春節に浦東に旅行へ行き、浦東地区にある博物館に初めて行ってきました。

訪れたのは、磁浮交通科技館です。

 

磁浮交通というのは、リニアモーターカーのことです。

上海には、世界最速級の鉄道、リニアモータカーが浦東国際空港から市内まで走っています。

その始発駅、龍陽路駅にあるのがこの磁浮交通科技館です。

 

龍陽路駅のリニアモーターカーの高架下にあります。

 

館内は1階建てのワンフロアで、主に4つのエリアに分かれています。

 

まず、馬車~機関車~高速鉄道に至るまでの鉄道の歴史の関する展示があります。

映像でも紹介されています。

 

 

リニアモータカーの理論に関する展示が続きます。

タイヤがある乗り物は、動くためには地面からの反作用力が必要になる、しかし、地面と接すれば摩擦力が働いてしまう・・・

速度を速くしようとしてもどうしても上限がある・・・とのことで、タイヤがない乗り物=リニアモーターカーの誕生へとつながります。

 

磁力に関する説明

 

世界のリニアモーターカーの開発に関する展示です。

日本やドイツなど各国で開発された車両の模型が並んでいます。

 

上海のリニアモーターカーのジオラマ(残念ながら車両は動いていませんでした)、模型があります。

 

 

上海のリニアモーターカーの最高速度はギネス記録の430kmで、空港までの30kmをわずか8分で走行しています。

自転車で8分間で何キロ走れるか挑戦できるコーナーもあります(実際に自転車を漕ぐのは数10秒程度)。

 

建物を出て少し歩くと、線路下に行けます。

タイミングよければ、リニアモーターカーが駅を出発する姿を見ることができます。

 

<基本データ>

場所:上海市浦東新区花木街道龍陽路2100号

   地下鉄2、16、18号線「龍陽路」19番出口すぐ、リニアモーターカー、16号線の高架下

   日本人が多く住む古北・虹橋エリアから地下鉄で1時間弱

定休日:なし

パスポート:不要

予約:不要 

料金:無料

トイレ:恐らくなし

日本語表示:なし

英語表示:あり

所要時間:30分~1時間

 

<おすすめポイント>

リニアモーターカーの歴史や原理を知ることができる。

電車の模型もあるので、電車好きのお子さんは喜ぶと思います。

予約不要、無料、館内は広くないなので、気軽に行ける。

 

<注意点>

特に、理論が原理に関する展示は、中国語か英語が読めないとイラストだけでは理解しにくい。

子どもが楽しめるような展示が少ない(個人的には、車内の様子が分かるような展示があればよいのにと思いました)。

 

※2024年の情報です。