盛りだくさんの山武市立図書館見学ツアー | しゃっぴいおばさんのブログ

盛りだくさんの山武市立図書館見学ツアー

今日は癌の定期検診。いつものように「異状なし」と思いきや、先週のCT検査の結果を見せられ唖然。肺に影があるのです。
血液検査の結果はさほど悪くないようで、先生も「気管支ぜんそくの影響かも?」と、しばらく様子見となりました。次回の検査の時に肺だけ再度CT検査となりました。

でも、寝込んでいるわけではありません。
昨年の九州ツアーの際に、山武市立図書館のTさんから、「2月にはイチゴ狩りを兼ねて皆さんをお迎えしたい」と話していた1泊2日のツアーが実現しました。
昨日、おとといと行ってきました。
とっても盛りだくさんなツアーを、ちょっとだけ紹介します。

○イチゴ狩り
イチゴ狩りなんて、最後にしたのはいつかしら?状態。
歯ごたえのあるもの、柔らかいもの、甘いもの、酸味を残すもの、みずみずしいものなど、こんなにたくさんの品種があることも初めて知りました。
ツアーの最初がイチゴ狩りで、食べるのに専念したため、写真はありません。
ここで食べ過ぎて、すっかり胃袋の調子が狂ってしまいました。
イチゴ、’侮るべからず’です。

山武市立図書館
2日に分けて、山武市の成東図書館、さんぶの森図書館、松尾図書館と図書館巡りをしました。
平成の大合併で蓮沼村を含んで  統合したからでしょうか、各々並列館として運用されているようです。
ちょっと気になったものだけ紹介しますね。
職場体験にきた中学生のポップです。可愛いよね!



こちらは入り口にあるブチギャラリー。人形100体を保管する?さんの作品です。展示料金は無料。小さな子供たちの作品なんかも楽しそう。



勝覚寺
正式には、’萬徳山聚楽院四天尊勝覚寺’と呼び、千葉県の指定文化財になっています。
住職の読経の後、いきなり本堂にスクリーンが降りてきて、パワーポイントで説明が始まったのにはビックリでした。更には’プロジェクトマッピイング’なんて言葉も出てきて、いやはや今どきの住職は進んでいます。
お寺の歴史や言い伝えを、パワポを駆使しながら、ウィットに富んだ語り口で語ってくれました。
作者は不明ですが、巨大な良作な四天王が4体揃って伝来していることが、地域にとっても宝であり謎でもあるそうです。
最後に、「お寺を宗教と思えば宗派もあって難しいかもしれないが、文化財と思えば、学校や図書館などとのコラボの可能性は十分あるのでは」と、語られました。
その言葉には、文化を引き継ぎ町を愛す’住職の想い’が詰まっていました。
本堂の写真は、住職に許可をいただき撮影しました。


よもぎかん
2日目のお昼は、この地方に伝わる太巻き(花巻ともいう)をみんなで体験し、いただきました。
左は私、右は先生の作です。


元々は、家の家紋を巻いて、冠婚葬祭の時に振舞われていたそうですが、今はお祝いごとの時しか巻かないようです。
昔の方は、椿や梅など太巻きにも季節を愛でていたんですね。最近のキャラクター巻きには、少し抵抗があるようでした。
家族相談士の講義でも、家族の発達に’共食’は大きな役割を果たしていることを学びました。
「よもぎかん」のSさんもまた、「『食』は子供たちにとって身近なテーマ。核家族で家族の会話が不足しがちな現在。農業体験や農産加工体験などを通して、世代を超えた交流を提供していきたい」と語ってくれました。
ここにも地域を愛する人がいました。

○仁上先生講演
2日目の午後は、さんぶの森図書館で、仁上幸治氏による、新しい著書「図書館職員のためのPR実践講座」にまつわる講演がありました。
私は初めてお目にかかったのですが、図書館サービス計画研究所代表(略称:トサケン)の名前で知られている方です。
図書館がこれからどこに向かうのか、この本にはヒントが隠されているかもしれません。

タイトル:図書館職員のためのPR実践講座
著者 :仁上幸治
出版社:樹村房
ISBN :978-4-88367-239-4

図書館の外にこれだけのネットワークをもって頑張っている、今回のツアーを企画したTさんにまずは感謝します。
楽しかったよ!本当にありがとう!
また遊ぼうね!

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というわけで、遊んで帰ってきて今日の検査結果です。
まあ、落ち込んでいるわけにもいかず、倉敷の友達が咳止めにと送ってくれた2キロの金柑を甘露煮に挑戦中です。
Sさん、いつも気にかけてくれてありがとう!