加賀ゆびぬき講座 | ボランティアグループ「互人多」(friend)報告用ブログ

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上海で活動しているボランティアグループ「互人多」(friend)の活動報告用ブログです。




約2か月前にも行った本ワークショップ、ご要望にお応えして2024年5月7日と14日にもう一度開催致しました。
今回も講師は編み物作家「友」の市川先生です。





2週に渡って行われる講座の1週目は毎回、土台を作ることにほとんどの時間を使います。
苦労して出来上がった土台には既に愛着が湧いており
講座終盤、いよいよこれに糸をかがっていくわけですが
まだまだ隙間だらけのうちに今回もまた時間切れとなりました。

各々ご自宅で作業を進めて下さり、1週間後にお持ちいただいた宿題の成果は人それぞれ。
でも皆さん感想は一緒でした。「どうして先生の作品はこんなにきれいにかがれているのでしょう?」と。
隙間が空いてしまう、模様の中心がずれてしまう・・・進めるうちに出てくる問題点。
2週目冒頭はどんなところに苦労したのかを参加者一同で話しながら
等分線の位置の正確さがいかに出来映えに影響するのか、色選びをもっと慎重にしたら良かったかも…など
学びをシェアしました。



例えば講座の一番始めに絹糸3色と内布を選ぶのですが
市川先生から「初めての場合、同系色を選ぶと難しいかも」とのアドバイスがあったのです。
進めてみると確かに糸や土台の内布がそれぞれ違う色である方が
何周かがったか、きれいに縁がかがれているか、が分かりやすいようでした。
先生が持参して下さった本を見ると本当にたくさんの柄があり
どれだけ難易度が高いかも、自身で手掛けてみたからこそ今はよくわかります。
色選びの難しさや楽しさ、かがるにつれて現れる模様の美しさ
難しいけれど楽しい、もっと完成度の高いものを作ってみたいという思いが
出席者の方々からひしひしと感じられました。
材料や指南書について詳しく質問していた方々は、きっとまたご自身で新たに作られるのでしょう。
互人多のワークショップを発端に、ハンドメイドの楽しみが1つ増えたとしたら嬉しい限りです。



5名の参加者の皆様、講師の市川先生、ありがとうございました。

収益:1000元