Webコラム「図書館つれづれ」48回が公開されました | しゃっぴいおばさんのブログ

Webコラム「図書館つれづれ」48回が公開されました

Sさんが逝きました。

余命宣告された後も精力的に動き、2016年の日本図書館協会のステップアップ研修では、ちょうど抗がん剤の副作用で一番つらい中、身体を横たえながら受講者に懸命の講義をされました。

家族とともにイギリスへも行き、運河を下る旅もしました。

脳にも感染し、癌が悪さをすると、「これ、自分がそのときに書いた字なんだけど...」と病院で見せてくれた文字は、およそ文字とは言えず、まるでミミズの這った後で、見舞いに行ったのに、みんなで大笑いしました。

親しい図書館関係者とは、先々週末にしみじみとした時間を過ごしたと聞いたばかりでした。

 

訃報を知ったのは、ちょうど浦安へ向かう電車の中でした。

暮れにお餅を運んだことがあるので、自宅は何となく覚えています。

住所を確認し、忙しくて邪魔になるのはわかっていましたが、でも、足は、そちらに向かっていました。

幸い、最期のお別れができました。

奥様の腕の中で、静かに息を引き取られたそうです。

これからの図書館界を間違いなくけん引していくはずの方でした。

 

私はといえば、内視鏡検査で細胞を少し取っただけで、結果が出るまで不安だらけ。

でも、Sさんは、覚悟の人でした。

ご冥福をお祈りします。

 

ということで、前置きが長くなりましたが、コラムの紹介です。

今回のコラムは、ウィキペディア編集を図書館が主宰するのではなく、他の部署と連携しておこなう試みにチャレンジした新宿区立図書館からの報告です。

もしよかったら、覗いてみてください。

http://www.nec-nexs.com/supple/autonomy/column/takano/column048.html

 

Sさんのようなことはできないけど、私は私にできることをこれからも探していこうと思います。