こちらは、8月4日に、東急電鉄池上線の戸越銀座駅と旗の台駅で撮影した、1000系の1017F(きになる電車)🚃🌳です。

東急池上線の戸越銀座駅は、2016(平成28)年12月11日に東京急行電鉄→東急による「いい街いい電車プロジェクト」の一環として、木目調(木造駅舎風)にリニューアルされた2面2線(上下別改札、連絡通路なし)の駅であり、木造駅舎風の駅舎が、2017(平成29)年度のグッドデザイン賞、土木学会デザイン賞2018奨励賞に選ばれていました。

乗り場は、1番線(南側)が池上線下り(旗の台、雪が谷大塚、蒲田方面)、2番線(北側)が池上線上り(五反田方面)から成っており、改札内のトイレ🚻♿が2番線側にあります。

戸越銀座駅前には、南北に連なる1.3Kmの長い商店街である戸越銀座商店街があり、南側の国道1号線の地下には、都営浅草線の戸越駅があります。

戸越銀座の由来は、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災により、銀座のレンガ造りの建物が崩壊したことで、処理に困っていたその瓦礫が戸越まで運ばれ、敷き詰められたことであり、銀座の賑わいにあやかりたいということから名付けられていました。

戸越銀座駅が出来たのは、前身の池上電気鉄道の時代の1927(昭和2)年8月28日の雪ヶ谷(現、雪が谷大塚)~桐ヶ谷(大崎広小路~戸越銀座間にあった駅)間の開業の時であり、東横線(東京横浜電鉄)の渋谷~丸子多摩川(現、多摩川)間の開業と重なっていました。

同年10月9日に大崎広小路まで、翌年の1928(昭和3)年6月17日に五反田まで延長されたのであります。

東横線の渋谷駅と目蒲線(現、目黒線)の目黒駅が地上にあった頃は、五反田駅と同様に、山手線の電車(駅)から眺めることが出来ていたけど、2013(平成25)年3月16日に東横線の渋谷駅が地下鉄副都心線🚇に接続する地下駅に移転(地下化)🚇されてからは、山手線の電車(駅)から眺めることの出来る東急線の駅が五反田駅だけとなっています。

1000系の1017Fは、1991(平成3)年に、東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造され、当初は池上線で車両限界拡幅工事が完成していなかった為に、デハ1222号車(現在は1022Fの中間車として使われている)を入れた4両の暫定編成により、目蒲線(現在の目黒線の一部と東急多摩川線)で活躍していました。

1992(平成4)年に池上線の車両限界拡幅工事が完了し、3両化された上で池上線に転用されたけど、そのうちの中間車5両(デハ1219~1223号車)が、完全新製された先頭車とドッキングされ、1019~1023F(3両編成)が組成されていました。

目蒲線に暫定配置されていた1000系は、1014~1018Fの5編成であり、1014,1015,1016,1018Fのうちの2両(先頭車)は、2008(平成20)年の新7000系の導入により、系列の上田交通→上田電鉄別所線(長野県)に譲渡されていたのであります。

2016年3月には、1017Fが戸越銀座駅の木になるプロジェクト🌳の一環として、デハ3450形(初代3000系)で使われていた旧東急標準ツートンカラー(昭和20~30年代の濃紺と黄色塗装、T.K.K.マーク入り)となり、木目調の内装、つり革の木製化によってきになる電車としてリニューアルされていました。

このことで、日立グループ(HITACHI)のCMソングである、日立の樹🌳で♪この木何の木気になる木と歌われていることを思い出しました。

日立の樹🌳は、アメリカ🇺🇸ハワイのオアフ島にあるモアナルア・ガーデンの大樹であり、高さ約25m、幅約40mあります。

このことで、かつてJAS(日本エアシステム、東急グループの航空会社だった)✈️による成田~ホノルル線
が、マクドネル・ダグラスDC-10-30型機によって運航されていたことを思い出しました。

JASがJAL(日本航空)✈️に吸収合併されてからは、JALのホノルル線が受け皿となっているけど、1994(平成6)年の運休(撤退)時点からこうなっています。

昨日(9月1日)、東京(羽田)~福岡線で就航した、JALのエアバスA350-900型機✈️は、これまでアメリカ🇺🇸製の飛行機に頼っていたJAL初の本格的なエアバス機(ヨーロッパ製)として話題になっているけど、2011(平成23)年まで運航されていたエアバスA300-600R型機(全てJASから継承されていた)以来のエアバス機の復活となっていました。

JALは、2011年にジャンボジェットことボーイング747型機が引退してからは、全て1階建ての2発エンジン(双発機、伊丹空港乗り入れ対応)の機種✈️に統一されたけど、エアバスA380型機(ANAのホノルル線専用機であるフライングホヌ🐢✈️でお馴染みの総2階建て、4発エンジンの飛行機)が導入される予定がないので、JAS(日本エアシステム)と同様に大型機(2階建て飛行機)を持たない航空会社となっています。

宮崎台にある電車とバスの博物館のB館に、かつてJASの前身である東亜国内航空(TDA)で活躍していたYS-11型プロペラ機(JA8662号機、なると)✈️の前頭部があるのは、TDA→JASが東急グループだったことの名残であります。

戸越銀座駅で大好評の木になるリニューアル🌳は、池上線の旗の台駅でも行われるようになり、今年7月31日に完成していました。

池上線の旗の台駅は、五反田寄りに上下別の改札(東口)のある2面2線の駅(戸越銀座駅と同じ構造)であり、大井町線のホーム(連絡通路)を通り抜けて反対側のホームに改札を出ずに抜けられるようになっています。

昨年11月24日まで活躍していた7700系があった頃は、旗の台駅がリニューアル工事中🚧だったので、7700系と木になるリニューアル駅の組み合わせは、戸越銀座駅でしか見られなかったです。

創立記念日に当たる今日(9月2日)は、長年親しまれてきた東京急行電鉄株式会社(東京急行)が、東急株式会社(東急)に社名(商号)変更され、10月1日(火)には、鉄軌道部門が新たに設立された東急電鉄株式会社(旧、東急電鉄分割準備)に移行される予定であり、東急株式会社での鉄軌道部門は、9月2日から30日(月)までの期間限定となります。

これに伴い、東急電車のロゴマークのTOKYU CORPORATIONが、TOKYU RAILWAYSに変更されます。

新生東急電鉄となる10月1日には、田園都市線と大井町線でダイヤ改正が行われ、南町田駅が、11月13日(水)にグランベリーパークが街開き(グランドオープン)することに備えて、南町田グランベリーパーク駅となり、平日を含めた全ての急行列車が停車するようになります。

同時に大井町線⇔田園都市線直通急行が増発され、日中にも中央林間発着(南町田グランベリーパーク駅にも停車)が新設されます。

田園都市線の準急は、長津田~中央林間間が各駅に停車するようになり、一部の各停が長津田発着に変更されるので、注意が必要であります。

大井町線からの長津田直通急行は、平日の夜🌃に3本増発されるけど、Qシート設定列車💺は、平日夜の5本のままとなるので、6000系にもQシートを入れたなら増発して欲しかったと思っています。

グランベリーパークには、12月14日(土)にスヌーピーミュージアム🐩も開設されるので、楽しみが増えます。

8月30日に運転終了予定だった東横線の新5000系5122Fによる青ガエルラッピング電車🚃🐸は、好評によりヘッドマーク等が外された上で当分継続(再延長)されるという情報が入ってきました。

こちらも機会があれば撮影してみたいと思っています。

今から30年前の1989(平成元)年3月に初代3000系(デハ3450形、世田谷線を除いた東急線の路線で最後の普通鋼製並びに吊り掛けモーター車だった車両)が、目蒲線や池上線から引退した時には、一部の編成がツートンカラー化されていたので、きになる電車を見た時に当時にタイムスリップしたような感じがしました。

今日(9月2日)、東京急行電鉄が東急に商号変更され、新生東急電鉄に変わりつつあることで、東急のことを話題にしました。

このように、木になるリニューアル駅である東急池上線の戸越銀座駅と旗の台駅で、きになる電車である1017Fを撮影することが出来て良かったです。

おまけの画像は、戸越銀座駅と旗の台駅で撮影した、新7000系と旗の台駅の木製ベンチ🌳で、こちらも木目調の駅に似合っています。