居酒屋はしご
今日は家にいる日。
夕方、かねてより約束していた会社時代の後輩と
東横線武蔵小杉で待ち合わせる。
優秀な後輩で、酒も強いが、一度も乱れたことはない。
人格的にも年下ながら尊敬している。
後輩だが、既に定年を迎え、いまは週3日アドバイザーの
ような形で元の会社とは別の組織で勤務している。
どこの店に入ろうかと言うことになって、私がネットで
調べておいた「文福」という店に行く。
この店は居酒屋評論家吉田 類が推奨する店だ。
(武蔵小杉駅から徒歩5分ほどの裏通りにある「文福」)
焼トンと焼鳥の店だが「カレー煮込み」で有名な店だ。
いかにも昔から営む個人の居酒屋という風で、壁が
永年の焼鳥の煙で燻されたように黄色く変色している。
だいたい、吉田 類の好みの傾向が解って来た。
さて、焼トンと焼鳥をそれぞれ5本ずつ、それに
小鉢の「カレー煮込み」をそれぞれ注文する。
「カレー煮込み」は昔のカレー味で中に牛スジの
ようなホルモンがとろけるように煮込まれていて、
上にのった刻みネギと絶妙なハーモニーを
醸し出し、確かに旨かった。
焼トン、焼鳥は最近旨い店を食べ歩いている
私としては、特に感動は無かった。
最初ビールを1本注文し、焼酎の水割りに変えたが、
この店、酒類が高い。そこで名物料理を食べた私達は
店を変えることにした。
向かった「さくら水産」は勝手知ったる店だ。
店員がほとんど中国人のアルバイト。
だが、みんな愛想がいい。
ここでは、ホッピーに魚や野菜の肴を取って、
久々に会う後輩と遅くまで談笑した。
(ぶりのカマ焼)