こちらは、3月26日に、東武鉄道の南栗橋車両管区で行われた、東武SL撮影会イベント(SL+αの撮影会)で展示されていた70000系(3代目日比谷線直通用)の71703Fです。

東武70000系は、地下鉄日比谷線直通用の4ドア7両編成の新型車両であり、昨年12月23日に特別運行でプレデビューし、3月25日に本格的にデビューしていた東京メトロ13000系の東武バージョンと言える車両であります。

70000系の赤色に黒帯は、東武伊勢崎線(東武動物公園~伊勢崎間)のラインカラーと同じ色であり、東武の通勤型車両として初めて採用された帯色でもあるし。

初期の段階では71701,71702,71703Fの3編成21両が導入され、71701Fが2月25日から2月26日に掛けて、徳庵(近畿車輌)から熊谷貨物ターミナルまで甲種輸送されていました。

71702Fは、3月4日から5日に掛けて、71703Fは3月11日から12日に掛けてそれぞれ甲種輸送されていたし。

自分(しゃもじ)の誕生日である3月28日は、日比谷線の開業記念日でもあり、今から56年前の1961(昭和36)年3月28日に、南千住~仲御徒町間が最初に開業していました。

開業当初は、3000系(スキンステンレス車両)による2両編成だったので、長野電鉄(長野県)に譲渡された3500系や、東京メトロの綾瀬検車区で動態保存されている3001Fは、当時の日比谷線を彷彿とさせる姿であることが分かります。

日比谷線と東武線との直通運転が開始されたのは、翌年の1962(昭和37)年5月31日の北千住~南千住間及び仲御徒町~人形町間の開業の時であり、当時は、東武2000系が初代日比谷線直通用として使われていました。

1963(昭和38)年2月28日には、東銀座まで延長され、1964(昭和39)年8月29日に、東銀座~霞ケ関間が開業(日比谷線が全通)した時に乗り入れ範囲が中目黒まで延長されていたし。

日比谷線の霞ケ関~恵比寿間は、1964年3月25日に、恵比寿~中目黒間は、同年7月22日に先行開業していたので、日比谷線が全通までの間、一時的に2つの系統(北千住~東銀座間、霞ケ関~中目黒間)に分断されていたことが分かります。

1966(昭和41)年9月1日には、東武鉄道の春日部検修区(現、南栗橋車両管区春日部支所)及び北春日部駅の新設(西新井電車区からの移転)により、乗り入れ範囲が北春日部駅まで延長されていました。

東武の西新井電車区は、春日部への移転により、営団地下鉄(当時)に、竹ノ塚検車区(現、千住検車区竹ノ塚分室)として譲渡されていたし。

1981(昭和56)年3月16日には、杉戸駅から東武動物公園駅への変更により、日比谷線直通列車の運転範囲が東武動物公園まで延長されていました。

東武動物公園は、その後の1981年3月28日に開園していたので、しゃもじの誕生日であるこの日は、東武動物公園の開園記念日でもあります。

2013(平成25)年3月16日に、東急東横線と日比谷線との直通列車が、副都心線との直通列車と入れ替わりに廃止されるようになってからは、日比谷線直通列車の一部が南栗橋まで延長されて現在に至っています。

南栗橋始発の日比谷線直通列車は、2003(平成15)年3月19日からあるけど、当時は朝の上り1本だけであったし。

南栗橋駅は、半蔵門線直通を含めた折り返し列車が大部分を占めているけど、6050系による快速や区間快速(南栗橋駅を通過している)の南栗橋発着(急行や区間急行)への変更により、更に増えることになります。

東武日光線は、特急を除いて南栗橋で系統分割されることになるし。

東武70000系の東武動物公園、南栗橋寄りの先頭車は、77700番台で、71703Fの場合は77703号車となっているので、ラッキーセブンの番号として話題になっています。

こちらは1号車であり、メトロ車と同様に平日の朝ラッシュ時(7時30分~9時の間)に北千住駅に到着する列車の最後部が女性専用車となるし。

側面の車椅子&ベビーカースペースの表示は、東武70000系にもあるので、東京メトロ13000系と共通化されていることが分かります。

4月1日には、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の松原団地駅が、獨協大学前(草加松原)駅に変更されるので、東京メトロ13000系に関しては、松原団地の表示が1週間の期間限定となります。

東武70000系は、いきなり獨協大学前(草加松原)の表示となるし。

松原団地駅が開業したのは、草加松原団地(駅の西側)の入居が開始された1962(昭和37)年12月1日のことであり、当時、草加松原団地が東洋最大規模のマンモス団地と呼ばれていました。

草加松原団地の改築によりコンフォール松原となったことや、駅の周辺(旧、松原団地の近く)に獨協大学のキャンパスがあることから、獨協大学前駅に改称されるけど、東側に奥の細道で有名な名勝である草加松原があることから、副駅名として草加松原が使われることになったのであります。

思わず草加に掛けてそうかと言いたくなるような状態であるし。

草加市と言えば草加せんべい(煎餅)でも有名であります。

草加せんべいの歴史は、江戸時代に日光街道の草加宿にあったお茶屋さんで売られていたことから始まっているけど、大好評であった為に草加せんべいの名が知られるようになったのであります。

良質なお米と醤油に恵まれていたことも草加せんべいが生み出されたきっかけでもあるし。

自分(しゃもじ)の誕生日である3月28日に、東武70000系の話題に拘った理由は、日比谷線の開業記念日や東武動物公園の開園記念日であるからであります。

ちょうど、このイベントでは、普通東武動物公園行きと表示されていたし。

このように、南栗橋のイベントで、3代目日比谷線直通用の70000系を撮影し、自分(しゃもじ)の誕生日の話題にすることが出来て良かったです。