以前は、3Dモデリングをやるには専門のソフトウェアが必要だったり、ドローンの傾斜撮影のような「大規模なプロジェクト」が必要だと考えていた。自分は初心者だと思ってしまい、関わることができないと感じていた。しかし今では状況が変わっている。AI技術の急激な発展により、より簡単で持ち運びが可能な方法が登場した。現地の撮影や複雑なソフトウェア操作を必要とせず、マップ上であるエリアを囲み選択するだけで、AIが初期の3Dモデルを作成してくれる。
一、観光地の建物モデリング:レモートセンシングデータが不足している場合、AIで作成する
過去にいくつかの観光地の3Dモデルを作ってきたが、いくつかの観光地ではレモートセンシングデータが完全でなく、十分な現地撮影写真もないことがわかった。このような場合、モデルを構築するためにはイメージや限られた資料に頼るしかなく、しばしば現実的でなかった。これに対して、従来の傾斜撮影ではまずドローンで撮影し、その後に後処理が必要で、プロセスが長く、またデータが完全でない場合すらあった。
AIによるモデリングはこのような状況に特に適している。それは多量の写真や複雑な処理工程に依存しない。たとえば「Shapezo(ぞうけいか)」のようなツールが、マップ上のあるエリアを囲み選択し、境界や建物の配置、道路の方向などの情報を自動で認識して、概略の3Dモデルを作成してくれる。結果は精緻ではないが、リアルなデータが不足しているにもかかわらず、視覚的なフレームワークを速やかに構築するには非常に便利である。
二、BIMの初期準備:モデルを素早く生成し、大量の時間を節約
BIMモデリングは通常、非常に高い精度が求められる。特に建築施工や後期管理において、モデルはパイプラインや素材の一つ一つまで正確に表現する必要がある。しかしBIMの初期段階で必要なサイトモデルは、それを支えるベースとなるフレームワークが必要である。
従来はBIMプロジェクトを始めたとき、最初に行うのはサイトモデルの作成で、線を引いたり、パラメータを調整したり、構造を配置したりする作業をすべて自分で行う必要があり、とても大変だった。
その後、AIによるオンラインモデリングを試してみたが、マップ上で建物や道路、緑地帯などの要素を自動で認識し、初期の3Dモデルを作成することができるようになった。このような素早く生成されるドラフトモデルは、初期段階での方向性や参照として役立つことで、その後は手動で詳細を修正していくことが可能である。結果として、非常に時間短縮になった。
三、概念設計の支援:素早く図面を作成し、最も手っ取り早い方法の一つ
概念設計をするときには常に、サイトを表現するための迅速な方法が求められる。現地のモデリングデータが完全でない状況において、従来の図面や手書きのスケッチを使うのは不便で、また視覚的表現にも劣る。
AIモデリングを使うと、頭の中で仮想のサイトコンセプトを作り、マップ上で区域を囲み選択するだけで、簡単な3Dモデルが生成できる。このモデルをもとにさらに設計を行うことが可能になる。このような素直な方法は、空間配置の初期の検討に視覚的な参照となる。
例えば公園の概念設計を行うとき、AIモデリングはサイトのフレームワークを素早く生成し、空間関係、地形の起伏、建築の体積比較の分析を行うこともできる。万能ではないが、概念設計を明らかにスピードアップし、初期段階でのモデリングの手間を解消してくれた。
四、教育・トレーニング:非専門家も「モデリング」を楽しめる
AIモデリングの非常に面白い点は、非専門家でもモデリングに参加できるということだ。以前は他人に3Dモデリングを教える際、CADソフトウェアの使い方やポイントクラウドデータの収集、傾斜撮影の処理など複雑な手順を教える必要があり、新たな参加者にとってはハードルが高いと感じられていた。
しかしAIモデリングを使えば、マップ上で一部のエリアを囲み選択するだけでモデルが作成される。このような直感的で手軽な操作方法は、教育やトレーニングシーンにおいて非常に適している。学生であれ企業の外の人物であれ、モデリングのプロセスに参加することが可能になる。
絵画やポイントクラウド処理といった知識を多く教える必要がなく、簡単に3Dモデリングの基本原理やワークフローを学ばせることができる。低コストで、結果も直感的で、3Dモデリングを高技術的な領域から、誰でも使えるツールへと変えてくれる。
五、AIモデリングは本当に従来の方法を置き換えることができるのか?焦らず、結論を急がないこと
本当は以前からAIモデリングに対して疑問をもっていた。本当に従来の3Dモデリング法を置き換えることができるのか?
私が試してみた結果、答えは「できないが、補助的なツールとして使える」ということである。
AIモデリングは傾斜撮影やCAD/BIMモデリングに比べ、精度や詳細度に劣る。そのため、より正確なモデルを要求される場面では代替にはならない。「補助的なツール」として、初期モデルを素早く作成する用途や高精度データが不足している場合の基本的なモデル作成には適している。
六、Shapezo:モデリングをより手軽で柔軟に
AIモデリングツールについて思い出すと、特に「Shapezo」というマップに基づいてモデルを生成するツールが印象的だった。これはどうやって動いているのか?非常に単純で、マップを開き、あるエリアを選択し、囲み選択するだけでAIが3Dモデルを作成してくれる。複雑な手順もなく、専門的なスキルも必要ない。
このツールの強みは手軽さにある。スマートフォンやパソコンの上で簡単に操作が可能で、専用の設備やソフトウェア、そして大規模なチームサポートは不要である。特に一時的なプロジェクトやコンセプトスケッチ、あるいは私のチームのような非専門的な状態において、非常に使いやすい。
結論として、AI技術の継続的な進化により、現実感や構造の詳細度においてもどんどん向上している。完全にAIに依存して従来のモデリングを置き換えることはできないが、仕事において非常に頼りになる補助ツールとしての価値は大きい。特にリソースが限られているものの高速な視覚表現が必要な場合において、非常に役立つ存在である。



