SHAPIROのAOR通信 -5ページ目

SHAPIROのAOR通信

自称・音楽ライター、SHAPIROによるAOR/アダルト・コンテンポラリー/スムース・ジャズの名盤、あるいは知られざる隠れた名盤を紹介するブログ。


AORファンならご存知リー・リトナーの代表作にして、80年代リゾート・オリエンテッド・ポップの決定版。
この曲を含むアルバムのタイトルはズバリ、『リオ』。と言っても、オリジナルは1979年夏から秋にかけて録音されたものだ。
プロデュースは全曲大物ヒットメイカー、デイヴ・グルーシン&ラリー・ローゼンによる。

しかしながら、当時リトナーの契約先だったエレクトラが、既にGRPレーベルを設立(1978年7月)していたグルーシン&ローゼンの全面制作を良しとしなかった為に、本国アメリカでのリリースができなくなってしまった。
そこで、当時エレクトラの日本発売元だったJVC/ビクターが、1979年12月に『リー・リトナー・イン・リオ』という邦題でリリースした。もちろん日本のみ発売で(ただし、タイトルはあくまでリオをテーマにしたもので、実際には全てアメリカのNYまたはLAでの録音だった)。

だが、エレクトラとの契約が切れた1985年、“恩師”デイヴ・グルーシンとの共演アルバム『ハーレクイン』をきっかけにGRPと契約、アルバムをJVCから買い取り、タイトルも『リオ』と改めGRP移籍第1弾として正式に全米リリースされた。

オリジナルでは主人公リトナーを中心に、グルーシンを始めM・ミラー、J・ミロノフ、B・ウィリアムスら、NYのそうそうたるミュージシャンが爽やかなプレイを披露している。

ちなみに、ライヴ(YouTube映像)は1985年のアルバム全米リリース後のものだ。

《ミュージシャン》
・オリジナル版
リー・リトナー - ギター
デイヴ・グルーシン - ピアノ、キーボード
ジェフ・ミロノフ - アディショナル・ギター
マーカス・ミラー - ベース
バディ・ウィリアムス - ドラムス
ルーベンス・バッシーニ - コンガ、パーカッション
ジェリー・ヘイ、ゲイリー・グラント、チャック・フィンドリー - トランペット
ビル・ライヒェンバッハ - トロンボーン
ラリー・ウィリアムス - テナー・サックス


1979年8月~10月、NYおよびLAにて録音

・YouTube映像
リー・リトナー - ギター
デイヴ・グルーシン - エレクトリック・グランド・ピアノ、シンセサイザー
ラリー・ウィリアムス - シンセサイザー、テナー・サックス(ソロ)
エイブラハム・ラボリエル - ベース
カルロス・ヴェガ - ドラムス、パーカッション


1985年、LA“レコード・プラント”にてライヴ録音

photo:01



From “Rio”

JVC 1979年(日本のみ発売)

GRP 1985年(全米正式リリース)


シンガー・ソングライター、ポール・デイヴィスの1981年の曲。
夕方の西海岸通りをドライヴしながら聴きたいBGMには最高。オーヴァー・ダビングによる多重コーラスのハーモニーが特に◎‼

2008年4月22日、故郷ミシシッピ州メリディアンにて死去。還暦の誕生日の翌日だった。

《ミュージシャン》
ポール・デイヴィス - ヴォーカル、他


プロデュース: エド・ショーイ&ポール・デイヴィス

photo:01



From “Cool Night”

Arista 1981年




アーバン・ミュージックの巨人、デイヴとドンのグルーシン兄弟によるツイン・キーボード演奏。

これから夏本番、リゾート感覚溢れるエレクトロ・シンフォニーが暑さを吹き飛ばす?!
きらびやかなメロディで清涼感が増すことうけあい。

《ミュージシャン》
デイヴ・グルーシン&ドン・グルーシン - キーボード、シンセサイザー、ドラム&パーカッション・プログラミング

プロデュース:デイヴ・グルーシン&ラリー・ローゼンw/ドン・グルーシン

GRP 1988年

©GRP Records, Inc. A division of Verve Music Group Corp. U.S.A. A unit of Universal Music Group Company. Canada



グループ名は、“ダブル”ではなくて“ドゥーブル”。
1985年のヒット曲。

イギリス人の感性なのか、アメリカ製と違って心の琴線にジーンと染み渡るような…。

イギリスのギタリスト/シンガー・ソングライター、クリス・レアの代表曲。

ハード/メタルやディスコ・ポップ、ヒップ・ホップ全盛の1986年。
それまでUKの硬派なロック・シーンの最前線にいたレアが突然発表したこの曲は、リゾート感覚あふれるシティ・ポップだった。
一方で物議をかもしながらも、レアの新たな一面が前面に押し出された、とても新鮮なアルバムであり、ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』(1975年)に参加していた、M・ミドルトンがソロでフェンダー・ローズを担当しているのも注目の的になった。
このリゾート・アーバン路線はそのまま、「Fool If You Think It's Over」へと継承されてゆく。

《ミュージシャン》
クリス・レア - ヴォーカル、ギター、ベース
マックス・ミドルトン - フェンダー・ローズ(ソロ)、ピアノ
イーガン・オニール - キーボード
デイヴ・マタックス - パーカッション
ロバート・アワヒ - ギター(ソロ)

プロデュース:クリス・レア&デイヴィッド・リチャーズ

$SHAPIROのAOR通信
From On the Beach
Magnet(UK)1986年
Released on US: MCA → Warner Bros.

©Magnet Records, Ltd. A division of East/West Music, Corp. A unit of Warner Music Communication Company.