2023年秋の宮城路その3:名取市図書館
現在の名取市図書館。
宮城県名取市は東日本大震災で、閖上地区をはじめ、大きな被害にあいました。
図書館も建物が損壊し休館になりました。
その後、支援によりプレハブの図書室を設置。
その後の「どんぐり子ども図書室」や「どんぐり・アンみんなの図書館」の設置も、全て支援でできたのは凄いことだと思います。
図書館の移転作業の募集はブログに残していました。
2012年7月に宮城県秋保温泉で開催された図書館問題研究会のあと、被災地見学で訪れたことがあり、それもブログに残していました。
今はそのときのURLは開かなくて、写真あげておけばよかった!
そんな紆余曲折があって、図書館は2018年にJR名取駅東側に隣接した複合ビルに移転したのでした。
館内をちょっと紹介。
名取市図書館は、2階に児童コーナーと新聞・雑誌に総合カウンター、3階には一般開架にティーンズコーナーなどがあります。
入ってすぐの新刊コーナーとカナダ国旗とビールジョッキが目につきました。
近くにサッポロビール仙台工場があるのです。
カナダは、東日本大震災の時に支援くださったそうで、立命館大学の永野ゼミがメッセージを届けていました。
右奥のツリーがそれ。
ポップコンテストは今流行りなのかしら?
開架面積の関係か、児童コーナーも一般開架も棚が高い。
そのせいか、どの棚にも地震時の非難を呼びかけるメッセージが添えられています。
机の上には中学生への自習を遠慮してほしいメッセージが。学習室もありますが、駅の利便性を考えると少ないのかもしれません。
棚案内とラベルの色は大崎市と同じく統一されています。
布絵本がたくさんありました。
児童コーナーの棚の上には動物のぬいぐるみがたくさん。
後ろに見えるカプセルのようなものは、CDコーナーの椅子。
2階のカウンター席は、カエルさんが留守番していました♪
3階に上がって一般カウンター。
棚の前の面出しコーナー。
やはり椅子が少ないのかな~
ティーンズコーナー
推し本も最近の流行り?
郷土資料に、
行政資料
震災コーナー。
閖上の「震災の松」の写真が目を引きました。
郷土資料コーナー。
開架書庫もありました。
上から見た雑誌・新聞コーナー
変ったところでは、柱に進学マップ。こういうのも発行されているんですね。
IPADの貸し出をはじめ、デジタルアーカイブには力を入れています。
・名取アーカイブ:
・名取市震災アーカイブ:
私がほっと一息ついたのは、トイレに生けられた花入れと花たち。やはり生花はいいですね~♪
今時にしては棚が高いと思ったり、スペースのせいか注意喚起が気になりましたが、図書館ができるこれまでの苦労を思うと精いっぱい頑張ってできたのだと思いました。
館長は、S館長からK館長に4月に替わられたばかり。
そして、思ったこと。
今回は、私一人ということもあり、案内を頼まずに一人で見学しました。
もともと図書館の知識が少ないから、INPUTが少なければOUTPUTも出てこないのよね~
ということで、もう少し詳しくお伝えするには、今は情報不足なのです。
K館長、また会いに行きますね♪
松島での法要がメインの今回の旅でしたが、
2つの図書館を見学し、友人とも久しぶりに会えて、とても有意義な旅になりました。
今度は、みんなを誘っていきますね。
名取市図書館の皆様、またお会いしましょう。