テレビ Vol.588 『ドラマ 「さよならマエストロ」』 | 隊長のブログ

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中国上海に2003年12月から2008年1月まで、商社マンとして駐在していました。趣味はヒップホップダンス、旅行、映画、スポーツ観戦です。野球は阪神タイガースのファンです。

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第588回は、『ドラマ 「さよならマエストロ』をお送りします。

 

 

 


民放各局の1月から始まった冬の連続TVドラマ(連ドラ)、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、六作品です。前期が四本でしたので、今期は隊長が注目する作品が多かったです。


その冬の “連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、『君が心をくれたから』 、


二作品目が、『となりのナースエイド』 、 


三作品目は、『院内警察』 でした。


今日ご紹介する『さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~』は、TBS系列「日曜劇場」枠で、1月14日から放送開始されました。放送時間は、毎週金曜日の 21:00 ~ 21:54。


「日曜劇場」の前々作は、『VIVANT』 でした。

 

尚、サブタイトルの"アパッシオナート"とは、イタリア語(appassionato)で、音楽の発想標語の一つ。「熱情的に」「激しく」の意味です。


本作は、天才指揮者の父親と、その父を拒絶し音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通じて親子の絆と人生を再生させていく、ヒューマンドラマです。


脚本:大島里美のオリジナル作品。


大島里美さん脚本ドラマは、2022年1月期  『妻、小学生になる。』 その他を、取り上げています。


主演は、西島秀俊と、芦田愛菜。


共演者:石田ゆり子、西田敏行、宮沢氷魚、玉山鉄二、大西利空、竹内都子、新木優子、津田寛治、佐藤緋美(ひみ)、當真あみ、久間田琳加、白石加代子、淵上泰史、満島真之介、柳亭小痴楽、ほか。

 

 


 


主題歌は、アイナ・ジ・エンドの「宝者」。

 

 

第1話のあらすじ:5年前、指揮者・夏目俊平(西島秀俊)は音楽の街・ウィーンで指揮台に立ち、聴衆を大いに沸かせていました。しかし、俊平はその時知る由もありませんでした。娘・響(芦田愛菜)に最悪なことが起きていたことを。


5年後の2023年、秋。俊平は指揮者を辞めて、一人きりでウィーンの街にいました。家族は、彼の元を去っていったのでした。そんな俊平のもとに、日本にいる妻の志帆(石田ゆり子)から5年ぶりに連絡が入る。画家の志帆にフランスで仕事が入ったため、日本で子どもたちの面倒を見て欲しいと言う。


かくして、俊平は20年ぶりに帰国。しかし、響は俊平と目を合わせようともしません。おまけに、音楽以外の能力がゼロの俊平は、家事が一切できないのです。
そんな状態の中、父子3人の気まずい生活が始まる。


翌朝、夏目家にやって来たのは晴見市役所観光課の古谷悟史(玉山鉄二)。市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの団長でもある古谷は、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼みにきたのでした。実は、志帆が裏で古谷に指揮をすることを約束していたのです。しかし、俊平は古谷のお願いを固辞します。


一方、晴見市役所に勤めている響は、晴見フィルが演奏会や練習で使用している晴見あおぞら文化ホール担当になっていて、晴見フィルのメンバーで観光課の森大輝(宮沢氷魚)に俊平の話を聞かれますが、そっけない態度。そんな中、俊平は晴見市長・白石一生(淵上泰史)から、晴見フィルが置かれた厳しい状況を聞かされます。さらに、晴見フィルの練習に行った時に、あることを聞かされて。。

 

 

第5話までの感想:隊長のドラマに対する持論は、「原作のないオリジナル脚本の方が、面白くなる可能性が高い」ですが、本作品には持論が通用しないかも知れません。


数々のヒット作を生み出してきた、大島里美さんのオリジナル脚本ですが、何故かドラマに入り込めません。


存続の危機にある楽団の再生と、父と娘を含む家族の再生、二つのテーマがどっちつかずになっている印象です。


それと、オーケストラが舞台の物語ということで、既視感があるのかも知れません。


主役の一人・芦田愛菜さん、今までのイメージとは異なる、好感を持てない人物設定も、彼女の演技力を生かせていません。


晴見市は、架空の街ですが、実際には静岡県富士市がロケ地のようです。富士山をバックにしたシーンなど、映像は素敵です。また、オーケストラの演奏シーンも、しっくりと作り込んでいるだけに、残念です。

 

 

尚、『さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~』次回・第6話は、2月18日(日)よる9時からの放送予定です。

 

 

 

 

 

 

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