行って来ました。
最早私の中では恒例の午前十時の映画祭。

他のお客様が殆ど男性のシニア世代だったのはおくとして、映画館でしかも4Kリマスター版は、早起きした甲斐がありました。
何回も見てる作品ですが、やっぱりスクリーンで見ると没入感が違います。音も良いですしね。

ストーリーの展開も作品のバックグラウンドも、 ナチスの絡め方も、インディの颯爽さ加減も、前二作より格段に面白いですね。
この作品の後でなんでクリスタルスカルを作ったのか訳が分かりません…ここで終わってても良かったような…。

只、この作品はインディの少年時代を当時のアイドル的存在だったリバー・フェニックス、キーパーソンのパパジョーンズ博士をショーン・コネリーが演じてるので、間に挟まれた形のハリソン・フォードが喰われまくってちょっと可哀想な事になってます。

リバー・フェニックスが美しいのは勿論、ショーン・コネリーが共演しちゃうとさ…どうしてもあの人が主役っぽくなるんですよね。存在感がね、やっぱりね…。
リバーもあの頃は本当に人気凄かったですし。この作品の数年後にまさか…です…。

それはさておき。

とにもかくにも、ショーン・コネリーが良い味出してます。
アクションばりばりなヒーロー、インディ君の足を引っ張るとぼけた感じの世間知らず学者馬鹿なパパっぷりが素晴らしい。
でも、馬乗ったりジャケット脱いだりしてると、お茶目な書斎派教授じゃなくて、体格の良さと姿勢の良さで威厳が見え隠れしてます。何か強そう。
ショーン・コネリー大好きとしては、本っ当に美味しいというか嬉しくなる作品です。

この時のショーン・コネリーさん、多分実年齢は還暦くらい?と考えると、ハリソン君と親子はちょっと無理のある年齢なんですよね。
頭髪の有無はまぁ…それはそれとして、多分この人年より上に見えるタイプなんでしょう。だからこそ長く活躍されてたんでしょうけど。
ドクターノオの頃は、今の嵐のメンバーより年下なんだよねぇ…とかは気にしてはいけません。老けてるとか言わない。

永遠の命をもたらす聖杯伝説を求めて、インディ君とパパジョーンズ博士が追いつ追われつするんですけど、この作品、敵も味方も基本的に走り回るのがおっさんとおじいなんですよね。
ヒロインもいるんですけど、おっさんとおじいのアクが強くてちょっと霞んでます。

色々とつっこみ処はままあるんですけども。なんで十字軍の騎士が現代英語喋れんねんとか。1 5、6世紀の十字架がそんな綺麗にピカピカしてるわけないだろとかね。

この映画のクライマックスの聖杯のある古代の宮殿みたいなのは、長らくセットと合成だけと思ってたんですけども。
ペトラ遺跡という実在する遺跡がロケ地と知った時はびっくりしました。あんな神秘的な造形の遺跡よく探したなーと。

本当に色々とワクワクとドキドキを提供してくれます。
王道の冒険アクションムービーで、何回見ても飽きない作品です。

配信でも見られるので、是非是非。
観に行ける方は映画館でインディ君とパパジョーンズ博士の冒険に没頭してみて下さいまし。