世界の童話図書館、5月2日に閉館の、状況確認してきました
西葛西と船橋にある世界の童話図書館が、連休中の5月2日に突然閉館するという知らせが、数日前から突然私の周りで飛び回りました。
地元の人間なので、様子見に伺ってきました。
(リンクを貼りましたが、ホームページがなくなる可能性もあります)
世界の童話図書館の母体である社団法人が急きょ解散することになり、閉館の話も突然のことだったそうです。すでに秋までのイベントが決まっていて、スタッフの方々もとても戸惑っている様子でした。
西葛西に世界の童話図書館ができたのは3年半前。
決して立地条件の良い場所ではありませんが、スタッフの方々の努力で、今では月に700人ほどが集まるコミュニティになっています。
そのうち2割弱は外国の方。
西葛西はインドや韓国、中国の方が多く住んでいるのです。
最初は飾りの様だった外国語の本も手に取る方が増えてきました。
この外国の方々のコミュニティがなくなるのが、個人的には一番つらい。
近くの公共図書館へ繋げられたらなあと思います。
本は3000冊ほどあります。
ちょうどいらしていた男の子の図書館デビューは、世界の童話図書館でした。
歩けるようになった時に、近くの公共図書館が工事中だったので、この図書館を利用するようになったとのこと。
この図書館がママの憩いの場所だったのです。
別冊太陽の中の、かこさとしの原紙も飾ってありました。本やこれら展示物の行く末も、まだ何も決まっていないとのことでした。
段ボールで処分されないことを祈るばかりです。
西葛西の世界の童話図書館では、保育園や幼稚園とも積極的に連携をしていて、園児の訪問が年中行事として定着していました。
これから訪問して事情を説明するなど、なんらかのアクションを起こすことになります。
来館されるママたちに、特製の読み聞かせ手帳も差し上げていました。
本当に頑張っていただけに、残念です。
こちらは、船橋の世界の童話図書館です。
西葛西から1年半ほど遅れて開館しました。やっと色々な活動が軌道に乗り始めた矢先で、こちらも、スタッフの方々がとても戸惑っていました。
蔵書は2200冊ほど。西葛西ほどの利用はありませんが、月に300人弱の方が訪れます。
西葛西では、たまたま、運営を任されている会社の営業担当と話をすることができました、
やはり詳細については何も知らされていないようです。
スタッフの皆さんの雇用についても不明確。
残務作業でしばらくは雇用が続くのか、そのあたりもハッキリとは聞けませんでした。
以上、
なんとも頼りない報告でした。