日本橋「嶋村」で今日は色々なことがあった
弱まったので、夕方5時の待ち合わせには少し早いが
家を出る。
蒲田でアーケード街を端から端まで往復歩いて、本日の歩数を稼ぐ。
さらにドトールで珈琲を飲んで、東京駅に向かう。
5時に毎週土曜日に飲む高校1年からの親友と待ち
合わせ、今日は嘉永3年(1850年)創業の割烹嶋村に
行く。
嶋村は来年創業170年を迎える。
まずは生ビールで乾杯。
つまみはエシャーレット、たたみいわし、天麩羅の盛り
合わせ、卵焼き、枝豆、トコブシの炊き合わせをとる。
(稚鮎が3本入っていた)
(初物の枝豆、注文を受けてからその都度茹でるそうだ)
(トコブシの炊き合わせ)
1階のテーブル席を担当する仲居さんが遠慮がちに
私に「ご病気はどうされました?」と聞いてきた。
前回、この店に来た時、友人に病気の検査入院の話を
していて、仲居さんも一緒に聞いていたので、仲居さんが私のことを心配してくれていたのだ。
そこで、脳の血管にステントを入れることも、手術することもしないで済み、投薬治療を続けることになったと説明すると仲居さんが大層喜んでくれた。
こちらの方こそ、そんなに心配して貰って感激だ。
今日は前回来た時より顔色がいいとおだてられ、半分
ほど入っていた焼酎のボトルを飲み切り、新しいボトルを
入れる。
帰る時に、いつもカウンターの一番奥に座って書類に
目を通したりしている店主が我々のところにやって来て
初めて挨拶してくれる。
創業170年の店主は気位が高く、商売人なのに頭を
下げない人と思っていて、それはそれで慣れていたが、まさかの挨拶を受けて、吃驚だった。
もしかして、シャイな人だったのかも知れない。
何だか来週も顔を出したくなった。