先週末に、日本にいる妻からある動画が送られてきました。
それは、6歳の息子の幼稚園でのクリスマス発表会の映像でした。

発表内容は、お芝居と歌の発表。
妻からは、その発表に向けて家で頑張って練習してるよ!と以前から聞いていた。

お芝居の役柄は、“こがね虫“(笑)を担当。。(笑)

聞いた時に、思わず・・こがね虫????と聞いてしまった・・・。。
瞬時に私の口から出てしまったのは、え・・脇役だよね??的な発言。。

幼稚園や小学校が大嫌いだった、、私の経験としては、、どうせ“こがね虫“役だけ余ってて、しょうがなくやらされるパターンなんだろ・・・と思った。。
なぜなら、私も幼稚園で、ペンギン役をやらされて、、なんか白いタイツ穿かされて・・・、それが嫌で嫌で幼稚園に行きたくなくて、、それからペンギンがあまり好きではない・・(笑)

しかし、妻の話を聞いてみると、、そうではないらしい。。
自分から立候補して“こがね虫“役を選んだらしい・・・。
確かに、日本に帰ってから、、おじいちゃんの影響で、、自然と戯れる機会が多く、虫が大好きだと言っていた。。
そして、どうやら、発表会が楽しみだとも言っていたらしい。。
凄いな・・・。。幼稚園大嫌いだった、、私としてはありえない・・笑

そして、映像を見てみてみた。。

まずは、お芝居から!!

妻が現場で映像を撮ってくれてたのだが、遠目の映像だったので、一瞬どれが息子?なのか?分からなかったが、ナレーションを聞いて、お、今“こがね虫“登場と言ったぞ・・・と思い、、じっくり見たら、すぐに分かった!!!
顔は隠してますが、一番右(笑)

な、な、なんと、息子が、こがね虫が喋る仕草や、空を飛ぶ様子などを、体いっぱい使って全身で表現しているではないか!!!
その仕草からは、私の幼稚園時代にペンギン役を嫌々やっていた姿とは180度逆で、全くやらされてる感がなく、親バカかも知れないが・・・正直、、めちゃくちゃ立派で、感動した!!!
何よりも、息子が多少緊張しながらも、その役が好きで、楽しんでいるのが、見て分かった!!

私は、この瞬間に、とても大切な事を学んだ!!

大人になるに連れて、地位や名誉、役職仕事内容、世間からどう見られてるのか??等をを気にしすぎる。。

私なんて、特にそういう面があると思うし、昔は、今よりももっと酷かったような気がする。。

例えば、私は、小学生高学年の頃から、卓球が大好きで、中学で卓球部に入部し、中学2年?の時に、一万人卓球選手権でも3位にも入賞した事もある。
本当に好きで、おばさんに卓球台を買ってもらって、休みの日にもよくやっていた。
高校もそれを続ければ良かったのだが、“格好悪い“からという理由で、見た目がカッコイイ、バスケ部に入って、、合わなくて3ヶ月でやめてしまった。
まさに、人の目を気にしすぎてる典型だ。。

では、この6歳の息子はどうだ??

彼は、“こがね虫“がめちゃくちゃイケてると思っている!!
そして、その役が好きで、それを最高に楽しんでいる。
だから、一生懸命になれる!!!
一生懸命に、それを楽しんでるから、人は輝くし、それが自分らしさにも繋がり、魅力的に見える。

大事なのは、役柄、役職、仕事内容ではない。。。
それが何であろうと、その人がそれにポリシーを持ち、楽しみながら、一生懸命にやっていれば、その役柄は輝くし、その人が輝いて見える!!

そう、息子はめちゃくちゃ輝いてました!!!

以前、メンターの福島正伸さんから聞いたお話を思い出しました。

駐車場の管理人さんの話。
駐車場の管理人さんは、頑張ろうと、頑張るまいと、給料は同じ。それなのに、ある管理人さんは、雨が降ると傘を貸してくれたり、満車になると、1台1台のドライバーさんに頭を下げて謝ったりしていたようで、時にはドライバーさんから怒鳴られていた事もあったそうです。
そんなことをしてもしなくても、給料は変わらないのに・・・。

他の管理人さんの多くは、管理の小部屋に入ってゲームしたりしているのに、なぜそこまでするのか??給料は変わらないのに・・・。。
おそらく、その方は、その仕事を愛していたし、そこにポリシーがあったのでしょう。
どんな仕事でも、自分がやれば輝く!!と教えていただきました。
その方が、退職するときに、、管理人の部屋は、花束やお菓子でいっぱいだったそうです!!本当に素晴らしい。

息子の芝居を見て、そんなエピソードを思い出しました。

私も、めちゃくちゃ勇気をもらいました!

そして、歌の方を見てみました。
私自身も、少しですが、ギターや歌、作曲を趣味レベルですがやるのと、イベントで音楽関係の仕事をするので、歌の発表は個人的に楽しみでした。

妻と息子が上海にいる時も、よく三人でカラオケに行ったりしていたので、息子が歌は好きなのは知っていました。
何を歌うのかは聞いていませんでしたが、ピアノのイントロで、すぐにわかりました。

財津和夫さんの名曲、“切手のないおくりもの“

先生のピアノイントロから始まります。

★私から、あなたへ この歌を届けよう
 広い世界にたった1人の 私の好きなあなたへ★

これは、一番の歌詞ですが、、、、
この歌詞を子供達が、振り付けをしながら歌う姿と歌声に、心が震えました。

妻と息子と、2年間離れているという、この状況だから、余計に心に響くという事も、ありますが、、歌でこんなに涙が止まらなくなるのは、久しぶりです。
さらに2番の歌詞、3番の歌詞・・・・
この曲・・・やばいです・・・・泣
是非、皆さんも改めて、この曲を聞いて見てください。
シンプルですが、素晴らしい曲です。

良い曲だとは思ってましたが、こんなに心に響くとは思いませんでした。

その後、何度も歌の映像を見ながら泣いてしまいました。。

歌でこんなに泣いたの何年振りだろ・・・

息子はそこまで、歌詞の意味を理解しながら歌っている訳ではないとは思いますが、それでも、私の今の環境で聞くと、とても感動するし、とても暖かな気持ちになるし、頑張ろう!!と思えます!!

その後、財津和夫さんの原曲を何度も聞きました。
本当に名曲ですね。この曲は、平井堅さんや、つじあやのさん、小野リサさん、夏川りみさん、WANIMAさんも、カバーされてますね。

気づいたら、私もギターで部屋で1人で歌ってました(笑)
こういう、人の心が暖まる曲作りたいなとも思いました。

息子と妻から、ちょっと早いけど、めちゃくちゃ貴重な、クリスマスプレゼントをもらえました。

そして、息子からは、いつも、本当にいろんな事を学ばせてもらってます。
ありがとう!!


にほんブログ村 海外生活ブログ 上海情報へ
にほんブログ村