上海城市新聞 Vol.30 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その9) | 隊長のブログ

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中国上海に2003年12月から2008年1月まで、商社マンとして駐在していました。趣味はヒップホップダンス、旅行、映画、スポーツ観戦です。野球は阪神タイガースのファンです。

上海城市新聞 Vol.30 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その8)  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/28dcea7a3df2d51dbf0a6819bf77bb25

 


旅の4日目の午前中、中国河南省信陽市羊山新区にある大型ショッピングモール「万达广场(万達広場)」5Fのレストラン街を散策していると、トイレに行きたくなりました。

 

 


個室には、“卫生纸(Toilet paper)” が備え付けられていなくて、洗面化粧台脇に掛けてあるBOXのQRコードを読み取ると、無料で一定量が出てくるシステムです。

 

 


“温厕纸(温かい濡れティッシュ)” を、取り出せるBOXまで、取り付けられていました。

 

 


こんなハイテク・トイレなのですが、個室内は、洋式便器ではなく、日本の和式トイレにある先端の丸い突起がないフラット型の “中式トイレ” でした。

 

 

(写真は、高速鉄道車内のトイレ)

 


万達広場の散策を終え、一旦ホテルに戻って来たのが、午前11時頃。お昼ご飯は、万達広場1Fの便利店(コンビニ)で買った、お弁当で済ませました。


ホテルにいてもつまらないので、午後1時過ぎに、再び近所の散策に。


最初に訪れたのは、ホテル(地図の赤矢印)の左隣(西)にある「百花会展中心」(黒枠内)。

 

 

 

 

ここは、新しく開発された信陽市羊山新区の中心に位置する、大型コンベンションションセンターです。

 

 

 


12年前、衣料品の展覧会をやっていた開業直後の「百花会展中心」を訪れた時の動画が、残っていました。

 

 

 

 

 

 


おびただしい数のオートバイ、自動車、人で溢れていた場所が、この日は人の気配が全くありません。ただ、前々日の夜に訪れた時は、老若男女が集まり中国名物「広場ダンス」の会場と化していました。


次に向かったのが、「新七大道」を挟んで北側にある「百花園」(上の地図のオレンジ枠内)。

 

 


説明看板を見ると、公園の北側に「信陽市政府庁舎」などがある「信陽市行政センター」の南に、2009年10月1日にオープンした、22ヘクタール(東京ドームの約5倍)にも及ぶ公園であることが分かります。

 

 


ここも、二日目の夜に訪れた時は、家族連れで賑わっていたのですが、30℃を超える平日の昼間、人を見かけることは、ありませんでした。

 

 


中国らしいなと思ったのは、開業当時は、満々と水をたたえていたと思われる “生態水系” 観察場所が、干上がっていたこと。

 


あまりの暑さに、これ以上の散策は無理だと、ホテルに戻ることに。


ホテルの駐車スペースの一画に、EV(電気自動車)の無人充電スタンドがありました。QRコードを読み取ることにより、充電が出来るようです。

 

 


今回の旅行で、何度も感じたのですが、中国のEV化の進展は目覚ましいですね。滞在8日間、街中でガソリンスタンドを、全く見かけませんでした。


ただ、この充電スタンドを運営しているのが、中国最大のEVメーカー「BYD」ではなく、米国の「TESLA」なのも面白いです。


旅の三日目の項でも書きました が、日本からは撤退した米系の世界最大スーパー「ウォルマート」は、中国で事業展開をしています。


米中経済戦争と言われますが、「麦当労(マクドナルド)、「肯德基(ケンタッキー・フライドチキン)」などを含め、米系資本は、中国経済に深く根を張っているのですね。


「信陽中楽百花酒店」18Fの部屋に戻ってきたのが、午後3時過ぎ。

 

 


 

このスイートルーム一泊の値段は、なんと250元(約5,600円)。円安下ではありますが、超安値でした。中国でも、北京や上海などの大都市では、そんなことはないのでしょうが、ここ河南省信陽市は、総じて物価が安いです。


暑さも少し和らいだ夜8時、食事に大型ショッピングモール「万达广场(万達広場)」(地図の青枠内)に、出かけます。


5Fのレストラン街を午前中に下見をしていたので、迷わずに向かったのは、日本でも、チェーン展開している「海底撈(HAIDI LAO)火鍋」 「信陽万達店」。

 

 

 


レストラン街の一番人気店、さらに金曜日の夜と言うことで、家族連れで行列が出来ていたのですが、幸いにも “お一人様” なので、直ぐに入店できました。


先ずは、クラフトビールの “海底捞徳式(ドイツ)小麦啤酒” で喉を潤します。500ml瓶のお値段は、11元(約245元)。他の店で飲むビールの二倍以上の価格なのですが、美味しかったです。

 

 


1994年に中国の四川省で創業した「海底捞火锅」。現在、全世界で1700店舗以上を展開しているそうです。


“一人鍋” では寂しいので、写真は撮りませんでした。


週末の親子連れで賑わっている店内では、従業員による誕生日お祝いパフォーマンスも始まりました。

 

 


満腹でホテルに戻ったのが、20時半頃。こうして、旅の四日目の夜が更けていきました。

 

 

★続きは 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その10)で★


 

* 料金の情報、人民元の円換算レート (1元≒22.2円) は、2024年6月現在のものです *