「病は気から」とは、昔からよく言われていることだ。
私自身も、20数年前になるが、
今で言う「パワハラ」を1年間受けていた。
週末の夕方だけ元気でいられるが、
日曜の夕方近くになると、よく息苦しくなったものだ。
「サザエさん」のオープニングの主題歌が聞こえてくると、
もう限界…とばかりに、酒をあおったりしたものだ。
私の場合、息苦しさや、眩暈、目の前がチカチカする、
風邪をこじらせやすいなどの症状が出ていたので、
内科医院にはちょくちょく足を運んだが、
そのたびに「異状なし」との診断結果を受けていたものだ。
当時は心療内科がまだ無かったし、
「パワハラ」という言葉もなかった。
今思うと、
自律神経が不調だったと思うのだが…
自律神経の不調の原因は、主に悩みや心配などのストレスだという。
当時の私は、とにかく「罵詈雑言」の類の言葉を
毎日のように浴びていたし、
「月給泥棒!」
「おまえのような奴は、人材ではなく『人罪』だ!」
こんな言葉を毎日、朝昼晩聞かされ続けていると、
いい加減おかしくなってくる。
過大なストレスから自己免疫力が低下し、
風邪をこじらせやすくなった…
というのも当然なのだろう。
「病は気から」
ただし、「気」を妨げる原因を取り除かないと、
いつまで経っても負の連鎖からは逃れられない…