続いては、11月16日に、京急本線の金沢文庫駅で撮影した、京浜急行電鉄(京急)の新1000形新バージョンである1000形1600番台(新銀千)の1601Fで、金沢文庫駅到着後には金沢検車区(金沢文庫車両基地)まで回送されていました。


京急の車両基地は、車両管理区(京急久里浜、京急ファインテック久里浜事業所に隣接)、新町検車区(神奈川新町)、金沢検車区(金沢文庫)の3ヶ所あり、車両が分散配置されています。


1963(昭和38)年に、久里浜工場(現、京急ファインテック久里浜事業所)が開設されるまでの間、川崎工場と金沢工場に分かれていたけど、金沢工場は、金沢検車区と共に、前身の湘南電気鉄道によって開拓されていました。

川崎工場は、川崎検車区(1964(昭和39)年に廃止)と共に京浜電気鉄道によって開拓されていたし。


新町検車区が開設されたのは、1953(昭和28)年11月1日のことで、久里浜検車区→車両管理区と共に京浜急行電鉄によって開設されていたのであります。


新町検車区は、神奈川新町駅と仲木戸駅の間にあり、JR東日本の鎌倉車両センター東神奈川派出所(旧、東神奈川電車区)が隣接されています。


JR横浜線の車両は、鎌倉車両センター本区(旧、大船電車区)所属であるけど、東神奈川派出所や橋本派出所で留置されることもあるし。


金沢文庫駅は、2面4線の駅で、金沢文庫~金沢八景間は、京急で唯一の複々線区間となっています。


乗り入れ先の京成線では、青砥~京成高砂間が唯一の複々線となっているし。


新バージョンの1000形は6両編成ということで、都営浅草線や京成線直通とは無縁であるけど、来年2月に導入予定の1000形新バージョンの8連では、都営浅草線、京成線、北総線直通はもちろんのこと、アクセス特急で成田空港へも顔を出すことになります。


都営浅草線直通列車で全て8両編成となったのは、一昨年11月8日の改正であり、最後まで京成車による6連(新3000形メイン)が乗り入れていました。


土休日の夜には、浦賀 22時18分発泉岳寺行き(泉岳寺 23時58分着)、泉岳寺 翌日の0時04分発京急川崎行き(京急川崎 0時26分着の下り最終)があり、6連が唯一泉岳寺に乗り入れることになっています。


こちらはエアポート急行の6連と同様に800形が使えず、地下鉄乗り入れ規格を満たしている新1000形または1500形の6連に限定されているし。


新バージョンの1000形の側面(白い窓枠のアルミ車風のラッピング)を見た時、京急と言えばやはりこれだなと思いました。


西武9000系の9103Fによるレッドラッキートレイン(京急風塗装)も、白い窓枠が再現されているし。


横浜市金沢区は、オフコースで活躍していたシンガーソングライターの小田和正氏の出身地であり、金沢文庫駅の接近メロディーに、「MY HOME TOWN」が使われています。


小田和正氏と言えば、1991(平成3)年1月から3月に掛けて放送されていた月9ドラマ(フジテレビ系で夜の9時(21時)から放送される連続ドラマシリーズ)の東京ラブストーリー(織田裕二氏と鈴木保奈美氏が主演)の主題歌である「ラブ・ストーリーは突然に」(Oh!Yeah!との両A面曲)が、東京ラブストーリーと共に大ヒットし、オリコンチャート1位となったという出来事がありました。


月9ドラマでは、同年7月から9月に掛けて放送された「101回目のプロポーズ」の主題歌である、CHAGE&ASKAの「SAY YES」、翌年の1992(平成4)年4月から6月に掛けて放送された「素顔のままで」の主題歌である、米米CLUB(石井竜也氏率いるグループ)の「君がいるだけで」などのヒット曲が生み出されていたし。

このように、金沢文庫駅で、新バージョンの1000形を良い感じで撮影することが出来て良かったです。