個人的には声のみの収録でももっとローもハイもしっかり確認しておきたいので、ほとんど使いません。また、DR-631Cは音楽鑑賞にもおすすめはしません。

ただ、ベテランミキサーの中にはこのヘッドホンで音楽番組のミックスができる人もいるそうです。

どのヘッドホンを使う場合でも言えるのですが、収録やミックスでヘッドホンを使う時に重要なのは、自分が基準にしているスピーカーと、その時に使っているヘッドホンから聞こえる音の「音質の差」を、普段から聞き比べをしておくことによって、いかに自分の感覚として変換または補正できるかなので、慣れ親しんでいる方ならばDR-631Cでも色々な用途で使えてしまうんでしょうね。
DR-631Cでまともに音楽番組のミックスが出来るとはにわかには信じられませんが、最近のフラットテレビの音の聞こえにくさを再現する一種のシミュレーターとして考えると、最終段階でちょっと聞いてみるのもありかも。


■MDR-Z400(ソニー)の特徴
写真右は1994年頃に購入したソニーのMDR-Z400で、現在は廃盤です。DR-631Cと並んで同じ写真に出ている意味は特にありません。(笑)
ルックスは現行のMDR-Z150やZ300に似ていますが、ヘッドバンドの長さ調整部分がZ150やZ300と違って金属なので、軽く踏んでしまっても破壊しません。音質もZ300やZ500DJより自然だと思います。
MDR-Zシリーズの上位機種のような「大きな最大入力」への対応はできませんが、音質とサイズのバランスが良い機種です。(個人的にヘッドホンで3W入力とかが必要な意味はよく分かりません)

樹脂製のハウジングで中域にクセがありましたが、ゼンハイザーのHD25-1の中身を模して同じような吸音材を詰めたらかなり改善され、「使えるヘッドホン」に変身してしまいました。

少々古い機種ですが、「音が自然で聞きやすい」「軽くて疲れない」と言われて、弊社ではディレクターや監督のモニター用ヘッドホンとして長らく好評です。


さて続いてはこちら
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写真左がオーディオテクニカのATH-M30、写真右がソニーのMDR-CD770です。

■ATH-M30(オーディオテクニカ)の特徴
現行品(2年前に購入)です。密閉型。モニター用として販売されているヘッドホンの中では最も安い価格帯で、実勢価格で\5,000-ほど。
デザイン優先の同価格帯の民生ヘッドホンと比べると、価格対性能はとても良いと思います。
こちらもHD25-1の中身を模して吸音材を詰めたら、アタック感や篭りが改善できました。

しかし、やはりテクニカのクローズドは音楽観賞用としてはクラシックなどには向かず、ジャカジャカ鳴る系に向いている感じ。
ぱっと聞いた感じはATH-SX1の方向性に近い印象を受けますが、ローは違います。同社のPro5、Pro6のように変なところで共振がある篭ったローではありませんが、ATH-M30もローは明らかに出すぎ。

使っているうちにローは減っていきますが、それと共に高域は濁っていきます。価格や品質としては、素材チェック用や予備用として編集室に転がしておくにはちょうど良い感じ。
個人的に嫌いではないんですが、音楽のミックスに使うとスピーカーに切り替えた時にバランスが悪いんです。(たぶん、この機種に慣れていないからだとは思いますが…)


■MDR-CD770(ソニー)の特徴
1997年頃に購入した密閉型。廃盤機種です。価格は1万円ほどでした。
ごく一般的な音楽観賞用のヘッドホンです。
薄めの樹脂製のハウジングなので遮音特性もフラットではありません。ミッドに少しピークがありハイがちょっと耳につきますが、ユニットの口径が大きいのでクラシックの録音用などとしてたまに使ってみたりしていました。外部からの音があり、オープンタイプの大型ヘッドホンだと多少不安になるような時にちょうど良い感じでした。こういうタイプのヘッドホンもたまに収録用として便利に感じる時があります。


続いてはこちら。
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写真左がベイヤーダイナミックのDT811、写真右がゼンハイザーのHD414です。

■DT811(ベイヤー)の特徴
10年ほど前に購入。仕様としては密閉とオープンの中間の「セミオープン」タイプです。有名なゼンハイザーの大口径オープンほどの開放感はありませんが、密閉型ともまた違う印象です。
録音やミックス用としてはまず使わないのですが、ジャズやジャズボーカル、クラシックの観賞用としてはけっこう良いと思います。
ローがちょっと豊か過ぎますがハイが綺麗に落ちるので、~35,000Hzまで再生できるという仕様ながら、ハイが突き刺さらない自然な感じです。
DT811は廃盤ですが、ベイヤーのセミオープンタイプはDT880シリーズが現在も販売されています。

■HD414(ゼンハイザー)の特徴
1990年代後半に販売された、HD414の復刻版です。HD414は世界初のオープンエアータイプとして1967年に発売された機種で、知る人ぞ知る機種。これもまた某ヘッドホン読本の表紙になっているそうです。
見た目はチープですが装着感が良く、自然で聞きやすい音です。ローはあまり出ず軽めですが、オープンタイプで外の音も自然に聞こえるので、ラジオの出演者用や、レコーディングでは演奏者のモニター用としてもよく使用されています。音漏れがマイクにかぶりやすいんですけどね…。
スポンジのイヤーパッドは交換部品が入手しやすいので、今でもよく使っています。
一度、妻に貸してからは、「このヘッドホン良いね」ということで、ほとんど妻専用になっています。

HD414は現在はもう買えないのですが、一度使うと欲しいと仰る方が多くて、譲ってほしいという話もけっこうあったのですが、私も気に入っているので何度かお断りしました。
どうしても欲しい方にはこちら↓のHMD410-6をおすすめしています。(何人か購入され、端子を付けてあげました)
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テレビのスポーツ中継などでアナウンサーや解説者がつけているやつです。

厳密にはHD414ではなく、同じく廃盤のHD410にマイクが付いたヘッドセットだと思われますが、新品で入手できる中では最もHD414に近い機種です。
HD414と比べると、HMD410-6は業務用として販売されているので価格は高いのですが(定価5万)、ラジオDJさんやアーティストさんにはマイクも付いているほうが便利かも。。
HMEはまだマシですがHMDはちょっと鼻声になりますけどね…。

余談ですが、ヘッドウォーンマイクはCOUNTRYMANのISOMAX Headsetがとても良いです。ラジオ時代はよく使いました。(ただ、試しに付けてみたら私の頭には小さすぎてすごく痛かったですけど…)


と言うわけで、色々なヘッドホンをご紹介しましたが、全て私個人の感想ですので参考にはならないかもしれません。ヘッドホンは「慣れ」でも大きく変わるので、音質の感想は人それぞれです。
長い間、HD25-1を越えるヘッドホンを発見できていないので、皆様のおすすめヘッドホンを教えていただけるとうれしいです。

それから、インイヤーのタイプ(カナルタイプ)は、ヘッドホンステレオ用としてソニーの機種をよく使っているのですが、最近流行の海外製品などは試したことがないので良く知りません。こちらも皆様のおすすめヘッドホンを教えていただけるとうれしいです。なんとかリサーチ社のんが良いとか?!

あ、HD25-1Ⅱの事を書くのを忘れました。。
えーと、またVTRのネタはちょっとお休みで、今日はヘッドホンのお話です。

仕事柄ヘッドホンをよく使いますが、ヘッドホンをしているとクライアントさんなどから「おすすめのヘッドホン」を教えてほしいというお話をよく伺います。

十中八九、音楽鑑賞用のヘッドホンをお探しだと思うのですが、私たちが収録現場や編集で使うヘッドホンはどちらか言うとモニター用途向けが多いので、音楽観賞用として使うにはちょっと不便なところもあったりします。
また音楽観賞用のヘッドホンは、音質はもちろんのこと通勤中に使いたい方は音漏れの少なさ、また長時間使いたい方は装着感を第一に選択されたり。それぞれ重視するポイントが違うのでなかなか難しいですね。

しかし、「おすすめはありません」「ご自分でお好きなものを探してください」と言ってしまっては面白くないので、お仕事で使っているヘッドホンではありますが、個人的なおすすめをば。
(音楽観賞用は数が多すぎてよく分かりません…)

まずは弊社の収録現場で最もよく使っているのがこの2つ。
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ゼンハイザーのHD25-1(ドイツ製時代のもの)とソニーのMDR-7506です。

■HD25-1(ゼンハイザー)の特徴  (私個人の感想です)
(ドイツ製時代のHD25-1です)
HD25-1は片耳モニター機能などの特徴から、DJ用などと分類されて販売されていましたが、音量を大きくしなくても音質や解像度が非常に良く、セリフ収録だけではなく様々なジャンルの音楽ミックスにも使えます。

例えばオーケストラで全ての楽器が鳴っている中で特定の楽器の旋律を追えたり、他のヘッドホンではボケてしまうような音でもバランスの良いモニターが出来ます。ノイズやソースの良し悪しもはっきり聞こえてしまいますが、個人的には鑑賞用にも良いと思っています。

装着感は側圧が強めで耳たぶを潰す形になるので、長時間使うと耳が痛くなることがありますが、遮音性能は密閉型ヘッドホンの中でも高いほうです。
ただ、ヘッドホン自体の音質に強いクセがないためか、ライブ会場内などで収録用ミックスを作ったりする場合など、条件によっては外からの音とヘッドホンで鳴っている音の区別が付きにくくなることがあります。そんな時は音量を上げたり、音量を絞りきって外から入ってくる音を聞いたり、ヘッドホンを外して状況もよく確認しておかないと、ローが不足がちの収録ミックスになっちゃったりすることがあります…。
まあ、どのヘッドホンでも言えることですが…。

また、コードはスチールワイヤー入りで頑強ですが、ストレートで長さが1.5mしかないので大型卓で使う際はヘッドホン用の延長コードがないと困ります。端子はL字のステレオミニプラグ(標準変換付属)です。
ユニット、イヤーパッド、ケーブル、ヘッドバンド、ヘッドクッションはそれぞれ部品としても買えます。イヤーパッド(\3,000-)は2年程度で交換している感じです。

HD25-1にはいくつかのバージョンがあるらしく、1980年代後半から1997年頃まではドイツ製、正確には分かりませんが1999年前後からはアイルランド製に変わっています。ドイツ製とアイルランド製では全く音質が違い、ドイツ製ではミッド~ミッドハイにメリハリがあってとても聞きやすいのですが、アイルランド製はドンシャリで音量を上げないとディテールが聞こえず、さらに歪みっぽくなっている気がします。
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個人的にはドイツ製時代のものに慣れているので、アイルランド製のHD25-1には違和感を感じます。初めてアイルランド製のHD25-1を聞いた時は完全に別物だと感じました…。

HD25-1を使い出したのはけっこう昔で、高校生の頃、地元の県域FMラジオ局に(当時、高校生が企画・制作・出演する番組があって)出入りしていた1993年、モニター用として良いヘッドホンが欲しくてエンジニアさんに質問したりしていたんですが、当時勧められたのはAKGの確かK270 Playbackという機種。しかし実際に聞かせてもらうとかなり大きな音量を出さないとバランスが良くないと感じたので結局買わず、少しして秋葉原に行った際にヘッドホンが100台ほど試聴できる店に行って時間をかけて選んだのがHD25-1でした。
小一からピアノを習っていたり音楽をよく聞いていたので耳が鍛えられていたのかもしれませんが、今考えるとほとんど何の予備知識も無いままよくこの機種を選んだもんだと思います。
数年後に、HD25-1が国内のある放送局でロケ用標準モニターやMA室用の標準ヘッドホンとしても使われていることを知り、時間をかけて選んだ意味があったなぁと思いました。

仕事でも使うようになって13年経ちますが、今でも最も信頼できるヘッドホンとして使い続けています。(現在は後継のHD25-1Ⅱも)

(後継のHD25-1Ⅱについては別の機会に)


■MDR-7506 (ソニー)の特徴  (私個人の感想です)
元は海外向けに販売されていた機種ですが、国内販売される以前から国内の一部の放送局では標準機として使用されており、数年前からは国内でも販売されています。音質傾向を簡単に表現すると音楽スタジオ用として有名なソニーの「CD-900ST」の強いハイを削ってソフトにした感じです。
ソニーのMDR-Zシリーズのように多少艶っぽい音になりますが、ハウジングが金属製なのでMDR-Z600などの樹脂製ハウジングのような変な鳴りがありません。
HD25-1と比べると原音とは明らかに違った音質で(少しだけ艶っぽく)鳴ってくれるので、ロケの声録りでは生音との違いを識別しやすく、弊社でもここ数年でよく使うようになりました。
現場での音楽ミックスにはあまり使った事がありませんが、音楽ミックスにも問題なく対応できる機種だと思います。

ある放送局のエンジニアさんから勧められて購入したのですが、購入前に聞かせていただいたのと新品購入したものではかなり音が違いました。酷使するとかなり音質が落ちる(歪んで濁る)ようですので、あやしいなぁと感じた時はユニット交換なり買い替えを検討したほうが良いと思います。イヤーパッドは交換部品が売られています。

3mほどのカールコードがついており、ステレオミニプラグとねじ込みの標準変換が付属してきます。
比較的ローの薄い軽めな音ですが、価格帯性能のバランスは良いと思います。


まだ他にも色々な機種があるのですが、長くなるのでまた次回。。
1回休みと言いつつ2回休んでしまいましたが、
EIAJ統一1型VTR AV-5100の復活作戦(その5)です。

さて、分解清掃して接触不良箇所を直したAV-5100ですが、50Hz地域専用のVTRだったということで、大阪の60Hz電源ではモーターの回転数が上がってしまい正常に再生できませんでした。

ということで、DC12V電源からAC100Vに変換するインバーター(たまたま持っていた矩形波出力タイプ)でAC100V 50Hzに設定して試してみたんですが、矩形波のAC電源では映像や音声にノイズが出てダメなようでした。

そこで用意したのが、こちら。
20090801-1
先日使った矩形波インバーターと同じメーカーの、今度は正弦波インバーター(メルテックSXCD-300、写真右)です。AC出力をテスターで計ったところ、AC99.6V、50Hz設定では49.97Hzと出ました。(ほとんど測定誤差ですね)

このインバーターは連続出力が300Wで、瞬間最大は500W。温度が上がると背面の空冷ファン(ちょっとうるさい)が作動します。

試しに安定化電源(写真左)で調整をして入力電圧をDC11VからDC15Vまで変えてみてもAC側の出力電圧は常に一定でした。
メーカーの技術さんに仕様を確認してから購入したんですが、このインバーターはなかなか優秀です。(出力波形まではまだ確認してませんけど)

あまり消費電力の大きいものは使えませんが、車でAC100Vの機器が使えますから、レジャー用、非常用としてもおすすめです。

ちなみに、私が乗っているミニバンに付いているバッテリー充電用のジェネレーター(発電機)は、ディーラーさんに聞いてみたところ、アイドリング中の最低出力で12V 8Aだそうです。
インバーターの変換損失などを考慮してもリチウムイオン(Vマウント)のチャージャー(1chタイプ)は通常のアイドリングのみで使えるようですね。

余談ですが、ロケ用機材のバッテリーを全てリチウムイオン(Endura)に変えて以来、HDVなどの小型カメラ以外は12V環境で充電できるチャージャーが無かったんですが、インバーターの導入で商用電源が確保できない場合でも簡単に車でチャージできるようになったので、ふだんの仕事でも(非常用として)役立ちそうです。


さて、話は戻りますがAV-5100には交流モーターが入っています。 そのため定格消費電力は95Wと本体に書いてありますが、電源投入時(再生開始時)の突入電流が定格値よりかなり大きく、再生を開始する時にインバーターのブレーカが落ちてしまうことがありました。
突入電流も考えて最大500Wのインバーターにしたんですが、それでも足りなかったようですね。

とりあえず、やっと用意できたクリーンな50Hz電源で再生してみましょう。




はいっ。 ということでまた新たな課題です…。

古くなったビデオテープ(特にこの時代のテープ)では、ベースフィルムに磁性体を接着しているバインダーなどの吸湿によって摩擦係数が増大してしまい、テープ走行に支障をきたしてしまう事があるそうです。(某大手磁気テープメーカーの部長さん談)

様々な方面の資料を調べてみると、私がテスト再生しているテープでは帯電防止用のバックコートのカーボンの吸湿が特に問題になっているようでした。テープの粉落ち(磁性体剥離)だと思っていたものは、バックコートのカーボンが剥がれ落ちていたもののようです。

また、何本か試してみると、同年代の他社製テープでバックコートのカーボンが無い未記録テープではキューキュー鳴かないものがありました。
バックコートの付いている高級タイプのほうが後に問題になるなんて…。 (1980年代に一部メーカーの音声用6ミリオープンリールの業務用テープであったバックコートのネバネバ事件とは状態が違いますが、状況的には近いものがありますね…)

摩擦係数の増大でテープ走行が不安定になったりドラムに張り付いたり…。またテープによってはバックコートが剥がれ落ちて数秒足らずでヘッドが詰まって砂嵐になってしまいます。

統一Ⅰ型は上下ドラムの間にあるヘッドディスクが回転するタイプで、ドラム全体が回転するVHSやBetamaxなど後世の方式より張り付きが起こりにくいとされているにも関わらずこれです。
(テープ自体が進化しているとはいえ、よりローディング機構が複雑にもなっている後世のVCRは今後大丈夫なんでしょうか…)


しかし、やるからにはとことんやりましょう。

実はこういった状態のテープを復活させる方法があります。俗に「焼き入れ」といわれる作業で、一定温度でテープを乾燥させ、一時的ではありますがテープの状態を改善することができます。
(ちなみに音声用6ミリのオープンリールでも鳴きが改善できるそうです。ただし、バックコートがネバネバの某テープやフィルムのビネガーシンドロームには効果ありません)

てなわけで、某大手磁気テープメーカーの部長さん直伝の「焼き入れ」(笑)
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そうです。ふとん乾燥機です。(笑)

ダンボールの取っ手穴から温風を入れて、もう片方から排気です。(用途外の使用方法ですので自己責任でお願いします)

真空乾燥機でテストした例もあるそうですが、弱ったバインダーには少々の熱も加えたほうが良いのだとか…。「焼き入れ」たる所以でしょうか。

1時間後… ほとんど変わらず
2時間後… キューキュー鳴くのが減りました
3時間後… おお。鳴かなくなりました。粉落ちも激減!

笑ってしまうような方法ですが、某大手メーカーでも同じ方法でやっているそうです。カセットに入ったテープでも有効だとか。

しかし、磁気テープの「焼き入れ」作業に関しては、有料でやってくれる会社があるらしいという話は聞いたことがありますが、どこを探しても具体的な方法を説明しているところは無いみたいですね…。


(教えて下さった方には了解をいただいていますが)

こんなノウハウを惜しげもなく公開してしまって良いのか~(笑)
ふとん乾燥機って…。

続きはまた。
昨日の日食、ちょっとでも見られましたか?
お仕事の手を休めて、外に出て観察された方も多かったようですね。

前回書いた天気の予報じゃなくて「予想」は、その後風向きが少し変わって梅雨前線が南下する速度が落ちたので、私が日食の時間帯に期待していた大阪の晴間は、結局半日遅れで夕方になって見られる状態でした。残念。

しかも、風向きが変わらず予想通りすんなり前線が南下していれば、山口県の集中豪雨もあそこまではひどくならなかったかも知れません。しかし、前線が活発になっていたとはいえ、朝の段階ではあんな集中豪雨が起こるとは予想できませんでした。
梅雨前線の動きと作用は非常に難しいですね。実際、この時期は気象台が出す天気予報も短期間でコロコロ変わることがよくあります。


さて、日食ですが、大阪(八尾市)では、空一面が雲に覆われていて、太陽の姿をはっきりと見ることは出来なかったんですが、時々、雲が薄くなると欠けている様子が見えました。

ずっと見ていたわけではないので、もっと見えやすかった時があったかもしれませんが、欠けていた太陽が元に戻っていく正午過ぎに撮影した写真です。(手持ち)
20090723-1
300mm x2 (APS-Cの135換算 f=900mm)
 ND8+ND8, F16, SS:1/3200, ISO 200 ※縮小のみ


ちょっと拡大。
20090723-2
元の写真は300mm x2 (APS-Cの135換算 f=900mm)
 ND8+ND8, F16, SS:1/2000, ISO 200 ※切り抜いて縮小


曇りではありましたが、やはり太陽が姿を現した瞬間は裸眼ではまぶしくて見ていられません。
観察や撮影に当たっては、適切な手段で減光しないといけません。

撮影時の減光は、当初予定していたND400+ND8+ND8では、曇りの状態では何も見えませんでした。雲の状況が刻一刻と変わるのでなかなか選択が難しいところでしたが、↑の2枚の写真はND8が2枚です。

(なお、光学ファインダーを使用しての撮影に当たっては、NDフィルター以外にも目の保護のため可視光・赤外領域をカットする金属蒸着タイプの特殊なフィルターを併用しています。フィルターの種類や使用方法などについては、製造メーカーや販社などが提供する情報を参照してください)

ちなみに、今回は曇っていたので使わなかったものの、用意していたND400(9段減光)は最近になって再販されたND400Proではなく10年近く前に購入した旧タイプです。
(現在販売されているND400Proの仕様は分かりませんが) ND8などでは可視光から近赤外領域までわりと均一に減光できるものが多いのに対し、旧ND400では700nmより波長の長い近赤外領域の透過率が可視光領域の10倍程度もあります。
よって、晴れた日にND400を使って太陽の観察をしたり、光学ファインダーのカメラに装着して太陽を撮影するのはとても危険です。

※太陽観察用のフィルターの特性について詳しく知りたい方は「天文教育普及研究会 世界天文年ワーキンググループ 太陽フィルタ測定チーム」のレポート「太陽観察用各種フィルタ類およびその代用品の透過率測定」を検索してみてください。


今回は写真のみ撮影したわけですが、135換算のf=900mmでは10Mピクセルのデジ一(3872x2592)で太陽がおよそ800x800のサイズでした。画面一杯に写しこむにはやっぱり月と同様f=2000mm以上が必要ですね。

実は21日夜、他の仕事の準備がてら色々と準備はしていました。
太陽撮影用のフィルターを装着したENGカメラ用レンズです。
(万が一ダメにしても大丈夫な旧型で…)
20090723-3
(レンズ内蔵と外付けエクステンダーで135換算 f=2000mmほど)

私自身は天文ファンでもなんでもないんですが、実は他にも準備していて、太陽撮影用の望遠Aカメ、望遠Bカメ、空の様子を広角で撮る固定Cカメ、どの程度暗くなるかを撮影する実景固定Dカメ、温湿度計を撮影し続けるEカメのビデオカメラが計5式、それに加えて写真用のデジ一も2台…。

他の仕事の撮影の準備がてら、(単なる思い付きで)それぞれ3時間録画し続けられるVCRとモニター、TC分配、電源まで用意して機材車に積み込みまではしたんですが(笑)、朝起きて気象情報を確認して「こりゃだめだ」と思って、早々に倉庫に戻してしまっていました。

うーん、大阪でもこんなに見えたんなら、サスプロ(自主制作で費用持ち出し)でも何でも良いから撮影しとけば良かった…。 と後悔しても後の祭り…。

3年後の金環食と、26年後の皆既日食は是が非でも撮らねば。(笑)
やっぱり赤道儀も必要かなぁ…。



ところで、前回の記事に関して、「なんでそんなに気象に詳しいの?」とご質問をいただいたんですが、実は大学生の頃、好きが高じて気象予報士の試験を受けようと思ったことがあるんです。
前回、資料として見た気象関係の本も、一部は気象予報士試験を受ける人向けの本だったりします。
勉強はしたものの、結局は他のことが忙しくて試験を受けるまでは至らなかったんですが、今でも知識としては日常生活に役立つことがけっこう多いです。細かい事はほとんど忘れてますけどね…。
明日、7/22はご存知の通り日食ですね。

ニュースなどで皆さんご存知と思いますが、今回の日食は奄美大島や屋久島などでは太陽が完全に月に隠れる皆既日食。他の地域でも部分日食が見られるそうです。

マウスカーソルを画像に重ねると繰り返し再生されます。
20090721-1
(c)NASA
(7/21 15時追記。右上の時刻表示がGSTなので、JST:日本標準時としては9時間進めてください)

大阪では午前9時47分に食が始まり、午前11時05分30秒が最大で、82.2%欠けるそうです。食の終わりは午後0時25分。

しかーし。
梅雨じぇんしぇんが停滞していて、数日前から雨ばっかり…。

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(c) YAHOO JAPAN

22日の大阪の天気予報は「曇り時々雨」。降水確率は50%。 

こりゃだめか…。

しかし…

高層天気図(300hpa 7/20 12時)
20090721-3
(c)気象庁

20日の昼現在では、沖縄あたりにある高気圧と、中国にある低気圧の気圧差があまり大きくないので前線は南北にはそれほど大きくは動かないと思われるのですが(梅雨前線の特徴ですね)、↑の高層天気図を見た感じでは、西北西の風があるので22日までに前線は横一線に近い状態からある程度南下して歪むはず。
梅雨の時期は晴れの日、雨の日の移り変わりが速いので、今日が雨でも明日は晴れるっていう可能性もあります。

22日の昼は九州から東海にかけては一時的に前線が全体的に南東に移動して太平洋まで抜けるかも知れません。雨の範囲は天気図上の梅雨前線から北へはおよそ100~150kmくらいまでが目安になるので、ぐいーっと梅雨じぇんしぇんが南下してくれれば、いわゆる「梅雨の晴れ間」になります。というか、なってほしい。

500hpa、300hpaの高層天気図で見ると、それほど強くはないものの西北西の風があるので、もしかすると大阪でも雲の切れ間が出来るかも。(希望的観測)
しかし、あんまり南下すると九州南部や沖縄とかが怪しくなりますね…。ツアーで皆既日食を見に行った方々のほうが…かも。

西日本では北九州や山陰で雲が切れる可能性があります。大阪は微妙。
ただ、梅雨の時期はけっこう予報が難しいと言われているので、全く外れるかも。
(私は気象予報士じゃないので保証はしませんよ)(笑)

まあ、直接見られなければテレビの中継で見るしかないですね。地上がダメならたぶん航空機から撮影して中継してくれるでしょう。

私も一応、写真用の減光フィルター(ND400+ND8+ND8)を準備しています。

(参考資料)
「天気予報の技術」(東京堂出版) 1994
「改訂版NHK気象ハンドブック」(NHK出版) 1996
「天気のことがわかる本」(新星出版社) 1997
さて、VTRのネタは1回お休みで、今回はSTEADICAM(ステディカム)です。

ご存知の方も多いと思いますが、ステディカムというのは移動撮影に使う機材で、やじろべえの原理でカメラを保持する事で、歩いたり走ったりしながらでもブレの無い安定した映像を撮影することができます。けっこう慣れないと思い通りには撮れないですけど…。

原理が単純なので、今では色々なメーカーから似たような製品が数多く販売されていますが、私が持っているのはハンドヘルドカメラ用の機種で、「STEADICAM JR.」というものです。(シネマプロダクツ社時代のもの)
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小型カメラ用ですが、撮れる映像は大型カメラ用と大して変わりません。

移動撮影用の機材は、古くからレールやドアウェイドリー(ゴムタイヤで方向ハンドルの付いた台車のような形のもの)、パンサードリーなどが使われてきました。
レールは直線、円や円弧など正確な動きを何度でも再現できますが、物量が多くて設営に人員がたくさん必要なうえに微調整が大変だったり、レールが写ってしまうので地面を写せないという欠点があります。またドリーはレールと比べるとけっこう自由が利きますが、段差は通過できません。また、地面に凹凸があると揺れてしまうという欠点があります。

一方、ステディカムはレールやドリーでは不可能な人ごみの中や階段の移動など、人が歩ける場所であればほぼどこでも使用できます。レールやドリーが得意とするゆっくりとした重厚な動きには向きませんが、機敏な方向転換や浮遊するような移動感覚は他ではなかなか得られません。
人や車の往来がある場所を出演者を追従しながら縦横無尽に移動したり、クレーンが入れない屋内の階段での移動ショットなどではステディカム以外に選択肢はありません。
また、床や地面がレールやドリー、クレーンの重量に耐えられないような場合もステディカムの出番です。

(もちろん、ステディカムは万能ではなく、レールやドリー、クレーンならではの良いところもあるので、適材適所で選択することが大事です)

ステディカムの使用例 (携帯電話会社のCM) (前半15秒)

この条件ではレールは写ってしまうので使えません。ドリーでは歩道と車道の段差(スロープ)でNG。大型のクレーンでは電柱があるので動きとして無理があります。(クレーンのベース部分にレールを敷くような超大掛かりな方法をとれば可能かもしれませんが、実際の街中では無理でしょう)(12秒あたりのところで並んでいる人たちの隙間を通るところがありますが、モーションコントロールのリモートヘッド付きクレーンだったとしても危険です)
この条件はまさにステディカムの独壇場。 通常、ステディカムは抑えようとしたらもっと安定するもんなんですが、このシリーズCMでは演出としてわざと揺れを残している感じもありますね。


何年か前、某大晦日の歌番組で歌手の周りをぐるーっと回った後、カメラケーブルがひっかかってマイクスタンドが倒れた事件がありましたが、そういえば、あれもステ○ィカムでしたね…。

ステディカムの発祥は1973年にアメリカのカメラマン、ギャレット・ブラウンが不整地や群衆の中で安定した撮影をするために作った「ブラウンスタビライザー」。
当時、ブラウン氏(写真左)は錆付いたレールと重い台車を使った撮影が苦痛だったんだとか。
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(c) www.garrettbrown.com

翌1974年にシネマプロダクツ社が権利を買い取って「ステディカム」と命名。その後、1975年の「マラソンマン」、1976年の「ロッキー」、1978年の「シャイニング」などで使用され、1978年にはブラウン氏とシネマプロダクツ社がテクニカルオスカーを受賞、以後、ステディカムは映画やテレビなどで幅広く使用されるようになりました。
2000年にTiffen(アメリカを代表する写真用品メーカー)がステディカムの権利を買い取り、現在はTiffenが開発と販売を継続しています。
またブラウン氏は、ステディカムの他にも(日本ではコンサートやスポーツ中継などでも使用されている)「スカイカム」など様々な機材を開発しています。ブラウン氏は2008年にカメラマンを引退したそうです。

(ステディカムの歴史については以下を参照しました)
INTERNET ENCYCLOPEDIA OF CINEMATOGRAPHERS (NED)
The Irish Film & Television Network (IRL)


さて、私が持っているSTEADICAM JR.ですが、何を隠そう、高校生の時、16年前に購入したものです。 説明書は英語版しかなく、当時はがんばって読みました。(笑)

16年も前、しかも高校生の時に大枚をはたいてステディカムを買ったなんて…。いまさらながら、自分でもちょっと笑ってしまいます…。

ステディカムは現在も使用するカメラの大きさなどにあわせて様々な機種が販売されていますが、原理は同じですから、古いJR.でも乗せるカメラさえ新しいものにしてしまえば全く問題なし。
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もう何年も使っていなかったんですが、今度、とある仕事で「隠し球で使ってみようかな~!?」と思い立って、HDVの小型カメラ(HDR-HC1)を乗せてみました。
(使わないSTEADICAM JR.本体の液晶が開いてしまわないように輪ゴムで止めて、HC1にはクイックシューも挿んでいます。HC1は底面をフリーにしないとテープ交換が…)

16年前に買ったJR.ですが、一番大事なジンバル部分のパーツは現行品と同じようです。
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(左)現行のSTEADICAM MERLIN  (右)STEADICAM JR.

新しいのを買わなくてもOKみたいですね。(^^♪


さて、ひとつ問題が…。

大型用では重量の関係で標準仕様でセットになっているものの、購入した当時、小型カメラ用ではアームベスト(上半身に装着してステディカムを支えるサポートアームが付いてるやつ)が無かったので(たぶん)、STEADICAM JR.では全重量が手首と腕にかかります。

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16年前と比べ、カメラは軽くなっているはずなのに、昔より重いのです。
(個人の感想です)

調整のために持っていても、だるくなるのが早いです…。うーむ。

まあ、できるだけ大げさにしたくないんで、ベストが無きゃダメだとは思わないんですけどね。今回はステディカム撮影がメインじゃないんで、手持ちでエクストラをちょっとだけ撮ろうかな~。(消極的な逃げ…)


17歳の時の握力が(右)54kgで、20歳の時が(右)43kg、平均的な数値らしいですが、17歳から20歳までに11kgも低下しています。一年でおよそ3.7kg減。 ということは、32歳の現在の握力は「-1kg」という事に…。(あほか)

しかし、確実に握力は減り、体重は増え、体重は増え…。
16年て恐ろしい…。