見る前から色々なネタバレ的な事は耳に入っていましたけども。


…初っ端から、ネタバレぶっ込みますが。

正味、ダンブルドアがゲイでもなんでも良いんですよ。相手がグリンデルバルトでも、そこは好きにしたら良いと思う。
魔法使いだろうとマグルだろうと、そんなもんは自由でしょ。
愛し合おうが、別れようが、そういった事情に性別は些末な事です。
本人達が納得して迷惑をかけていないのなら、第三者が口を出す事ではないです。時代背景的に偏見が強かったとかはね、致し方ないとは思いますが。


それはそれとして。

だからと言って、他人というか、広範囲に周囲を巻き込みすぎ。
そういうのは、他人を巻き込まないのが前提でしょうに、魔法界全土とマグルを揺るがすような事件が元をたどると、おっさん同士の過去の痴情の縺れは、幾らなんでも縺れすぎ。
…盛り上がってる時にお揃いのタトゥー入れて、別れてから後悔してるカップルか。 


ニュートが幾ら朴念仁設定だとしても、「…お、おおぅ?」ってなるじゃないか。
しかもエリートっぽいお兄ちゃんまで巻き込んじゃってるし。
そんな理由というのもアレですが、それで兄弟そろって命がけの冒険してこい、結構しんどいと思うのですが。
変な格好で断崖絶壁を歩くとか、なんの罰ゲームよ。

因みにグリンデルバルト役がキャスト変更 されてたので、冒頭、「…この方どなたですか?」となりました。
違う人が演じてるから当たり前ですが、にしてもがらっとイメージ変わったなぁ、と。
個人的には、ジョニデに続けて欲しかったですねぇ…。


ファンタスティックビーストってだけあって、出て来る魔法生物が、今回も素晴らしく可愛いかったですねー。
貴金属好きのテディが好きです。モフモフ可愛い。モフモフ。

重要な魔法生物として「麒麟」が出て来るのですが、麒麟の扱いが「ヨーロッパから、東洋の幻獣(神獣?)を見るとこういう感じになるんかねぇ」って感じでしたね。見た目ほぼバンビちゃんで可愛かったです。
東洋的なイメージとは、やっぱりちょっと違うのかな。成長してる麒麟のイメージが強くって「麒麟って捕まえて良かったっけ…?」とか色々いらん事を思ってしまいました。
…二時間半に渡る、おっさん同士の壮大な痴話喧嘩の中の癒しでしたね。

若い頃のマクゴナガル先生も出てますが、予想通りめっちゃ可愛いかったですね。
が、「賢者の石」の約70年位前?ということは、ハリーの入学時には先生は一体お幾つだったんでしょう…? 

ニコラス・フラメルやら、ダンブルドアの兄弟やら、後の「ハリー・ポッター」に繋がる伏線もてんこ盛り。


最後は盛大に周囲を巻き込んだ、おっさん二人の愁嘆場(?)みたいでしたが、一応は解決。
めでたく、テディに次ぐ癒し枠のパン屋さんの結婚式となりました。 
…あのパン屋さん行きたいなー。どれも美味しそうで。

ファンタビは、ハリポタほどハマってはないのですが、やっぱり映像が綺麗ですね。惚れ惚れします。

あの時代の背景とか、流行りの衣装とか、細かい部分が凄く凝っていて、その辺の現実世界への境界線ぼかし方は、ハリポタのスピンオフなだけあって流石だなーと。

 設定が好き嫌いの分かれる設定ではありますが、面白いのは面白かったです。
設定なんて気にしないから、見てみたい、と思った方は是非に。
ニュートと魔法生物が可愛いです。