しゃっぴいおばさんのブログ -153ページ目

2018先輩方とイタリアを旅するその5:マントヴァ

マントヴァにはOさんのかつての同僚のYさんが住んでいて、家族で歓迎してくれました。

自宅の食事に招待されたとき。パートナーのRさんが日本の真向法を教えていると聞き、自彊術と真向法のお披露目対決になりました。

食事の後だったから途中で断念しましたが、Rさんが自彊術に興味を持ってくれて、帰国後に本とDVDを送る約束をしました。

 

ホテルの直ぐ近くのお店には、可愛いパスタがいっぱい並んでました。カボチャのラザニアはマントヴァの郷土料理なんだそうです。

 

今回の旅で、「マントヴァへ行く」と言ったら、とてもうらやましがれました。

でも、私が一番気になったのは、広場のこの石。丸い拾ってきた石がそのまま敷き詰められていて歩きにくいことこの上なし。

試しに靴を抜いて靴下のまま歩いたら、竹踏みのようで気持ちよかったあ~

デュカーレ宮殿やドォーモの中は一瞬フィレンツエのような彫刻と錯覚するだまし絵がありました。

小石の広場といい、財力では太刀落ちできない地方の豪族の知恵の産物を見た気がしました。

 

マントヴァはオペラのリゴレットでも有名なところなんだそうです。

一応家はありましたが、でも、お話は作り話だそうです。

14歳のモーツアルトがこけら落としをしたビビエーナ劇場では、Yさんのお陰で、演奏会に巡り合うという幸運にも恵まれました。

これが一番の旅の想い出ですが、詳しいことは会ったときまで内緒です(笑)

 

マントヴァは三方を湖に囲まれた町です。湖のまわりもゆっくりと散策できました。遠くに見えるのはデュカーレ宮殿。

 

Yさんのお陰で図書館へも行くことができました。こちらは後日また書きますね。

異国の地で頑張る若いYさんにエールを送ります。

Rさん、自彊術の本、もう少し待ってくださいね~♪

2018先輩方とイタリアを旅するその4:フィレンツエ

フィレンツエに着いたのは夜中だったので、日本でタクシーを予約していてホテルまで行ってもらいました。

とても高いタクシー代だったけど、これは正解でした。

翌日の午後から2時間ほど、マントヴァのYさんに紹介してもらってガイドをお願いしていました。

でも、思ったより疲れていなかったので、午前中にちょっとだけ街散策に出かけました。

駅から直ぐにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会は。駅の名前にもなっています。

更に歩いていて、ショウーウィンドウの洋服にひかれ入ると、そこかなんと日本の服を売っているお店でした。

そこで事件発生。

トイレを借りたら、出れなくなってしまったのです!

鍵穴が深すぎてうまく調整ができません。トイレのドアの先には倉庫のお部屋があり、更にその先にドアがありお店へつながっています。

10分ほど喚き散らしましたが、気づいてもらえず声も枯れてきてあきらめました。

そのうち皆が異変に気づき、何とか脱出することができました。

イタリア旅行中、この鍵アレルギーはホテルでも続きました。

 

午後は、フィレンツエカードを購入して、ガイドのYさんの案内で聞きたい情報を全て仕入れ、時間を延長して、アルカメディア美術館ではミケランジェロの彫刻を、ウィフィツィ美術館では教科書に出てくるビーナスなどの絵画を鑑賞しました。

日本と違って絵のすぐ近くまで行けるから、筆のタッチまで感じることができました。

 

フレンツエは5泊したので、サン・ロレンツィオ協会、オリサンミケーレ協会、ヴェッキオ急宮、ミケランジェロの丘に中央市場など、主だった場所は見学できました。

ほとんどはフィレンツエカードで待たず入れましたが、ドゥーモだけは2時間並んで中へ入りました。でも、並ぶだけの価値はありました。

大聖堂の上へ登る予約が取れなかったので、ショットの鐘楼に登りました。

渋々登った鐘楼からの景色がこちら。やはり登ってよかったです!

 

こんな珍しい文字盤配置の時計もありました。

 

オペラはわからないけど、事前に予約を取ってもらって、オペラも鑑賞しました。

Yいわく「演出が今一つ」だったそうですが、想い出の一つになりました。

駅前など工事中が多くて埃っぽかったのが難点でしたが、フィレンツエをしっかり堪能できました。

Yさんの的確なアドバイスとガイドのお陰です。ありがとうございました。

2018先輩方とイタリアを旅するその3:交通情報

バスはフィレンツエとヴェローナで、トラムはフィレンツェで、列車はフィレンツエ、マントヴァ、ミラノで、地下鉄はミラノで乗りました。

人に聞きながらでも、なんとか乗れるものだと自分でも感心しました(笑)。実は一番心配だったのです。

 

日本のバスは、お金を先に払うか後に払うかの違いはあっても、基本運転手が対応してくれますが、イタリアは違います。

バスの切符はタバコやさんなどで購入します。

運転手のいる入口に時刻を打鍵する機械はありますが、運転手は料金に対しては無対応です。

それどころか、「運転手に話しかけるな」のようなメッセージが貼られていました。

フィレンツエもヴェローナも切符を購入して乗ったからよかったけど、トラムは結局車内の何処で買うかはわからずじまいでした。

ときどき検閲があるそうですが、切符を持ってなければ、とんでもない金額を払わされるそうです。

うーん!

システムが今一つ理解できなかった!!

 

一番驚いたのは列車です。

駅の改札口に切符の打鍵機はありますが、基本、ホームには素通り可能。到着してら直ぐに外に出れて、改札口での切符の回収もありません。

日本のように、行き先ごとにホーム番号は確定していません。

みんなが確認しているのは、これから乗る列車のホーム番号です。

私たちが乗る列車のホーム番号が表示されたのは、出発5分前の時もありました。

もうスリル満点!

日本と違って列車の遅れも多いからかなとも思いました。

昨日寝ていて、ふと気づいたのは、日本の空港の出発ゲート案内の機能に似ています。

 

ミラノの地下鉄だけは日本のシステムのように機能していました。

 

歩道と道路の段差も日本と違って、楕円形でちょっとモダン。

それでいてミラノの駅舎内のごみ箱はこんな感じ。色はカラフルだけど、このアンバランスがなんとも!(笑)

 

ミラノはやはり都会です。駅には多くの移民らしき人がたむろしていました。

地下鉄の中でも、妙にすり寄ってくる人がいます。しっかりバッグは腕で抑えていたけど、少しだけチャックを開けられた気配がありました。

移民問題はイタリアの現実と実感しました。

2018先輩方とイタリアを旅するその2:ホテル情報

これは、自分の備忘録です。

フレンツエとミラノのホテルは、旅行前に日本の旅行会社で予約しておきました。

マントヴァは現地のYさんが予約を入れてくれました。

ビックリしたのは、ホテルの予約に、「ツイン」指定ができないことです。

大先輩とのパック旅行は必ずツインの部屋でしたが、ヨーロッパでは「ダブルベッド」が基本とかで、ガイドブックに「ツイン」と書いてあっても、現地に行ってみるまで確定ではないとのこと。「ツイン」はあくまで要望なんだそうです。

夫婦旅行が当たり前で、友達と旅行するなんて、かってはなかったのかもしれませんね。

今回は、とりあえず、なんとかツインを確保できました。

バスタブ希望でしたが、マントヴァのホテルではありませんでした。やはり、バスタブに浸からないと疲れが取れません(笑)

宿泊代金のほかに、Tourist Taxが別にかかるのも日本と違います。

スーツケースをもって年寄りがウロウロもできず、立地条件もグレードもかなり贅沢なホテルは以下です。

 

フィレンツエ:ホテル アルバーニ フィレンツエ

駅に近く、ホテルのラウンジには日本の旅行本も置いていました。それだけ日本人の利用が多いのでしょう。

 

マントヴァ:ホテル デイ ゴンザカ

まちの中心の広場にあるホテル。着いた翌日は広場で市場が開かれていました。

パジャマを忘れてきたOさんは、毎日なまめかしい恰好で寝てましたが、この市場でパジャマをゲットしました(笑)

チェックアウトの際に、ウェルカムドリンクと共に食べれた、マントヴァ伝統のお菓子をお土産に頂きました。

素朴で美味しかった~(今日、マンションのおばあちゃまたちと自彊術の体操の後に分けます)

 

ミラノ:ホテル ミケランジェロ

こちらも駅から直ぐの場所にあり、朝食も充実していました。

 

ホテルはかなり贅沢をしましたが、食べ物はお昼か夕食のどちらかは、スーパーで買ってきて控えました。

というか、もうたくさん食べれないのです!

お陰で、胃にも負担にならなくてすみました。

スーパーには、でっかい買い物かごが用意されています。

リンゴなどは1個売りと思いきや、全てビニールに入れてグラムを測らなければいけなくて、初日は勝手がわからずマゴマゴしました。

スーパーで売っていたお菓子が、空港では2倍ほどの値段がついていたのにもビックリです。

野菜不足はフルーツで補いました。

海外経験豊富なYさんによると、野菜不足を補うために、青汁を持ち歩く友達もいるようです。

お抹茶と味噌汁が好評でした。

Sさん、Nさん、もちろん、いただいた狭山茶も持参しましたよ~♪

2018先輩方とイタリアを旅するその1:大先輩を偲んでの旅

昨年4月に亡くなった大先輩が、「もう一度エルミタージュに行きたい」というので用意したパスポート。

今年、彼女の1周忌のお別れ会の席で、大先輩を慕う2人の先輩方とイタリア行きが決まり、やっと日の目を見ることができました。

この二人、大先輩が女性のライフスタイルに添った会社を立ち上げる時に、私より先に声をかけた方々です。

この二人が断ったおかげで私にお鉢が回ってきたという、ある意味恩人のYさんとOさんなのです。

 

6月に行こうとしたのですがホテルが取れず9月になったのですが、旅の1週間前にあわや一人辞退もしくはキャンセルの事態が発生。

我が家の状況も厳しいものがありましたが、それでも、気に病んでも仕方ないことは仕方ない。

ドタバタと二転三転したけれど、3人で決行。

大先輩の形見分けのオーバーブラウスを着て、大先輩も一緒に連れていきました。

日本は台風で大変な状況下に、全日快晴の楽しい旅となりました。

 

Oさんの知り合いがマントヴァにいるとのことで、たくさんの情報やオペラのチケットの手配などお願いしました。

実は海外での個人旅行は初めての私。

経験豊富なYさんに頼りきりでしたが、案外ブロークンイングリッシュでも通じることも経験しました。

フィレンツェに5泊、マントヴァに3泊、ミラノに2泊、体調と相談しながらの旅でした。

高所恐怖症の私ですが、Yさんにお尻を叩かれながら、フィレンツェの鐘楼やミラノの大聖堂の上にも登りました。

でも、怖かったあ~

フィレンツエではお店のトイレに閉じ込められたり、相変わらずのハプニングもありました。

そして、ここでは書けないようなラッキーな出来事も!♪

 

ちょっと気になったことは追々書いていくとして、まずは、ミラノの書店の様子から。

これ、書店のショーウィンドウ。なんかセンスありませんか?

中は、こんな感じ。

イタリアでも本の売れ行きは落ちているとの話でした。

本の並べ方も、ちょっと日本とは違います。

 

イタリアは石の文化。そして国民性の違いをあちこちで感じました。

なにはともあれ、無事に帰れてよかった~♪

Yさん、Oさん、そして旅先でお世話になった皆様、ありがとうございました。

そして、留守中に、今度出版する本の校正にいそしんでくれた両Kさんに、感謝です。