2024電流協電子図書館セミナー「電子図書館・電子書籍サービス調査報告2023」を聴いてきた
昨日は、日本図書館協会の2階研修室にて、2024電流協電子図書館セミナー「電子図書館・電子書籍サービス調査報告2023」を聴いてきました。
研修室が満席の姿は初めてかもしれない。
【主な内容】
第1部(14:00~14:45)
1.電子図書館をめぐる動向 総括(1章)(植村八潮専修大学教授)
2.電子図書館のアクセシビリティ(2章)(野口武悟専修大学教授)
第2部(14:50~16:45)
3.多様な電子図書館の導入事例
・多様な電子図書館の説明(長谷川智信氏)
・長野県デジとしょ信州の事例紹介(磯部ゆき江氏)
・町田市立図書館、電子書籍サービスの紹介(高松昌司氏)
・TRC受託館における民間事業者からの寄贈等による財源確保の事例紹介 (池田朋之氏)
4.関係者シンポジウム
電子図書館の調査報告書付きで3,500円と有料でしたが、電子図書館情報に疎い私には有意義な話でした。
実は私、電子書籍まわりの2つの団体、JEPA(日本電子出版協会)とAEBS(電子出版制作・流通協議会)の違いさえ理解していないのよね~
本日誕生日という、以前一緒に仕事していたOさんも会場にいて、2団体の違いを教えてくれるようお願いしました。
この場を借りて、Oさん、誕生日おめでとうございます♪
息子と同級生のHさんもいて、近いうちに一席設けていただき教えを乞うことにしました。
電子図書館ってなかなか日本では進まないと感じていましたが、
コロナ前の2020年1月の調査で90自治体の導入が、
コロナ支援金で拍車がかかり、2024年4月の調査では550自治体にまで普及しているのだそうな。
小さな市町村では電子図書館を導入するのは大きな負担になります。
2022年10月には、広域電子図書館として、「デジとしょ信州」、「比企eライブラリー」が導入されました。
今回は「デジとしょ信州」について発表がありました。
広域で電子図書館の導入は、意思の疎通をはかり、強い想いがないとできないこと。
一方で、友達との雑談で、
県下で一民間団体のパッケージを使うことになる歪はないのか。
電子書籍は国立国会図書館のデジタルコレクションに任せたはどうなのかと聞けば、
それでは公共図書館がある意味がなくなってしまうという意見もあり、
なかなか複雑なものを感じました。
今回の資料と本にも目を通して、自分でわかる範囲でまとめてみようかと思っています。
実は、日図協に行く手前で、ゴミ収集車と出会いました。
そのゴミ収集車に、お辞儀して見送っているお店の方がいたのです。
気持よく生活するためには不可欠なお仕事ですが、決して華々しい職業とはいえません。
でも、ちゃんとリスペクトしている姿を見て、その日はとても気持ちよくセミナーを聴くことが出来ました。
終った後、同席していたSさんとAさんを誘い、お店に立ち寄り、小一時間おしゃべりしました。
お茶代わりに入って感想を述べあっただけだから、お店の売り上げに貢献できたわけではないけれど、店長からの心づくしもあり、これまた気持ちよくお店を出ることが出来ました。
日図協に行く機会があれば、立ち寄ってみてくださいね。