8月13日は、川越から池袋まで、東武鉄道東上線の50000系51005F(GoGoトレイン)による急行池袋行きに乗りました。

こちらは、池袋駅西口にある東武百貨店の池袋本店が開店されてから5月29日で55周年を迎えたことにより、同年10月19日に設立55周年を迎えるタツノコプロ(アニメ製作会社)とのコラボレーション(タイアップ)で施されたラッピング電車であり、5月25日から施されています。

タツノコプロは、1962(昭和37)年10月19日に竜の子プロダクションとして設立された、武蔵野市中町(三鷹駅付近)に本社のある日テレ系列のアニメ製作会社であり、ヤッターマンなどのタイムボカンシリーズ、科学忍者隊ガッチャマン、マッハGoGoGo、みなしごハッチ、ハクション大魔王などの人気アニメが世に送り出されていました。

タツノコプロの創業の地は、国分寺市であり、2013(平成25)年に国分寺から三鷹に移転されていたけど、JR中央線沿線であることには変わりはないです。

国分寺市のイメージキャラクターであるぶんじホタルホッチは、タツノコプロ(竜の子プロダクション)の創業者である故・吉田竜夫氏の長女でタツノコプロ所属のデザイナーである吉田すずか氏によってデザインされていたので、タツノコプロとの関わりがあります。

タツノコプロのコーポレートキャラクターには、竜の子プロダクション→タツノコプロの由来の通り、タツノオトシゴが使われています。

タイムボカンシリーズは、1975(昭和50)年10月から翌年の1976(昭和51)年12月に掛けてフジテレビ系で放送されていたタイムボカンが最初であり、1977(昭和52)年1月から1979(昭和54)年1月に掛けて放送された第2弾であるヤッターマンも大人気でありました。

ヤッターマンの後、ゼンダマン、オタスケマン、ヤットデタマン、逆転イッパツマン、イタダキマンと続いていたけど、1983(昭和58)年4月から9月に掛けて放送されていたイタダキマンをもって打ち切られていました。

番組自体の視聴率が低かった為にイタダキマンがタイムボカンシリーズで短命となり、タイムボカンシリーズの終了に結び付いてしまったし。

タイムボカンからイタダキマンまでは、フジテレビ系で放送され、当時存在していた玩具メーカーであったタカトクトイスがメインのスポンサーとなっていました。

タカトクトイスは、翌年の1984(昭和59)年をもって倒産していたし。

タカトクトイスと言っても、東武鬼怒川線の新高徳駅やJR四国の高徳線とは無関係であります。

1983年には、同じタツノコプロ系のアニメであった未来警察ウラシマン(SFアニメ)がフジテレビ系で放送されていました。

タイムボカンシリーズは、2000(平成12)年にテレ東系で放送された怪盗きらめきマンで復活していたし。

2008(平成20)年から2009(平成21)年に掛けてヤッターマンが日テレ系(タカラトミーによるメインスポンサー)でリメイク放送されていたので、ヤッターマンが一番人気の作品だったからこそ実現していました。

昨年10月から今年3月までの間は、タイムボカンが日テレ系によりタイムボカン24としてリメイク放送されていたし。

台湾鉄路のラッピング電車のところで紹介した西武鉄道の初期型2000系は、一部を除いて1977年から1979年に掛けて製造されていたので、ヤッターマンが流行っていた頃のヤッターマン世代の車両と呼んでいます。

今年6月まで活躍していた都電荒川線の7000形(現在はそのうちの8両が7700形に改造されている)も、1977年から1978(昭和53)年に掛けてワンマン車体に更新されていたので、ヤッターマン世代の車両でもあったし。

ヤッターマンが放送されてからは今年で40年経ったのであります。

マッハGoGoGoは、今から50年前の1967(昭和42)年4月にテレビ放送が開始されていたタツノコプロ初のカラーアニメ(カーレースアニメ)であり、こちらもタイムボカンシリーズなどと同様にタツノコプロの55年の歴史を語る上では欠かすことの出来ないアニメとなっています。

東武50000系列は、2004(平成16)年から2012(平成24)年に掛けて日立製作所で40編成400両製造された車両であり、東上線の地上区間(池袋~小川町間)専用の50000系9編成90両、東武スカイツリーライン(本線系統)の地下鉄半蔵門線・東急田園都市線直通専用の50050系18編成180両、東上線の地下鉄有楽町線、副都心線・東急東横線、みなとみらい線直通対応の50070系7編成70両、東上線のTJライナー(座席定員制の通勤ライナー)対応の50090系6編成60両から成っています。

51005Fは、2010(平成22)年4月に日立製作所で製造された池袋~小川町間専用の編成であり、55周年とGoGoに因んで、東武百貨店とタツノコプロの55周年記念によるタイアップのラッピング電車に選ばれていたのであります。

50000系は、今年4月から5月までの間、9編成のうちの5編成にアイドルグループであるももクロことももいろクローバーZのヘッドマークが取り付けられていました。

小川町寄りはメンバーとメンバーカラーがテーマとなったヘッドマークが取り付けられていたけど、51005Fは赤色の百田夏菜子氏のヘッドマークとなっていたし。

期間中にはふじみ野駅がももいろクローバーZ駅となっていたけど、行かれなかったのが残念でありました。

東武東上線の急行は、池袋を出た後、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越と、川越から先の各駅に停車してから森林公園または小川町へと向かうことになります。

この時に乗った急行は、森林公園発の急行(川越 20時53分発)で、池袋からの折り返しは、21時30分発の急行小川町行き(2番線発)となっていました。

西武新宿から西武新宿線の特急小江戸号で本川越まで行った後、西口(本川越の壁跡)を通ってから川越市駅まで行っても良かったけど、JR川越線の川越駅にあるポケモンスタンプラリー2017のスタンプを押したかったことにより、川越駅まで歩いて行ったのであります。

ポケモンスタンプラリー2017は、一昨日(8月19日)をもって制覇していたし。

東武東上線で蔵のまちや時の鐘まで行く場合は、本川越駅西口の新設(本川越の壁の崩壊)により川越駅だけでなく、川越市駅からも行けるようになっています。

ポケモンと言えば、昨年スマートフォン(スマホ)アプリであるポケモンGOが配信されるようになったことで話題となっているけど、それに伴う歩きスマホの問題が深刻となっています。

それだけでなく、運転中のスマホ操作も問題となっているし。

スマホを使う場合には、マナーを守るべきだと思っています。

51005FによるGoGoトレインは、側面にもタツノコプロのキャラクターによるラッピングが施されているので、GoGo繋がりにより、マッハGoGoGoのラッピングを撮影しました。

今年7月27日から8月8日までの間に、池袋の東武百貨店の8階催事場で、タツノコプロの55周年Go!Go!記念展が行われていたので、東武百貨店とタツノコプロの55周年タイアップのメインイベントだったことが分かります。

東武アーバンパークライン(野田線)の船橋駅(北口)にある東武百貨店船橋店は、1977年10月7日に開店されてから40周年を迎えることにより、8月17日から東武アーバンパークラインの10030系の11631Fによるラッピング電車が運転されています。

こちらは12月下旬までの予定となっているし。

1992(平成4)年6月10日に東武百貨店が南側まで増築され、メトロポリタンプラザ(現、ルミネ池袋)が新設されてから今年で25年経っていました。

東武百貨店の本店部分は1971(昭和46)年に増築されていたので、二度目の増築となっていたし。

中央館とプラザ館が新設されるまでの間は、目白寄りに6両編成が2本入れる留置線がありました。

51005FによるGoGoトレインは、12月26日まで運転される予定となっています。

このように、東武東上線の池袋駅で、GoGoトレインを撮影することが出来て良かったです。