11月26日は、千葉から東京まで、255系(Boso View Express)のBe03編成による、総武本線の特急しおさい12号🚃💺に乗りました。


この列車は、銚子駅を16時38分に発車し、途中、飯岡、旭、八日市場、横芝、成東、八街、佐倉、千葉、錦糸町の各駅に停車してから東京へと向かう列車で、しおさい1号と共に、土休日には船橋駅にも臨時停車しています。


総武本線は、東京~千葉~成東~八日市場~銚子間の本線と、御茶ノ水~錦糸町間の支線から成る路線であり、東京、御茶ノ水~錦糸町、千葉~佐倉間が複線、錦糸町~千葉間が複々線、佐倉~成東~銚子間が単線であります。


国鉄→JRの千葉駅は、1963(昭和38)年4月28日に、房総東線(現、外房線)のスイッチバック解消により、西千葉寄りに移設されたもので、一部高架化されていました。


当時は、総武本線と成田線のホームが兼用となっていたけど、1984(昭和59)年2月1日に分離され、現在のような5面10線となっています。


今年11月20日には、東口駅舎が地上1階部分から地上3階部分に移設され、ペリエ千葉エキナカも同時に開業したことにより、東口からは一気に3階まで上がって行く方式に変わっていました。


西口のほうは、現状通り3階部分に改札口があるけど、新しいコンコースとも結ばれているし。


千葉駅の乗り場


1,2番線 中央・総武緩行線(西船橋、秋葉原、新宿、中野、三鷹方面)


3,4番線 内房線(蘇我、木更津、館山方面)、内房線からの東京方面への快速


5,6番線 外房線(蘇我、茂原、安房鴨川方面、一部大網、東金線経由成東行きの直通列車あり)、外房線からの東京方面への快速


7,8番線 総武本線(佐倉、成東、八日市場、銚子方面)、総武本線、成田線からの東京方面への快速、特急


9,10番線 成田線(成田、成田空港、佐原、銚子方面、一部、鹿島線直通鹿島神宮への直通列車あり)、総武本線、成田線からの東京方面への快速、特急


千葉始発を含めた上り快速、特急(錦糸町、東京、横浜、大船、新宿方面)は、列車により発着ホームが異なるので注意が必要となります。


そのうちの千葉駅停車の成田エクスプレスは、下りが10番線、上りが7番線発着となるし。


現在のところペリエ千葉エキナカは、3階部分のみだけど、来年夏以降にはエキナカ全面開業、駅ビル先行開業し、再来年夏頃には、駅ビルが全面開業する予定となっています。


4階部分への通路が確保されているのはその為であるし。


千葉駅のある千葉市は、1992(平成4)年4月1日に、政令指定都市に移行された市であり、中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区の6つの区が設けられています。


千葉市の中心となる千葉駅や京成千葉駅は、千葉市中央区に位置しているし。


千葉急行線(現、京成千原線)の千葉中央~大森台間が開業したのは、奇しくも千葉市が政令指定都市に移行された日と同じ1992年4月1日のことで、千葉寺駅と大森台駅は、初日から千葉中央駅と同様に千葉市中央区にある駅となっています。


その丸3年後の1995(平成7)年4月1日には、ちはら台まで延長されたけど、北総・公団線(現、北総線)の千葉ニュータウン中央~印西牧の原間と同時開業でありました。


学園前駅とおゆみ野駅は、千葉市緑区、ちはら台駅は京成の駅で唯一市原市にあるし。


幕張車両センターのある場所は、千葉市花見川区であり、幕張本郷駅と京成幕張本郷駅もそこにあります。


花見川区にある駅は、中央・総武緩行線の幕張本郷、幕張、新検見川の各駅、京成千葉線の京成幕張本郷、京成幕張、検見川の各駅となっているし。


今回乗った255系のBe03編成(クハ255-3F)は、1994(平成6)年にビューわかしお号とビューさざなみ号への増投入によって導入されたBe03,04,05編成のうちの1編成であり、このBe03編成は、Be05編成と同様に、9両全てが近畿車輛で製造されていました。


Be04編成は、255系で唯一9両全てが東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造されていたし。


1993(平成5)年に製造されたBe01,02編成は、東急車輛製造と近畿車輛により分担製造された編成で、Be01編成は、1~4号車(グリーン車を含む)が近畿車輛、5~9号車が東急車輛製造で、Be02編成はその逆、1~4号車が東急車輛製造製、5~9号車が近畿車輛製となっています。


255系のインバータ装置の交換は、昨年4月に大宮総合車両センターを出場したBe05編成を皮切り、05→04→02→01→03編成の順に行われいたけど、このBe03編成は、255系で最後までGTOインバータ車だった編成として有名でありました。


今年5月28日に大宮総合車両センターで行われたイベント(大宮鉄道ふれあいフェア2016)で、Be03編成の入場シーンが見られていたのはその為であるし。


近畿車輛は、1920(大正9)年12月19日に、兵庫県尼崎市で田中車輛工場として設立されたのが始まりであり、1945(昭和20)年11月に近畿日本鉄道(近鉄)の傘下に入り、近鉄グループとなってからは田中車輛から近畿車輛となり、近鉄の電車が盛んに製造されるようになっています。


近畿車輛が近鉄だけでなく、JR西日本との株主関連での関わりを持つようになったのは、取引が多いことはもちろんのこと、JR西日本の片町線(学研都市線)の徳庵駅と繋がっていることの縁もあると思われます。


255系のしおさい号は、4号車がグリーン車(指定席)、5号車が普通車指定席(車椅子対応座席あり)で、他は全て普通車自由席となっていたので、後ろから2両目の8号車に乗っていました。


東京~成東間のしおさい13号と2号(四街道駅にも停車、下りの成東行きの13号は平日のみ運転)は、普通車が全て自由席となります。


255系のトイレ・化粧室(洋式トイレ、男性用小トイレ)は、2,4,5,7,9号車にあり、そのうちの5号車の洋式トイレは、車椅子対応の幅広タイプ(誰でもトイレ)となっており、ベビーベッドも付いているし。


255系のシートカバーは、以前青色のVIEWのロゴの入ったものが使われていたけど、現在は従来の白いシートカバーに変わっています。


しおさい号では、一昨年3月15日に車内販売が廃止されているので、乗車前にお弁当や飲み物等を買っておく必要があります。


しおさい号の愛称名の由来は、潮が満ちる時の波の音である「潮騒」であり、その名の通り、総武本線沿線の海(九十九里浜等)の潮騒がイメージされています。


この日は、主に土休日に運転されている新宿さざなみ4号(館山発新宿行き、E257系500番台のNB03編成)、新宿わかしお号(安房鴨川発新宿行き、255系のBe05編成)を見たけど、久しぶりに255系に乗るならしおさい号で東京まで行きたいということで、撮影してから見送り、しおさい12号に乗ったのであります。


255系に乗ったのは、2007(平成19)年8月19日以来9年ぶりであり、当時は銚子発の上り最終しおさい号が新宿行きの16号で、255系のBe02編成が使われていました。


やはり、マリフェス2016の余韻に浸っていたことにより、帰りに255系に乗ろうと考えたのであります。


東京、新宿~千葉間の自由席特急料金は、510円であり、中央本線の特急(スーパーあずさ、あずさ、かいじ号)の新宿~立川、八王子間と同じであるし。


千葉駅の7番線に入線した時には、255系やE351系に使われているタイプのミュージックホーンが流れていました。こちらは新宿わかしお号でも披露されていたし。


このタイプのミュージックホーンが使われているのは、255系とE351系だけで、E653系やE257系では、成田エクスプレス等で使われているJR東日本の在来線特急標準タイプのミュージックホーンに戻されています。


今回乗った列車は、船橋駅に臨時停車していたので新宿わかしお号や新宿さざなみ号、千葉発着のあずさ号と比べて遜色はなかったけど、新宿わかしお号や新宿さざなみ号は船橋駅に加えて、津田沼駅にも止まることになります。


新宿さざなみ1,4号は255系、新宿わかしお号はE257系で運転されることもあります。


E257系による臨時のしおさい81,82号(次回は来年1月2日と3日に運転される予定)も船橋駅に停車することになっているし。


来年1月2日と3日には、255系によるさざなみ94号(館山発京葉線東京行き)が運転されるので、255系によるさざなみが復活することになります。


新宿さざなみ1,4号のうち、255系で運転されるのは、来年1月2,3,21,22,28,29日であり、1月7,8,9,14,15,28,29日、2月4,5,11,12,18,19日の新宿わかしお号はE257系500番台で運転されることになるし。

しおさい号の最高速度は錦糸町~千葉間で成田エクスプレスと同様の130Km/hとなっているので、遅延回復にも威力を発揮しています。


この時に、クリスマスツリーがイメージされた緑色に輝くスカイツリーを見ることが出来ました。


東京駅に到着した後、銚子行きのしおさい9号(18時47分発)での折り返しとなっていました。


この時に9年ぶりに255系によるしおさい号に東京駅まで乗ることが出来て良かったです。