隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第589回は、『ドラマ 「春になったら」』をお送りします。
民放各局の1月から始まった冬の連続TVドラマ（連ドラ）、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、六作品です。前期が四本でしたので、今期は隊長が注目する作品が多かったです。
その冬の “連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『君が心をくれたから』 、
二作品目が、『となりのナースエイド』 、
三作品目は、『院内警察』
四作品目が、『さよならマエストロ』 でした。
今日ご紹介する『春になったら』は、カンテレ制作・フジテレビ系列「月曜22時枠」枠で、1月15日から放送開始されました。放送時間は、毎週月曜日の 22:00 ～ 22:54。
本ドラマは、三カ月後に結婚する娘と、三カ月後に結婚する娘と、この世を去る父。母を亡くし、反発しながらも支え合ってきた父娘が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していくかけがえのない三カ月間を描いた、ヒューマン・コメディです。
脚本：福田靖（やすし）のオリジナル作品。
尚、「隊長のブログ」では、福田靖さんの脚本ドラマを、これで五作品を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい 。
主演は、奈緒と、木梨憲武。
共演者：濱田岳、小林聡美、光石研、橋本マナミ、筒井真理子、深澤辰哉、見上愛、西垣匠、影山優佳、矢柴俊博、ほか。
主題歌は、福山雅治の「ひとみ」。
第1話のあらすじ：助産師の椎名瞳（奈緒）は、6歳のときに母を亡くし、以来22年間、父・雅彦（木梨憲武）と反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って暮らしてきました。助産師の仕事にも誇りを持ち、勤務先の院長・杉村節子（小林聡美）のもと、家族の新しい始まりの瞬間に立ち会う日々に幸せを感じています。一方の雅彦は、頑固で破天荒な自由人。男手一つで育てた瞳を心から愛し、持ち前のキャラクターと話術を生かして敏腕実演販売士として働いてきました。
そんな父と娘が迎えた2024年の元旦、瞳はおせち料理を前に、雅彦から「報告したいことがある」と切り出される。瞳もまた雅彦に報告があったため、二人は「せーの」で同時に発表することに。すると瞳は「三カ月後に結婚します」、雅彦は「三カ月後に死んじゃいます」とそれぞれ告白し、父と娘は互いにがく然。とりわけ雅彦は、瞳の恋人・川上一馬（濱田岳）が10歳年上の売れないお笑い芸人だと知り、結婚に猛反対。対する瞳も、ステージ4の膵臓（すいぞう）がんだという雅彦の告白をつまらないうそだと決めつけ、反対されても絶対に結婚すると言い張ります。
大学時代からの友人・岸圭吾（深澤辰哉）と大里美奈子（見上愛）に誘われたお笑いライブがきっかけで一馬と出会い、やがて家族になりたいと思うようになった瞳でしたが、実はまだ雅彦に言えない秘密を抱えていました。それでもまずは、何とかして結婚を認めさせ、祝福してもらうことが先決。そこで「死んでも死にきれない」という雅彦の言い分を確かめるべく、またうそであってほしいという願いを胸に、雅彦の主治医のもとを訪ねて。。。
第5話までの感想：隊長のドラマに対する持論は、「原作のないオリジナル脚本の方が、面白くなる可能性が高い」です。本作品は、持論通り、実績のあるベテラン脚本家・福田靖さんのオリジナル作品。
そして、日本人の好きなホームドラマに、人情物語と笑いの要素を味付けて、定評のあるキャスト達。制作サイドは、企画の段階で、ヒット間違いないと確信したでしょうね。
父と娘の関係がテーマの一つですが、同じテーマの『さよならマエストロ』とは、真逆の評価です。
奈緒さんと、木梨憲武さんんをはじめとするレギュラーメンバーは、もちろんですが、毎話週替わりで登場するゲスト出演者にも注目です。
第4話では、雅彦の中学と高校時代の同級生で、喫茶店の店主・神健一郎役で中井貴一さんが、出演しました。さすが、中井貴一さん。複雑な思いを胸に秘め、雅彦との48年ぶりの再会を果たす健一郎を好演しています。
この日の放送のエンドクレジットの出演者覧には、中井貴一（友情出演）となっていました。プライベートでも、木梨さんと仲の良い、中井さんならではの出演だったようです。
これで、中井貴一さんが出演する作品・番組を、12本紹介したことになります。詳細は、こちらをご覧下さい 。
あと、一馬の息子・龍之介を演じる子役の石塚陸翔（りくと）君にも目が離せません。
2022年10月期 『ファーストペンギン！』 では、奈緒さんの息子役として共演しているだけでなく、現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』では、懐仁親王役に抜擢されています。
尚、『春になったら』次回・第6話は、2月19日（月）よる10時からの放送予定です。
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