今日はあらすじほぼなしで、つらつらと思いついたことを取り留めもなく書きます。
監督が沈阳と贲放、脚本が墨宝非宝の全30話。
《周生如故》という前世からの縁を成就させるのがこの《一生一世》ですので
こちら↓をご覧になっているという前提で書いています
主役の2人
人気配音俳優の时宜(白鹿)は
広州の空港で
偶然、配音したばかりの作品に出てくる小南辰王と同姓同名の周生辰(任嘉伦)という名を聞いて、思わず声をかけます。
そして、本人を前にした时宜は眼鏡をかけて冴えない風采(というムリのある設定)のこの人があの小南辰王の生まれ変わりのその人だと、一瞬にして感じ取ります。
↑时宜は前世に周生辰の徒弟であった記憶を残しているが、どの程度記憶を残しているのかはっきりとした描写はありません。
その記憶は時々悪夢という表現がなされていましたが、所々でもっとハッキリとした記憶があるのではないだろうか?という行動もあって、わざと曖昧にしている感じがしました。
半年間のe-mailのやり取りを経て西安で再会した2人。
実は镇江の伝統ある紫砂壶製造(投資も含めその他いろいろ)を生業とする周家の長子で、当主となるには結婚することが条件だった周生辰は
継母の決めた相手を断り、ほとんど交流はないけれどなぜか好感を抱いた时宜にいきなりプロポーズし
时宜はそれが運命だと分かっていたかのように、すぐに承諾します。
そして2人は、周家の複雑な事情と、様々な障害を乗り越えて幸せになるという物語です。
前世では世間や地位や権力という荒波に溺れて命を落とした2人が、今生ではあらゆる困難を乗り越え、決して離れず愛を成就します。
つまり、ラストは皆さまお待ちかねのHEですヨ。
感想
ストーリーにのめり込むというより、結構くだらないことをぼんやりと考えて見てしまった《一生一世》
しかも残り4話でスパッと止まってしまい、完走が遅れました。
↑円満前に虐の予感しかしない展開…
でもこの物語が《周生如故》で悲しみに暮れた視聴者の心を満たしてくれるものであることは間違いありませんし、見て悔いもなければ、見るべきものは見たという満足感もあります。
ただ、あまりに出来すぎた人物背景にふと心が冷めて素直に受け取ることができず、2世にわたる純愛に浸れなれなかったということなのです。
まぁるい表現にすると、ドラマって基本おとぎ話の世界なんだということが強く意識させられる《一生一世》 ←それって当たり前に普段から分かっていることだけれど、より強く感じたんですよねぇ
家族の拗れ方も尋常じゃないし(だから、ドラマだっちゅーの)
もし时宜に主角光环がなければ、早々に亡くなっているでしょうし
なんといっても周生辰の生い立ち背景が派手
海外から戻り中国を拠点として研究を進めようとする化学者の周生辰。
このドラマの場合、設定としては見た目は平々凡々な割に中身と背景が凄すぎな男性である周生辰ですが、あの顔で平凡と言われても、視覚から得る情報で脳を騙すことは不可能。
どっからどう見てもイケメンなんだもん♡相貌平平だなんて思い込むのはムリでございます。さらには富豪っぷりがスゴイ。
実家がこんな感じで、上海に老洋房持っててとか、一体どんだけ〜。
婚約してからそれを知る时宜なんだけど、时宜は自分も芸能界では有名で、上海で家を買えるほど自立しているので、お相手の背景については頓着していないんですよね。
でも周生辰は思いもよらないほど富何代目な名家の出なわけです。
この周生辰が地味っぽくしていても任嘉伦だから、高級そうなスーツとか着ていたら、そりゃもうステキ♡
しかも、金に糸目をつけぬ嫁の甘やかしっぷり。
そうなると、仮に周生辰と前世の縁がなかったとしても、好きになっちゃうでしょ⁈なんですよね。
いやこのお話の場合、前世の記憶を持つ时宜がというより、記憶のない周生辰が时宜と巡り合い、愛し始めるということの方が重要な意味を持つんですが
そもそもその时宜も普通の人じゃない、どんな男性であってもチャンスがあれば是非!な設定。
そうなると、この2人が現世で結婚する意味ってなんなんでしょう?とそれこそそもそものところが⁇になってしまい…
↑そういう、言っても仕方ないこと考えているからのめり込めなかったに違いないんです。よりによってなぜこのドラマで。どハマりしたかったのに〜
楽しかったのは、周生メンバーがみんな同じ時代になんておかしいと思いつつ「あ、この人〇〇の生まれ変わり?」と想像できること。
最初
周生辰の親友であり弁護士の梅行(此沙)と
心术不正な弟の周文川(骆明劼)のどちらが太子の生まれ変わりなんだろうってちょっと迷いましたけど、やっぱり梅行でした。
梅行は前世の债を返すために生まれ変わったんですね。
「残柳荷枯,梅如故」は前世で太子が幸华に言っていたそうで。←完全に忘れていた。ここからも梅行が太子であることが分かるらしい
あ、そうそう、时宜の携帯電話番号にピンと来た方多かったのでは?
発音にかけて「一生一世 十一 我爱你 久久」という意味の番号ですよね、コレ。
画面全体が始終少し色褪せた色調で整えられていてノスタルジー。衣装、背景ともに美しくて。
撮影地の苏州を走ったラッピングバス。これは巡ってみたい。西安ももう一度ゆっくり行きたかったな。
周生辰のご実家はココで撮影。こちらも上海から近いですね。行きたかったー!↓大众点评よりお借りしました
宿泊代金は週末で
2人分の朝ごはん付きで1部屋このくらいから。10万円弱ってとこですかね。お部屋が広い〜。
《一生一世》を見ている間の鬼リピostは毛不易の《给你给我》。アルバム《平凡的一天》に入っています。
でも、最後の最後にまたこの曲が流れた際には「選曲手抜きなんじゃない?」ってがっかりしたのは私だけでしょうか?