人生の過渡期とは、
過去を見直し｢未来のための基盤｣を築く時期…
…と書かれている。
その過渡期には、
大きく分けて５つの時期があるという。
1. 成人への過渡期(17歳～22歳)
2. 三十歳の過渡期(28歳～33歳)
3. 人生半ばの過渡期(40歳～45歳)
4. 五十歳の過渡期(50歳～55歳)
5. 老年への過渡期(60歳～65歳)
私の場合に置き換えてみると一目瞭然！
このタイミングに合わせたかのような人生の大きな変化があった。
*****************************************
１番目の、 17歳～22歳の｢成人への過渡期｣では、
私は大学受験に２度失敗した。
｢人生の過渡期｣は、みんなに共通のはずなのに、
どうして私だけこんなに苦労しないといけないのか…と、
ロクに努力もしないで文句ばかり言って、
それでもって、
目には見えない｢大きな壁｣の存在を嫌というほど痛感して、
私は、
｢地道な努力を続ける｣以外に打開策は無い…と観念し、
その大切さを学んだのである。
そして２浪してようやく念願の大学に合格できた。
その時は既に二十歳になっていた。
そして、その苦労を振り返ってみるにつけ、
自分の人生に立ち塞がる｢大きな壁｣を
事前に察知することができたなら、
もっと良い人生を歩めるのではないか…
そんなことをぼんやり考えていた。
まさにそのタイミングで、
私はタロットに出会ったのである。
タロットカードの示す暗示は、
未来の自分の姿を表しているのか？
最初は半信半疑で勉強を始めたのだが、
大学の学祭で｢タロット 1回 100円｣で模擬店を出したら、
２日間で延べ１００人のお客さんが来てくださったのに驚いた！
そのお客さんのほとんどが中高大学生の女性だった…
何故タロットに、これほど多くの人が興味を持つのか…
それを知りたい…という思いから、
私はどんどん占いにハマっていったのである。
それが私の｢未来のための基盤｣になったのは間違いない！
*************************************
２番目の、28歳～33歳の ｢三十歳の過渡期｣では、
当時の職場の上司からパワハラを受け続け、
命の危険まで感じていた…
…にも関わらず、私は、
二十歳の時から信じ続けてきた夢であった、
｢３３歳での結婚｣を実現させたのである。
今の時代でこそ、
パワハラが法的に罰せられるという法案化も進んでいるが、
当時は、権限を持った上司が
好き放題に振る舞えた時代だったのである…
そのため、
新婚生活を楽しむどころか、
毎晩のように酒を飲んで｢自分｣を誤魔化す日々が続いた。
そんな経験もいつかきっと生かせる日が来るに違いない…と、
信じ続けることが唯一の心の支えになった。
ただ…
新婚時代の女房に
良い思い出を残してあげられなかったことの悔いは残った…
今でこそ、
自分だけで苦しんでいたのではなく、
自分以上に女房の方が苦しんでいたことに気づいて、
申し訳ない気持ちで一杯になっているのだが…
当時はそんな気遣いすら全くできないくらい
自分のことで一杯一杯だったのである…
この時期が、
｢未来のための基盤｣になっていたと言えるのか？
よくよく考えてみると、
女房の苦しみに今になってようやく気づけたからこそ、
それがこの先大きな｢基盤｣になって生かされるのではないか…
結婚後２８年も経ってようやく、そんなことに気づいたのか…と、
責められるかもしれないが…f(^_^;
今更ながらでも、そのことに気づけたことが、
｢未来のための基盤｣となって生かされる…
何だかそんな気がしてきたのである。
****************************************
３番目の、40歳～45歳の｢人生半ばの過渡期｣では、
バブル崩壊後の後始末の時代、
銀行の債権回収現場の生々しい現実を目の当たりにした。
バブルに踊った債権者や債務者の末路…
バブルで｢いい思い｣をした人は悉く、
自己破産や民事再生などの手続きをしていった…
そんな時期に、私は、
整理回収機構(RCC)に出向して、
債権回収の現場の仕事に携わったのである。
RCC は、国の機関である預金保険機構の100%出資子会社で、
弁護士が組織の中核をなす会社である。
職員には、破綻した金融機関の元職員や、
一般の銀行からの出向者や警察官もいた｡
債権の取り立てにリスクを伴う先には、
所轄の警察署と連携して対応にあたった。
夢のマイホームを手に入れた後、
会社が倒産したり、解雇されたりして、
収入が無くなってしまったらどうなるのか…
返済期間を延長することで、
毎月の返済負担額を減らす取組が行われたが、
それでも返済を継続できなくなった場合は、
マイホームを処分せざるを得なくなる…
ただ、
マイホームの処分が行われた後は、
自己破産などの法的手段で、
もう一度人生をやり直すことができる…
それが改めて確認できた現場だった。
ただ、マイホームを処分せず、
不動産の名義を債権者の同意なく第三者に移転して、
返済を拒む悪質なケースも散見された。
そこは弁護士が組織の中核をなすRCCの威信にかけて 、
裁判で徹底的に戦ったのである。
裁判で勝訴すると競売にかける。
それは不動産だけではなく、
裁判所の執行官が債務者の自宅に行って、
目ぼしい財産となる品物を差押えて競売にかける…
｢動産執行｣という手続きもある…
昔は、そのモノに直接｢差押え札｣を貼っていたそうなのだが、
私が立ち会った時は、｢目録｣になっていた。
その｢目録｣を元にして、
後日その債務者の自宅で競売が行われる…
そんな現場にも立ち会ったのである。
こんな経験が、
｢未来のための基盤｣となっていたのかどうか？
少なくとも、返済に困ったらどうしたらいいか…
最後の最後でもう一度｢自分の人生をリセットする｣…
そんなノウハウくらいは学べたと思うのだが…
***********************************
４番目の、50歳～55歳の ｢五十歳の過渡期｣では、
私は、長年勤めた銀行を早期退職した。
このタイミングで、
二十歳の時からの夢であった｢プロの占い師｣になるべく、
大きな一歩を踏み出したのである。
さらに、
プロの占い師として身につけておくべき｢傾聴力｣を
日本産業カウンセラー協会の養成講座で学んだ。
そして、
相談者にしっかりと寄り添う術を修得して、
産業カウンセラーの資格もいただいたのである。
この日本産業カウンセラー協会との出会いが、
今後の人生における基盤になったことは確信できている…
それから、どういうわけか、
日本産業カウンセラー協会の仕事に、
５年間携わらせていただいて、
人間誰しも気軽に相談できる人が必要であることを痛感した！
占い師もそんな存在でありたいと思う。
この経験が、私のこれからの人生の基盤になってくれることを
切に願う！
************************************
そして、まさに｢今｣
｢５番目の過渡期｣を迎えたのである。
５番目の、60歳～65歳の ｢老年への過渡期｣…
老年への過渡期…なんてネーミングがイマイチだが、
きっとこれまでの４つの過渡期で蓄積した｢基盤｣を生かして、
この人生の総決算となるべき活動を
していくことになるんだろうな…
私にとって、それは、
｢プロの占い師｣のその先にあるものの模索に
なるのかもしれない…
先月５月に、
占いの会社で現在５店舗の占いのお店を持っている
株式会社クイーンの副社長に就任した。
２０１９年３月末現在で５２名の占い師が在籍し、
毎日休みなく交代で占いの業務にあたっている。
そんな会社の副社長になったのである。
｢老年への過渡期｣に入ったこのタイミングでの就任である。
この会社での活動が、
過去を見直し｢未来のための基盤｣を築く鍵となってほしい！
そんな思いを抱きながら、
新しい業務にワクワクしながらチャレンジしている。
＜対面鑑定のご案内＞
占術… 西洋占星術、タロット、姓名判断ほか
(1)占いハウス･クイーン
①あべのHoop 店
日時: 毎週日曜日 13:00～21:00
場所: 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30 あべのHoop 5階
鑑定料金: 10分 1080円
延長料金: 10分毎に 1080円
予約受付: 06-6626-2724 まで
②泉佐野店(臨時出演)
日時: 6/26(水)、6/29(土)、7/3(水)、7/6(土) いずれも13:00～21:00
場所: 泉佐野市下瓦屋 いこらもーる泉佐野２階 フードコート横
鑑定料金: 1件 1080円 総合 3240円
予約受付: 072-464-8282 まで
(2)cafe BOBBIN
日時: 毎月第３木曜日 19:00～23:00
場所: 大阪市西区江戸堀2-3-9
鑑定料金: ワンドリンク付き 1回 2000円
予約受付: 06-6450-8803 まで (要予約)