映画 Film239 『男たちの挽歌Ⅱ』 | 隊長のブログ

隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで、商社マンとして駐在していました。趣味はヒップホップダンス、旅行、映画、スポーツ観戦です。野球は阪神タイガースのファンです。

隊長が、これまでに鑑賞した「映画 映画 」を紹介するシリーズの第239作品目は、『男たちの挽歌Ⅱ』をお送りします。

 

 


『男たちの挽歌Ⅱ』(原題:英雄本色Ⅱ、英題:A Better TomorrowⅡ)は、1987年12月公開 (日本公開:1989年7月)の香港映画。 第3作まで製作された「男たちの挽歌シリーズ」の第2作です。


第1作『男たちの挽歌』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1621c294a6f9a3bbba5821aa707f601


「隊長のブログ」では、合作を含む香港映画を、これで18作品を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5058be5b44ff584aff12ffea7ef8a75d


製作会社:新藝城影業有限公司(Cinema City Company Limited)、電影工作室有限公司 (Film Workshop Co., Ltd.)。


言語:広東語。上映時間:104分。


監督・脚本:ジョン・ウー(呉 宇森)。


ジョン・ウー監督作品を、これで7本を取り上げたことになります。詳細は、こちらをご覧下さい https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d04304f1b1a065dccfd8edf4168fd2a0


主演:チョウ・ユンファ(周 潤發)。


チョウ・ユンファの他の出演作品は、2011年日本公開の『シャンハイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/79be3e3fb36dc07043f812b95fd1d814 を、紹介しています。


共演者:ティ・ロン(狄龍)、レスリー・チャン(張 國榮)、ディーン・セキ(石天)、エミリー・チュウ(朱寶意)、ほか。


レスリー・チャンは、1994年公開 『さらば、わが愛/覇王別姫』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b8f2483904c252b83ad163625b9f1258 と、


1997年 『ブエノスアイレス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7fe63595b51d7a46fd690fe46ed88ad を、取り上げています。


主題歌は、レスリー・チャンが歌う「奔向未來的日子」。

 

 

あらすじ:前作の『男たちの挽歌』で、相棒のマーク(チョウ・ユンファ)を失い、彼の死を悼みながら刑務所に服役中のホー(ティ・ロン)は、偽札製造組織の摘発に協力するよう香港警察から頼まれます。刑事である弟のキット(レスリー・チャン)が潜入捜査に関わっていると知ったホーは依頼を引き受け、元ボスのルン(ディーン・セキ)に接触します。


しかし、ルンが部下コーの裏切りで殺人の罪を着せられ、ホーはルンをニューヨークへ逃亡さます。それでもルンは組織に狙われ、娘ペギーを殺害されてしまい、廃人同然になってしまいます。そんな絶体絶命のルンを救ったのは、マークの双子の弟・ケン(チョウ・ユンファ:二役)でした。


やがてコーの追っ手はケンの下にも迫ります。ケンは、何とか正気を取り戻したルンとともに追っ手を退け、報復の為に香港へ戻ります。ケンに会って、彼にマークの面影を重ねるホー。やがてホーはケンとルン、兄の想いを理解したキットとともにコーのアジトである港湾倉庫を急襲しますが。。。

 

 

感想:前作のヒットで、多額の制作費を投じることが出来たからか、『男たちの挽歌』より数段スケールアップした作品になっています。


例えば、前作の海外ロケ地が台湾だったのに対して、本作はニューヨーク。そのロケ地で、ハリウッド映画なみのカーアクションが展開されます。


銃撃戦も過激で、ケンが階段を、頭から落ちながら、乱射するシーンなどは、圧巻です。それこそ、使用した火薬の量も桁外れなのでは。

 

キャストでは、前作から引き続き登場したのは、チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、エミリー・チュウ、など。このメンバーに、香港映画の重鎮・ディーン・セキが加わっています。


前作制作時には、続編の制作を考慮していなかったのでしょう。主役のマークを殺してしまいどうするのかと思いきや、双子の兄・ケンとしてチョウ・ユンファを登場させるという荒業を使っています。


『男たちの挽歌』の感想にも書きましたが、若手刑事・キッド役のレスリー・チャンの魅力が満載の映画となっています。主題歌の「奔向未來的日子」の物悲しいメロディーも、本作のラストで殉死してしまったキッドと重なり、映画の雰囲気にピッタリです。


 

 

 

 

 


==「映画」バックナンバー ==ni
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~225  省略

Film226 2021/4/18 『少林サッカー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7cadbe8320324f6f76c92f3055fdb9

Film227 2021/5/3  『ダーティーハリー2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f9b1e1d7c73831ed6bd802308f3e633

Film228 2021/5/11 『記憶にございません!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dbe589226c7d8c59c68739e909441512

Film229 2021/5/19 『海洋天堂』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/417011bf38b8475d306a2c9e9165963a

Film230 2021/5/29 『最高の人生の見つけ方 (2019年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fc657982359bb0e626957648a10d485f

Film231 2021/6/12 『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b7dd45c3e2988a5e10f89396b56cab86

Film232 2021/7/16 『ターンレフト ターンライト』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f9107d043155b78160b2e3673bf00b18

Film233 2021/7/28 『蝉しぐれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5b0180e3be682d458ac6d319e4c7b448

Film234 2021/8/12 『キネマの神様』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1430ea47c71a6a1da4a662ebe7aa8f26

Film235 2021/8/25 『慕情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/99d5e5f27218122714e8564f2f55e28c

Film236 2021/9/3  『男たちの挽歌』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1621c294a6f9a3bbba5821aa707f601

Film237 2021/9/19 『バニラ・スカイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b66582e1e43a1910e83bd538c48a8660

Film238 2021/10/1 『ホタル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7754ab0228da08b787c23e653c71acc