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デカ厚ブームで一世風靡したイタリア海軍時計・『オフィチーネ・パネライ』

 

オフィチーネ・パネライは誰が見てもすぐわかるほど、デカい、そして分厚い。

1860年にフィレンツェでジョヴァンニ・パネライによって創業しました。

気圧、湿度、温度計と潜水用総部品メーカーでもある。

 

1930年にイタリア海軍からの依頼を受けて潜水部隊専用時計を制作し、ロレックスの協力を得て、自社開発し、その依頼に見事に応えた。

夜光塗料にラジウムを使った事から『ラジオミール』という名の時計シリーズが完成した瞬間であった。

 

また、第二次世界大戦中には夜光塗料にトリチウムを用いて、名を『ルミノール』という時計シリーズが始まる。

このルミノールの時計は水深200Mまでの防水機能がついており、特徴としては大型のリューズガードが装備されて、更にリューズを抑えるためのレバーまでついています。

 

デカくて厚いという事は、目立ちに目立つ。

遠目でも見てわかる腕時計として、多くの人が購入し、『見せる時計』『見せびらかす時計』という、時計愛好家の気持ちを汲んだ。

 

ちなみに現在はその逆な時計がブームになっています。

つまり、薄型腕時計。

確かに、パネライは自動巻きと手動巻きなので、デカい、厚いだけでなく、重い。

でもね、格好いいのですよ。

『あ、パネライだ。』ってすぐわかるし。

 

それに、左利き用も生産されていて、レフティーにも愛用される。

そんなクールな時計が、一般市場に出るのは1998年とごく最近なのです。

それまでは、海軍用として納入するだけの会社であったもので。

しかし、民間向けに生産、販売した途端に売れ行きがうなぎ上りになったのです。

 

パネライと言えば、『ルミノール』『ラジオミール』の2本柱。

勿論、他にも『コンテンポラリー』とか『ヒストリック』もありますが、それを遥かに超えてくる売り上げを持っているのが『ルミノール』と『ラジオミール』

 

 

 

 

パネライの平均価格は70万円からという、ハイレンジです。

70万円からなので、『あ、パネライだ!』=めっちゃいい時計持ってるってなるわけです。

小生も一本買おうかどうかすっごく悩んだ時計ブランドです。

 

目立ちたい方にはもう、パネライが一番だと思います。

しかし、盗難にはお気を付けください。

高級時計で目立つとね。

安全な場所に保管、夜遅く付けて出歩かない。

スーツで上手く隠してください。

 

それだけ、パネライのデカ厚は時計に詳しくない方でも知っているブランドです。