第6回情報ナビゲータ交流会その1:「戦略的広報を考え・実践する!!」
㋅17,18日に開催された情報ナビゲータ交流会に参加してきました。
今年は参加を予定してなかったものの、クラウドファンディングで話題になった大宅壮一文庫のミニプレゼンがあると聞き、急きょ参加してきました。
そして、とても多くの刺激を受けました。
地方からもたくさんの方が参加されていて、総勢160名を超える大盛況でした。
自分の復習も兼ねて、覚えている範囲でお知らせしたいと思います。
今回は、1日目の鎌倉幸子氏の講演「戦略的広報を考え・実践する」です。
鎌倉氏は、シャンティ国際ボランティア会で長く広報を担当されていた方で、「走れ!移動図書館」の著者でもあります。
広報とは、そもそも何だと思いますか?
何を、誰に、どう伝えるのか?
そのためには、伝えることを知り、自分と伝える人を理解することから始まり、信頼してもらえるような共感してもらえるような言葉を紡いでいきます。
同じことを言うのなら、最初は質問で始まって、最後は問いかけで相手にボールを渡す人間的アプローチが効果的とのこと。
そういえば、自分も無意識にそうしてるかもと思いながら、コミュニケーションをその場で完結させないやり方なんだと納得しました。
皆さんは、小林市の、フランス人がフランス語で話していると思ったら、実は小林弁だったというムービーを見たことはありますか?
また、別府市のシンクロナイズの動画を見たことはありますか?
https://www.youtube.com/watch?v=20ZWZJgixtw
この二つは目的が明らかに違います。
小林市は定住促進が目的の動画なので言葉遊びをうまく使い、別府市の場合は観光促進が目的だから外国の方にもわかるように言葉が使わない手法をとっているという解説に、「何を、誰に、どう伝える」の意味をなんとなく理解できました。
動画は90秒で仕上げるのが効果的なんだそうです。
鎌倉氏が仕事で大切にしていることにも少し触れておきます。
・人の家に土足で入らない
相手を知るための事前準備のことです。最近は図書館の基本構想などのプレゼンを手がけることが多いそうですが、関連資料はもちろん、その市の議事録10年分は目を通すとのこと。自分で解決できないときは図書館でレファレンスも受けるそうです。
私、在職中にそんな準備していたかなあと反省しきりでした。
相手を知るために努力を惜しまないということです。
・同じ言葉を使う
私もよくやりました。やたらと専門用語を使ってしまうんですよね。相手と同じ土俵にいることを、つい忘れてしまいます。
・翻訳・通訳する
基本は小学校4年生が理解できる文章にするとよいとのこと。
小学校4年生がどの程度の漢字を理解できるか知ってますか?
お子さんに小学生の方がいたら、ちょっと覗いてみてください。
もう一つ忘れていました。
最近は動物園なども餌やり掃除などの内部の仕事を可視化しているところが多くなりました。
仕事をするうえで、結果だけを知らせるのではなく一体感や共感を得るためにも、結論だけでなくプロセスの可視化は大事で、その手法を取り入れているとのことでした。
広報がなんとなく理解できたら、試しに3分間の自己紹介の文章をを作ってみませんか?
もちろん、小学校4年生が理解できる言葉を使って(笑)♪
これだけでも実り多い話でしたが、このあと12人のミニプレゼンが続きました。
でも、今日はこの辺で。
追伸
大分から参加のSさんから素敵なお土産をいただきました。
私の故郷のお菓子です。
勿論私たちが小さい頃はなかったお菓子ですが、地元で新しいことに挑戦している方がいるのは嬉しいことです。
本当は2日目のお昼にみんなで食べる予定でしたが、バッグを替えるときに忘れてしまいました。
皆さん、すみません。
そして、Sさん、催促したようで、でも、ありがとうございました。
私が独り占めしていただきます!