6月6日は、池袋から石神井公園まで、西武池袋線の9000系の9101F(SEIBU KPP TRAIN)による急行飯能行きに乗りました。


SEIBU KPP TRAINは、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ氏のデビュー5周年と西武鉄道100周年記念のコラボによるラッピング電車であり、静岡鉄道のちびまる子ちゃんのラッピング電車と同様にピンク色となっています。


6月4日からは、池袋線系統(池袋~飯能、西所沢~西武球場前間)で活躍していたけど、7月30日からは、西武新宿線系統に貸し出され、西武新宿~本川越、小平~拝島間で活躍しています。


西武9000系は、1993(平成5)年から1999(平成11)年に掛けて、N2000系ベースの車体に旧101系の足回り品を組み合わせた更新車であり、先行落成した4両は、狭山線で暫定運用されていました。


車体更新が行われたのは、武蔵丘車両検修場の前身である西武所沢工場(所沢駅付近にあった車両工場)であり、9108Fのうちの中間車の6両は、西武所沢工場で最後に製造された車両として話題になっています。


9108Fは現在埼玉西武ライオンズのラッピング電車である2代目L-trainとなっているし。


9101~9104Fは、更新当時新宿線系統で活躍していたけど、後に池袋線系統に移り、2004(平成16)年から2008(平成20)年に掛けて、生え抜きの編成を含めて全てVVVF化されていました。


VVVF化されてからは、新宿線系統とは無縁であったので、KPPトレインが新宿線系統を走るようになったことにより、9000系のVVVF改造車が初めて新宿線系統での営業運転が行われたことで話題になっています。


9000系のラッピング列車


9101F SEIBU KPP TRAIN


9103F RED LUCKY TRAIN(京急風塗装)


9108F 2代目L-train


きゃりーぱみゅぱみゅ氏は、西東京市(旧、田無市)出身であるので、後半はきゃりーぱみゅぱみゅ氏の地元である新宿線系統で走らせようという計画により、新宿線系統でも運転されるようになったのであります。


西東京市は、2001(平成13)年1月21日に、田無市と保谷市の合併により出来た市であり、新宿線の田無駅が旧田無市、新宿線の東伏見、西武柳沢の両駅、池袋線の保谷、ひばりヶ丘の両駅が旧保谷市に位置しています。


旧田無市部分にある田無駅は、西武新宿からの各停の折り返しが盛んに行われているけど、拝島快速が運転されていた頃は、田無~玉川上水間で区間列車が運転されていました。


西東京市の郵便番号は、旧田無市が〒188、旧保谷市が〒202となっているので、合併前の名残があるし。


画像を撮影した石神井公園駅は、2面4線の高架駅であるけど、高架化される前は、2面3線の駅で、北口と南口に駅舎がありました。


駅名の由来となった石神井公園は、南側にあり、石神井公園に行く時に路線バス(西武バスまたは関東バス)が狭い道を曲がっていくシーンを見ることが出来ます。


石神井公園には、ふるさと文化館や、練馬区営の石神井プールがあります。


SEIBU KPP TRAINは、9月29日まで新宿線系統で運転される予定であるけど、池袋線で乗車・撮影を行ったのは最初で最後となってしまいました。


明日は南入曽車両基地で行われる電車夏まつりでは、SEIBU KPP TRAINが9108FのL-trainと共に展示されるので楽しみにしています。


このように、池袋から石神井公園まで、池袋線で活躍していた頃のSEIBU KPP TRAINに乗ることが出来て良かったです。