AERA dot.さんよりお借りしました。


everlasting33」のセットリストにアマチュア時代のプログラム曲は一つもない。浅田が選び抜いた31曲がシアターオーケストラトウキョウによって奏でられ、約120分間のショーを豪華絢爛に彩る。


ショーはTVアニメ「天空のエスカフローネ」の曲である荘厳な『Dance Of Curse』で幕を開け、クラシックやポップス、ミュージカル、映画と多分野から選ばれた名曲が怒涛のように続く。


幼い頃に習っていたバレエに対する浅田の深い造詣が感じられる前半を締めくくるのは、『タイスの瞑想曲』に乗り、柴田嶺と共に披露するエアリアルだ。浅田は公式プログラムのインタビューで、エアリアルの練習初日に気分が悪くなり、以降は梅干しを食べて練習に臨んだというエピソードを明かしている。本番ではそんな苦労を感じさせず優雅に宙を舞う浅田に対し、観客から漏れた心配の声は、曲が終わるころには感嘆のため息へと変わっていった。

 さらに浅田は、約5年続けているというタップダンスを、師であるHideboHと共に披露する。フレッド・アステアへのオマージュを込めた『トップ・ハット』と『ロック・アラウンド・ザ・クロック』に合わせ、軽やかに音を響かせた。

 また浅田は、振付師・ダンサーのSeishiroと共に、『地球儀』(米津玄師)に乗せた陸上でのダンスもみせた。素足で踊る浅田の姿は新鮮で、競技から離れた後、世界を広げてきた今までの道程が感じられた。


タップダンスはもちろん、この公演のために取り組んだエアリアルや陸ダンスでも、浅田から伝わってくるのは「やるからには徹底してやる」姿勢だ。アマチュア時代から変わらないストイックさは、プロとなった今は自ら選択して挑んでいるからこそ、より強い意志を伴っているように感じる。


そしてショーの終盤、浅田は『ボレロ』を滑った。SNSでのファン投票で「滑ってほしい曲」の1位だったという名曲を、自らと姉・舞の共同振付で演じる。スポットライトに照らされて浅田が浮かび上がる冒頭から、この演目では瞬きできないと感じさせた。

 浅田がアマチュア時代に滑ったエキシビションナンバーの傑作『チェロスイート』は、フィギュアスケートの基本であるコンパルソリーの動きを芸術的に昇華させていた。この『ボレロ』の冒頭でも、浅田はコンパルソリーの動きをみせている。可憐だった『チェロスイート』に対し、この『ボレロ』では33歳ならではの成熟した深い滑りを披露すると共に、再びフィギュアスケーターとしての原点に立ち返った感がある。『ボレロ』での浅田は、フィギュアスケートの真髄を体現していた。

 ゴージャスなショーの最後を飾る曲『ローズ』が流れると、会場には薔薇の花びらが降り注いだ。

 新たな挑戦を恐れず、同時に生粋のフィギュアスケーターとして存在し続ける浅田真央は、精魂込めて創り上げた「everlasting33」により、アイスショーを舞台芸術の一分野として確立させた。(文・沢田聡子)


ショーが手に取る様に頭に浮かんで来る素晴らしいリポートです。

有り難う御座います(^^)


フィギュアスケートの未来を一般の人に受け入れて貰える様に浅田真央さん、我らがD1SKは懸命に知恵を振り絞って見やすく解りやすく、観覧料金もなるべく買い易い料金にと奮闘して行く過程で、浅田真央さんはアイスショーを舞台芸術の一分野に昇華させ、D1SKは見たことも無いスピード感に溢れた切れ目のない怒涛のアイスショーを完成させた。中でも高校・大学のスケーター起用し彼らの才能を見出した。彼らの中から未来のスターが出現してくるかも知れない(^^)


この2人の見返りを求めない、先ずはやってみる!と言うスタンスがフィギュアスケートの未来を拓いて行く‼️


D1MAO ❗️ Next One ‼️(^^)