著者二作目『システムエンジニアは司書のパートナー~しゃっぴいSEの図書館つれづれ~』ができました
たくさんの方が校正に協力してくださった本が、出来上がってきました。
まだ湯気が出ています(笑)
NECネクサソリューションズ㈱自治体ポータルにて毎月記載しているWebコラムの一部を編集した本です。
書名:システムエンジニアは司書のパートナー~しゃっぴいSEの図書館つれづれ~
出版社:郵研社
ISBN:978-4-907126-19-3
表紙の帯は、大串夏身先生が書いてくださいました。
裏表紙は、ARG岡本真さんの推薦文からの抜粋です。
どちらも私には思ってもなかった視点であり、身に余る光栄な言葉です。
大串先生、岡本さん、本当にありがとうございました。
そして、なにより、
著者が途中で投げた校正作業を、最後まで黙々としてくださった皆さんに、本当に感謝です。
ありがとうございました。
発行は10月29日と印刷されていますが、もう少し早くに発売されると思います。
前著『すてきな司書の図書館めぐり』のように、
一般の人も気楽に楽しめるような本ではないかもしれませんが、
司書はもちろんのこと、司書を目指す学生さんや図書館好きな方に、
是非手に取って読んでいただきたい。
そして、感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
本は、書店やアマゾンでも手に入りますが、出版社に直接FAXでも買えます。
送付代金と郵便局への振り込み料は、出版社負担です。
http://www.yukensha.co.jp/books/engineer.html
自閉症と発達障害のWebサイト「トータスキッズ」の紹介
トータスキッズは、自閉症と発達障害のWebサイトです。
Webページの最初に、こんな言葉が飛び込んできます。
「発達障害を理解してください。でも、発達障害を受容しないでください」
「カメの歩みだけど、障害だからと、子どもの可能性をあきらめない」と続きます。
トレードマークは、誰かが飛びつきそうなカメさんです。
長男の孫の異変に気付いたのは2歳前後でしょうか。
1歳半で長男の仕事で渡米し、まもなく二人目が生まれました。
ちょうど言葉を覚える頃に、日本語、英語、中国語などが飛び交う環境に放り込まれ、ママも次男に取られてしまいました。
言葉の発育が遅いのに長男夫婦が気付き、アスペルガーの疑いがあると診断されました。
(ちなみに、今はアスペルガーのいう病名はなく、自閉症の一部として取り扱われます)
確かに、アメリカに会いに行ったときも、言葉がしゃべれないから身体で抵抗する姿がありました。
昔なら、「癇癪もち」で片づけられたかもしれません。
ママは2週間ほど泣きつづけ、やがて受容にいたり、それから必死で学び、サポート機関を探しました。
3歳になる頃に日本に戻ってきて、通い始めたのは、「療育」のプログラムでした。
健常な子どもは、何も言わなくても勝手に色々なことを吸収していきますが、障害のある子の成長をサポートするには、専門家の力を借り、障害の仕組みやサポート法を理解する必要があります。
障害児を育てるためには、「保育」や「教育」ではなく「療育」が必要なのです。
長男夫婦は幸いにも「療育」のプログラムを受けることができました。
この休日は、久しぶりに孫に会い、幼稚園の運動会もみるこtができました。
選手宣誓をし、みんなと同じように運動会のプログラムをこなし、リレーも頑張る孫の姿がありました。
ちょっとだけ癇癪を起したり、ママに甘えたり、でも、十分許容範囲まで育ちました。
本人はもちろんですが、ママやパパも頑張りました。
でも、「療育」に出会わなかったら、カメの歩みも難しかったかと思います。
「療育」はまだまだ社会に知られていません。
主催者のT先生は、もっと療育を知ってもらおうと、今、CDを作成しています。
この休みに孫も参加することになり、もう一人の孫の遊び相手に私が駆り出されたという次第です。
自閉症児を持つ家族は不幸だと決めつける方がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
私の友達も孫に自閉症児がいます。
大阪の友達が送ってくれた、自閉症の息子と育つ、子亀文子著『こぼんちゃん日記』には、家族がともに育つ姿が明るく描かれています。
CDができたら、また皆さんにお伝えしようと思います。
もしお子さんで悩んでいる方がいたら、一度Webサイトを覗いてみてください。
http://www.ts-kids.com/modules/contents/index.php?content_id=21
「トータスキッズ」はFacebookも更新しています。
https://www.facebook.com/tortoisekids/
カメさんでも少しづつ成長していければ文句なし。
我が家の次男は、また振り出しに戻ってしまいました。
病気は本人だけでなく家族の問題でもあります。
きっと、まだまだ私に足りないものがあるのでしょう。
あきらめたらおしまいと、ちょっと落ち込んではいますが、自分に言い聞かせています。
図書館雑誌10月号に記事が掲載されました
図書館雑誌10月号は、【特集】学ぶ図書館員2018.
そんな恐れ多い特集に私が書く資格があるのかと、お話をいただいたときから疑問に思っていましたが、
それでも声をかけていただいたのも縁と、「図書館見学の遊びの中から学ぶ」と題して書かせていただきました。
拙い文章でも、誰かの役に少しでも立つのなら嬉しい限りです。
私以外は、錚々たる方々が書かれています。
よかったら一読ください。
旅行から帰って、家族の現実を突きつけられて、ちょっとだけ落ち込んだ私がいます。
でも、それも現実。
受入れていくことを考えましょう!
でも、嬉しいこともあります。
昨日、今日と孫としっかり会ってきました。
幼稚園の運動会でブリッジができる孫を見て、できなかった私は地団駄踏んできました。
悔しい!!!
2018先輩方とイタリアを旅するその8:最後に図書館のこと
フィレンツエにある国立図書館は、調べ物をする人以外は門前払いで、中に入ることはできませんでした
フィレンツエのサン・ロレンツォ協会の一環にあるラウンレンツィアーナー図書館は、ミケランジェロが設計した図書館です。
イタリアで一番多くのエジプトのパピルスを所有しているのだそうです。本は頑丈な網の向こうにありました。
ガイドのYさんから是非と言われてきたけど、もう少し詳しく聞いておけばよかった!
ということで、一つぐらいは図書館も見なきゃと、マントヴァ最後の午前中に、Yさんにマントヴァの図書館に連れて行ってもらいました。
図書館は、新聞・雑誌、児童、一般書、映像コーナーに分かれていますが、映像関係の資料は全てデジタル化されたため現在はクローズされています。
新聞・雑誌コーナーは、日本と同じくお年寄りに占拠されていました。
児童コーナーで目を引いたのは、子どもたちへクレヨンなどの筆記用具や用紙が用意されていることです。
子どもたちが思い思いに何か書いていました。
読み聞かせでもするのか敷物もあります。日本なら靴を脱ぐとこですが、もちろんそんなことはありません。読み聞かせはどうやってするのかしら?
日本の本もありました。
一般書の棚です。
一般書コーナーには、高い所の本をとるための台とハンガー掛けが目につきました。
たくさんの机と椅子があちこちにあり、皆さん熱心に机に向かっていました。
こちらはインターネット端末です。
自動貸出機と返却機。返却した本は、自分でボックスに入れるのね。
たくさんのビデオがありましたが、中は抜いていて、貸出時にカウンターで渡されます。
日本のジブリは大人気だそうです。
司書の方に少しだけお話を聞くことができました。小さな紹介記事でも書いてみようかと思ってます。
マントヴァは旧安土町(現在は近江八幡市)と姉妹都市だそうで、数年前に日本の写真を展示するイベントもしたそうです。
司書の方が私にそれを見せたくて、一生懸命探してくれました。
どの国の司書も真面目で熱心です(笑)
マントヴァにはYさんがいらっしゃるので、聞きたいことがあったら、まとめて聞いてくれるかもしれません。
ということで、足早ではありましたが、私のイタリア備忘録はこれでおしまいです。
皆さん、読むのにお付き合いいただき、ありがとうございました。
旅でお世話になった皆さんにも感謝です。
そして、留守の間、私に代わって10月出版の本の校正をしてくれた両Kさんに改めて感謝します。
2018先輩方とイタリアを旅するその7:友達の顔を思い浮かべた風景
行く先々で、ふっと友達の顔が浮かんでくることがありました。
そんな風景を抜き取りました。
まずは、マントヴァのサッカースタジアム。
このスタジアムが見える公園でランチをいただきました。
パンもこの大きさです。一人で食べれるわけない!
こちらは、ミラノのドォーモの発掘状況。
穴掘り大好きな彼らがいたら、きっと説明してくれたに違いありません。
空港で見つけた怪しげな物体。
表に回るとレーシングカーでした。こうやって運び込めるんだあ~
これは友達には関係ないけど荷物検査のかご。かごの戻しのレーンは初めて見ました。
ちなみに、日本への入国検査は、スタンプは欲しい人だけ申請の、顔認証システムが導入されていました。
オリンピックへ向けて着々と準備が進んでいるのね~
ということで、図書館を除いた記事は終了です。
もうひといき!