パリオペラ座「白鳥の湖」鑑賞 | アラフィフおやじの”おひとり様”リアルライフ

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見た目はまんまおっさん(顔も体型も)の若干女子力高めな日常、仕事、海外旅、外食、悩み、アンチエイジングなどを綴ります。
14年ほどlivedoorブログで書いてきたことをアメブロに引っ越して続けたいと思います。


※先に言っておくと僕はバレエ鑑賞は好きだけど知識ゼロのど素人。そのレベルの人間が「どの目線で書いとるんじゃ!」です。

造詣の深い方の批判めいたコメントとか要らないので、そういう人はそういうレベルのブログ読むなり、そういうレベルの人たちと意見交換してください。ここでは無いです。


昨夜はパリオペの「白鳥の湖」鑑賞してきました。



なんとパリオペの全幕ものは4年振りだそうです。ってそうコロナ禍いろんな来日公演がキャンセルになる中、パリオペ来てくれたのですよねえ。2000年2月。オネーギンとジゼルでした。その時はパリ ガルニエ宮でジゼル(オシポア&ユーゴ ミルタ役オニール)鑑賞し、帰国して日本でマチューのオネーギン観たのでした。緊張感のある鑑賞であり、来てくれた感謝が客席から伝わる空気感だったのを覚えています。


パリオペラ座って毎年来日公演している印象で、良席もさほど取りずらい印象はなかったのですが、4年振りということもあるのか、今回はチケット取りづらく、連日完売の大入公演です。



今回はジェルマンとオニールで鑑賞。もうねー2人とも今まで何度も観ているけど、観ている割に自分で必ずしもわざわざこの2人がキャストの日をあまり選ばない。そんなに好みのダンサーではないというか、まだまだ演目の幅が狭いというか、日による安定感に欠けるような気がして。


が!白鳥この2人当たり役だと思います。めちゃくちゃ良かった。2人とも今まで見た中で一番良かった!

ジェルマン 白鳥の(苦悩する)王子役ハマってましたし、貴族感と優雅さ。苦悩上手に表現されていた気がします。


オニールも素晴らしかったです。バッチリ存在感を示してくれて、「エトワール!?」って思ったこともあったけど、「さすがエトワール!」と思ったし、ちゃんとオニールの個性が出ていたように思います。


そしてそして僕白鳥の湖初見でした。なんで古典の中でもこんなに有名で不朽の名作で、バレエを知らない人にも知られているのかがよくわかりました。


お城での華やかさ、白鳥の群れの湖の場面。バランスも良く、華やかさと白鳥のコール・ド(群舞)のまあ素晴らしいこと!


そして今回はヌレエフ版白鳥(ラストが悲劇)で、両方見たことないけど、絶対僕はヌレエフ版が好きに違いない。そして白鳥は女性ダンサーがメインの演目と思っていたけどジェルマン演じた王子が主なのですね。


チャイコフスキーの白鳥の音楽、素人目にも踊るのタイミングとか難しそう。でもこの演目メインキャストだけではなく、パリオペのダンサー全員がなくてはならない存在感で創り上げられている舞台と思いました。


感動してもう1回観たいけど、チケットも時間もない。


そして後半はマノンです。

今回白鳥のキャストとマノンのキャストは分けられていて納得感ある配役だなあと思います。今回満足したけどオニールもジェルマンもマノンは早い気がするし、そこはベテランのドロテやマチューがキャスティングされています。ユーゴがマノン側キャストでどんな風に演じるのかは興味ありですねえ。最近ペアが多いドロテと。ドロテはパリオペの定年(42歳)アデューを来年に控えて、マノンを演じるのはこれが最後(少なくとも日本では。)それはマチューも同じ。因みにドロテとマチューのアデュー公演はパリまで行くつもりです。ってチケット取れるのかな?


とにかくとても素晴らしい日でした。

そうそうパリオペの日本での白鳥は18年振りだそうです。


白鳥の湖って表面的なストーリーは拾いやすいけど、解釈難しい。