東方明珠塔(通称オリエンタルパールタワー)の下部分にある「上海城市歴史発展陳列館」に行ってきました。

 

どんな施設かざっくり言うと、昔(主に近代以降)の上海の街や庶民の暮らしの様子を等身大のジオラマ(蝋人形や模型)を用いて紹介する施設です。

難しい資料が並んでいる訳ではなく、しかも、日本語表示あり(これまでで初!)で、子どもたちが自分で説明を読んで展示物を楽しめました!

 

場所は少し分かりにくいです(以前来訪した際は入り口が見つからず、たどり着けなかった・・・)

タワー両脇の荷物検査の入り口を抜け、大階段横の「0米・商業中心」入り口を見落とさないように!

この入り口からタワー下の土産店街のなかに入ります。

奥まで行くと、「上海城市歴史発展陳列館」の入り口に着きます。

チケットはその場でQRコードをスキャンして購入可能です。

 

中に入ると、まずは乗り物がたくさん!

20世紀初頭に上海で使われた自動車やバス、路面電車が展示されています。

 

ほかにも、馬車や人力車、お嫁さんを運ぶのに使われた豪華なカゴ(写真奥の金色のもの)もあります。

 

階段を上ります。

 

階段を上ると、昔にタイムスリップしたかのような雰囲気に。

石畳の道沿いに、蝋人形や昔使われた道具や家具、模型などで作られた等身大ジオラマセットがずらり!

道は少しくねくねでいり組んでいますが、常に矢印が書かれているので、順路通り迷うことなく進めます。

 

まずは、農村の暮らし再現エリア。機織機や脱穀機などがあります。

 

昔のお店再現エリア。写真に写したのは酒屋さん、薬屋さんです。

ほかにも、豆腐屋さんや綿花屋さん、布屋さんなどがあり、人々がどんな作業・仕事をしていたのか、どんな道具を使っていたのか、子どもでも理解できるように生き生きと再現されています。

 

 

趣のある廊下を抜けます。

 

次に紹介されているのは1850年代以降の欧米各国の進出による租界時代の上海。

イギリス租界とフランス租界の境界付近を描いた絵画

写真左の裁判所は、不平等条約下での裁判の様子の再現

写真には映していないですが、アヘン戦争時の写真で、アヘンを吸っている人のリアルな蝋人形もあります。

以前紹介した「上海気象博物館」の前身である「天文台」など、当時作られた建物の模型もあります。

ほかにも、モダンな歓楽街や証券取引所の再現ジオラマなどもあります。

 

南京路や外灘のジオラマ模型もあります。とても精巧に作られています。

子どもたちは、行ったことある場所だ~と言っていました。

 

 

※館内予想以上に広く、最後の方は子どもが少し飽きてしまい、館内後半の写真少なめです。すみません。

 

※東方明珠塔の写真

 

<基本データ>

場所:上海市浦東新区世紀大道1号東方明珠塔零米大庁(0mホール)の奥

   地下鉄2号線「陸家嘴」1番または2番出口から5~10分程度

定休日:なし

開館時間:9:00~21:00

チケット:その場でQRコードスキャンして購入可能。購入時にパスポート番号入力必要。パスポート提示は不要。

料金:大人35元、130cm以下または6歳以下の児童無料、それ以外の児童は大人の半額

日本語表示:あり(とっても嬉しい!)

英語表示:あり

エレベータ、エスカレータ:館内には恐らくなし(館内2箇所階段あり)

トイレ:あり

所要時間:約1時間

 

<おすすめポイント>

近代の上海に関する展示館ですが、難しい説明なく、ジオラマや模型、実際使用されていた車や道具の展示が主なので、昔の上海の街にタイムスリップしたような気分になれ、子どもでも楽しめる!

歴史の勉強をビジュアルで楽しみながらできる!

日本語表示なので、小学生であれば自分で説明を読んで理解できる点もとってもおすすめ!

 (日本語表示ありの博物館は初めてでした。ほかの博物館では、「お母さん、この説明なんて書いてあるの?」とよく聞かれるのですが、今回は自分で読んでくれたのでとってもよかった!)

 

<注意点>

蝋人形がリアルすぎて少し怖い。

館内意外に広く、館内地図の案内も恐らくなかったので、もう終わりかな?と思ったらまだまだ続く感じがだった。

最後の方は少し飽きてしまうかも。

館内2箇所に階段あるが、エレベータはなさそうだったので、階段の上り下り時はベビーカーだと大変そう。

 

※2024年の情報です。