カップ&ボールをブラッシュアップ | マジックと奇術と手品と・・ほか少し★

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手品は6歳から始めた。人生の最初の6年間が惜しい。なんてね。

今日は、駒込マジックルームの「ともの会EX」へ。
当ブログでも何度か紹介していますが、参加者が各自の手順を演じて、ゆうきともさんと庄司タカヒトさんにダメ出しをしてもらう会です。

私はここ数回、自分のカップ&ボールの手順を見ていただいています。

一応この会では、多くの参加者を順に回してゆく関係から、一人あたりの演技時間は5分以内を推奨とされています。
私のカップ&ボールの手順は、普通のペースで演じると7分ぐらいかかるので、まず最初は中盤の小オチとも言うべき箇所まで、前半だけ演じていました。
そして、前回はそこからクライマックスまでの後半を。
これまでの数回で、全体の主なダメ出し点は網羅できたということで、今回は手順全体を通してのチェックです。

ひとつ、ちょっと痛かったのは、Striking Vanishを失敗してしまったところです。
自分の中ではこれまで、95%以上の確度で成功するようなつもりでしたが、なぜかあせって3回ぐらい失敗してしまいました。

これについては失敗しないように練習するのはもちろんだが、失敗した後のリカバリーも大切だと指摘されました。
そのとおりだと思います。
実演で仮に一度失敗してしまえば、動揺によって2回目の失敗確率はさらに上がる。なので、もう2度目は安全な普通のFake Passに切り替えるべきなのですね。
ま、それは踏まえつつも、もっと技法がSecond Nature(第二の天性)になるように練習を続けたいところです。

そのほかの指摘点の覚書。
・一番角度的に厳しいのは、最初のボールのスチールと、その後カップを置くところ。
・客が押さえたカップへ移動する箇所は、「思い直した」ような演技をせずダイレクトに行く。
・最後のレモン出しの4個目は、あらためてウォンドで叩いてから出すのはリズムを崩す要因。そのままの流れで4個目までリズミカルに出したほうがよい。

ゆうきさんがさすがだと思ったのは(という言い方をすると失礼ですが)、私が自分でこっそり変えた箇所を、きっちりピックアップして可否を下していただいたことです。
上の指摘点でいうと、2番目と3番目。

とくに2番目の箇所などは、かなり微妙な変更点で、なおかつ前のバージョンで実演したのは前々回のEXにおいてなのです。
それを今回、私からはとくに「変更した」と申告もしていないのに、どうもそのあたりに違和感を感じると指摘されました。
結果、私が加えた変更がむしろ不適切で、前のままのほうが良かったということです。

別に、申告せずにこっそり直したのは、チェックする側が気づくか試してやろうとか、そういう思い上がったつもりは全くありませんが。
単にこっちが良いかと思って自分で修正しただけです。

指摘をいただいた箇所はもちろん直すこととなりますが、逆にとくに指摘のなかった箇所については、暗黙の了承を得たものである、ぐらいの安心感を持ってよいのかも知れません。
それほどの緊張感のある目で、私たちの演技をチェックしていただいているというのは、誠に有難く恐縮の限りです。


その後のフリータイムでは、数ヶ月前に考えた「Gemini Coincidence(仮)」を演じてみました。
Gemini Twinsの方法論で、何とかして演技終了時にFour of a Kindが出現した状態にする、というテーマの手順です。
そのために、二人の名刺を使った相性占いのような体裁を取っています。

これについても終了後に少し感想をいただきましたが、全部の操作が終わってスプレッドしたときの、カードと名刺のディスプレイに、改善余地がありますね。


終了後は、マジックルームのすぐ近くのネパール料理屋さんで打ち上げ。
私はお酒が飲めないので、いつもソフトドリンクを頼みます。
普通の居酒屋だと、コーラーとかジンジャーエール等の一般的なジュースやウーロン茶があるだけのことが多いですが、ネパールやインド料理系の店だと、ラッシーが色々あるのがいいですね。
今回はバナナラッシーとマンゴーラッシーを頼んでみました。

ネパール料理屋さんなので、カレー類が充実しています。
ネパールカレーだけでなくインドカレーもあります。
その中から3種類ほど見繕って注文。1種類だけ私の好みで、納豆が入ったものを注文しました。

私、関西人なのに(とよく言われますが)、3度の飯より、というか3度の飯が全部納豆でも平気なぐらいに、納豆好きなのです。
自宅でカレーを作るときは、ほぼ常時納豆を入れますし。
鍋の状態で入れるのではなく、お皿に盛るときに、カレーと一緒に納豆も乗せるということです。
カレーのCoCo壱番屋にそういうメニューがありますね。


ここのお店ではカレーはライスではなくナンに付けて食べます。
結構甘めの味付けで柔らかな風合いのナンに、ピリ辛のカレーが良く合い、美味です。

この打ち上げでの会話は、マジックの話も多少しましたが、それよりもプロレスや漫画・アニメの話が大半だった気がします。
ゆうきさんも庄司さんも、結構格闘技に詳しいんですよね。
私は漫画やアニメはそこそこ話に付いていけますが、プロレスは良くわかりません。
20~30年前のスターレスラーの名前ぐらいなら、多少は言えますけどね。(アンドレ・ザ・ジャイアントとか)

ま、そんなこんなで打ち上げも23時にはお開き。

次回もう一度ぐらい演じさせていただければ、私のカップ&ボールのブラッシュアップも取りあえずは一区切り、というところでしょうか。