上海電影博物館を紹介します。
電影は「映画」という意味の中国語です。
映画がテーマの博物館は初めて行ったのですが、中国映画の歴史や背景がよくまとめられている博物館でした。
子どもが楽しめるだろう4Dシアターやゲームもありました。
ただ・・・この博物館を選んでおきながら大変恥ずかしいのですが、中国映画を何一つ見たことがない私にとっては、
楽しむことが難しい展示も多くありました。
場所は徐汇区で、地下鉄徐家匯駅から約500mです。「上海電影集団」という映画会社の敷地内にあります。
建物は新しく、とっても立派です。
1階に受付カウンターがあります。
チケットは事前に大衆点評等のアプリでも買えますし、当日この場で購入も可能です。
4Dシアターを観る場合は、入館チケットのQRコードを受付で見せた上、4Dシアター用のチケット(QRコード)を別途購入します。
1階で受付したあとは、エレベーターで4階に上がり、4→1階に下りながら見ていくルートになっています。
4階に上がるとすぐに電飾で彩られた廊下があります。キラキラ好きのお子さんは喜ぶと思います。
次に、中国映画の著名人の写真パネルがあります。
恐縮ながら・・・中国映画が全く分からない私にとっては、どなたか分かりませんでした・・・。
昔の中国映画のポスターなどが飾られています。
1900年代の上海の街並みを再現したジオラマ模型や建物が展示されています。
3階に下がります。最初は、中国映画の歴史に関する展示が中心です。
上海の10大映画会社に関する映像が見られたり、昔使われたカメラなどの機械やフィルム、映画の写真などが並んでいます。
昔の中国映画を観られるテレビ画面も多くありました。中国語が堪能な方なら楽しめるかも知れません。
手を動かして遊べるゲームができるエリアもありました。小学生なら遊べるかも知れません。
2階に下ります。
中国映画と外国映画との関わりに関する展示のなかに、高倉健さんや山田洋二監督の写真がありました。
私でも知っている方の写真がやっとあった!と思ってしまいました。
2階にはほかにも、映画に使われる服飾品やメークに関する展示もあります。
最後は1階です。
1階には4Dシアターがあります。最初に記述したように、受付で追加料金を払えば鑑賞できます。
鑑賞料金は子どもも大人も共通で1人30元です。
1日に何回も(約1時間おき)上映するので、いつ入館しても大概鑑賞できると思います。
内容は、中国故事のような20分間のアニメーションでした。
眼鏡をかけて観る、画面が飛び出す3Dアニメーションで、内容に合わせて風が吹いてきたり、水がかかってきたりしました。
4Dシアターとしては完成度が高いと思いましたが、やはり中国語が分からないと楽しみにくいかも知れません。
ほかにも、再現した昔の撮影現場や上海電影集団が過去の獲得したトロフィーが展示されています。
<基本データ>
場所:上海市漕溪北路595号
地下鉄「徐家匯」から徒歩5~10分
定休日:月曜
パスポート:不要
予約:不要
料金:大人60元、130~140cmの子ども30元
130cm以下または6歳以下の子どもは無料
4Dシアターは子ども、大人共通でひとり追加で30元必要
トイレ:あり(広くて清潔)
エレベーター:あり
日本語表示:なし
英語表示:一部あり
所要時間:1時間~
※ざっと見るだけであれば1時間程度、中国語堪能な方や興味がある方はじっくり見れば半日程度かかるかも。
<おすすめポイント>
昔の街並みや撮影現場、ジオラマ模型は、細部までこだわって作られているので、見ごたえあり。昔の上海の様子を知ることができる。
4Dシアターや3階のゲームコーナーは、子どもも楽しむことができる。
館内は広くてきれいなので、小さいお子さんは歩き回ることができる。
<注意点>
4Dシアターや3階で鑑賞できる昔の中国映画は中国語のみなので、中国語が堪能でないと楽しみにくい。
中国映画を観たことない方にとっては、興味をそそられにくい内容が多い。
※2024年の情報です。