成田山仏教図書館を見学してきた
普段は見ることができない成田山仏教図書館の書庫を見学してきました。
ちょうど御開帳もしていて貴重な体験もさせていただきました。
成田山新勝寺の社会事業の一環で設置された図書館は、1902年に地方文化の向上を図る公共図書館の任務を目的とした「成田図書館」として開館しました。まだ成田市に公共図書館のなかった時代、1905年には館外貸出もしていたそうです。
成田市立図書館ができたこともあって、1988年に専門図書館として方向性を転じ「成田山仏教図書館」と改称しました。
だから、仏教関係以外にも思わぬお宝がいっぱいです。
みんなが釘付けになったのは、漱石の初版本など明治時代の装丁が奇麗な本たち。
こちらは、伊能忠敬の日本実測地図の複製です。
成田山詣での観光案内の中には、素敵な絵がたくさん。
郷土資料や、もちろん仏教に関する本もたくさんありました。
資料の一部は、分類を使用していませんが、使用している棚でもNDC分類ではなく、固有の分類表を使っています。
以前、千葉県立図書館も使っていた時期があったようです。
アイヌ語の辞書などは、今後は大学で保管されることになったそうです。
戦時中の雑誌の創刊号もありました。
こんな場所に行くと、図書館の皆さんは、奇声を上げ、動こうとしなくなります。
古い貴重な本には虫食いもあり、秋には、みんなで虫食い駆除の手伝いに行こうという話もでました。
所蔵本の検索は、Webで公開検索可能です。
http://opac.jp.net/Opac/search.htm?s=oyVbDPKKwWKi9uAvgDYo-mDoANj
dlib(専門図書館の横断検索)で検索できるようになればいいなと、案内してくださったTさんに、dlibのことも抜かりなく紹介してきました。
見学の後は、成田といえば、もちろん「鰻」を食べてきました。
美味しかったあ~♪
そして、5月末に発売予定の本の注文も、怠りなく二人から頂きました。
ご購入ありがとうございます。
皆さんと別れてからは、途中下車して、ちょっと打ち合わせ。
まだ誰かの役に立つことができるって、有難いことだなあと思いつつ、充実した1日が終わります。
企画してくださったKさん、ありがとうございました。
参加した皆さん、お世話になりました、