音の無い時間に目を覚ましていると
空気が耳鳴りになって耳を圧迫するからだ
考え事か何かしていようと思ったから
動画は停止して寝転んでいたけれど
音が無いと耳を空気のカタマリに押されるような圧迫感がどうしてもできる
本を読もうかなとも思ったけどなんとなく気が向かない
目覚ましをセットする
今年もツツジが咲いた
最近時期が狂ってもっと早くピークが過ぎてたような気がするけど
今年はちゃんときれいに咲いていた
何も言わないで咲いてくれて少し嬉しい
小さい時からずっと見てきたから
鏡を見た
好きじゃないからあまり見ないようにしてる
「さようなら」って挨拶をしてやる
いつの間にか眠っていた
目覚ましが鳴って目が醒めたことは覚えている
止めてすぐに倒れるみたいに眠ったらしい
Skypeで呼び出されてやっとちゃんと起きた
だーりんだったら挨拶してもいいと思ったので笑って言ってみた
意味が判らなかったみたいなので説明した
判ったらしく笑ってくれた
私より先になったけど良かったと思う
ある意味自分で挨拶するよりほっとした
一生懸命避けようと思っていたけど
いきなり失敗した
姿は見えていなかったのがまだマシだった
メールがきた
すぐに止めて無視した
あとで返事をしたけど文字を打つのが酷くだるい
こういうときに限って躁がお出かけから帰ってこない
早く帰ってこないかなあ…
鏡を覗き込んだ 私が映った
遅れたけど「初めまして」と挨拶 私を入れたらこれでふたり
あとはもういいや…
どうしてこんなに嘘を聞かされなきゃいけないんだろう
私が私でいることを 喜び受け入れてくれるどころか
指を差して間違いだと言っては 理由を問う私をいなす
なのにどの口がおめでとうなんて言いやがる？
それを説明したところで「でも相手はあなたのことを思って…」
だから なんだよ？ どうしろと？
「自分がやられて嫌なこと」はヒトにしちゃいけないんだっけ、お前らは
だから判らないんだろ…何を言ったって
「その人が嫌がること」をしてはいけない、じゃないの？
生まれていままでまともにケンカしてくれた人間が
たったひとりだけだ 私は
嘘吐き 大嫌い