2018高知・梼原ツアーその4:ゆすはら雲の上の図書館
ツアー2日目の午後3時過ぎに檮原に到着。
翌日のワークショップは午前中いっぱいかかるとのことで、まずは図書館を見学させていただきました。
隈研吾設計の太宰府のスタバなどは見てきたけれど、やはり圧巻!
図書館の入り口にはピアノ。コンサートも行われます。
上から木が降ってきそうですが、これにはちゃんと力を分散させる力学的理由があるのだそうです。カウンターの左側の棚は階段を登るごとに、「いろは...」のサインがあって、編集工学的棚になっています。
NDC分類は一切使わず、カメレオンコードを使用しています。
皆さん。ここですでにパニック状態に陥りました。
隈研吾氏の設計には必ず棟札があるとのこと。関わった皆さんに敬意を表してことかと感じました。
小さなお子さんの部屋は一段低く、その奥は教育委員会でしたか、違う部署が入っていたはず。
上の写真の右奥がこちら。
授乳室もありました。
この図書館には大きく4つのライブラリー小部屋があります。
其々にテーマがあって、テーマニに添った本が並べられています。それぞれの部屋には海洋堂のジオラマがあってイメージを膨らませることができます。
各お部屋は、こんな感じで座る席もあります。
未来のお部屋のジオラマ。なかなかの迫力です。
お部屋から抜け出ての棚もテーマ別。こちらはティーンズ向けのコーナー
隈研吾建築の特徴は、エレベータなど見せたくないものは鏡などで囲っていることです。これは富山市立図書館も同じ。
靴は1階の玄関で脱ぐように開館直前に決まったとか。名残りが残っていて、ちょっと違和感を感じました。
トイレのサイン
2階の相談カウンター
相談カウンターの奥のお部屋。実は大人が夜にゆったりとお酒を飲みながら語れる場所にしたかったようですが、高校生のたまり場になってしまい、今は硬直状態とのこと。勿体ない空間でした。
新書は全て寄贈本だそうです。
新書の棚の右側は学習用の机がずらり。
見学が終わって、
皆さんの頭の中は、戸惑いと刺激でいっぱいの図書館でした。
追伸
2日目の夜の宿は、雲の上ホテルの別館です。こちらも隈さんの設計です。
お部屋のトイレの鍵がわからずあたふたし、コンセントも全て隠されていて探すのが大変でした。