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ドイツが誇る世界五大時計の1つ『A. Lange&Söhne』

 

ランゲ&ゾーネは世界五大時計の1つです

世界五大時計とは、

パテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲの世界三大時計にブレゲと今回紹介するランゲ&ゾーネが加わったものです。

 

世界三大時計が全てスイス国内の工房で始まった時計メゾンであるのだが、ランゲ&ゾーネはザクセン王国(現在のドイツ)、ブレゲは(フランス)である。

全てがグラスヒュッテで確立された昔からの時計技法に基づいて作られた時計にドイツ人のマイスターにより手作業の仕上げ。

更に驚くのは、1度完璧に組み立てた腕時計をまた分解して、再び組み立てるという、二度手間をあえてしている事です。

二度組み立てる事によって、不具合の調整を手作業で確認するという、ドイツ人の生真面目さが妥協を許さないと言わんばかりに完璧に近づけているのです。

 

なので、お客様の目に触れるランゲ&ゾーネの時計は既に何人もの職人がお墨付きを与えている完璧品なわけです。

それは値段にも表れても納得できるというもの。

気の遠くなるような手作業、手間暇をかけているわけです。

 

そんなランゲ&ゾーネはアドルフ・ランゲがドレスデンの時計工房に丁稚奉公をして修行をし、約30年後の1845年に自分の工房を設立したのが始まりです。

堅牢な時計作り、妥協を許さないランゲの職人気質が認められ、彼の時計を贔屓にする人々が増え始めた。

そんな4年後に、人望も厚い彼はグラスヒュッテの市長に推挙されるまでになっていた。

 

1864年にはドイツに存在する全ての腕時計の基盤である3/4スケールの地板を開発し、更に2年後には懐中時計型天文時計を発表した。ムーンフェイズの登場である。

 

そもそも、ランゲさんの名前を冠した『ランゲ&ゾーネ』の『ゾーネ』って誰?

ってなりますね。

ゾーネとは息子たちって意味があります。

つまり、彼の仕事を受け継ぐ息子達と共にランゲは時計作りをしていたのです。

彼がドレスデン市長の人気を終えた翌年の1868年には、時計会社名を『A.ランゲ・ドレスデン』から『A.ランゲ&ゾーネ・ドレスデン』に変更したことからでも、わかりますね。

 

ランゲが亡くなった後も、息子達と息子達を支えたスポンサーの力により、その名はドイツ国外にも響き渡る。

だが、ここに大きな出来事が起こる。

第二次世界大戦の始まりである。

終戦間際には工房も空襲によって大被害を被り、また、敗戦後にはドイツは東西に別れた。

旧東ドイツ政府に接収され、グラスヒュッテ国営時計会社に統合されるという憂き目にあった際、代を受け継いでいたウォルターランゲはアメリカ支援のある西ドイツへと亡命した。

 

1990年、東西統一されて、ドイツは再び一つになった時、ウォルターランゲはようやく、『A.ランゲ&ゾーネ』を再興できた。

ウォルターランゲの率いる時計メゾンは時計のあるべき本当の質の良さと手作業の良さを引き継ぎ、今ではドイツだけでなく、世界に認められる最高級腕時計となっている。

 

さて、そんなランゲ&ゾーネの現代の腕時計で代表格と言えば、誰がなんと言おうと、『ランゲ1』でしょう。

古き良き伝統と技術、そこに現代の技術の調和がランゲ1を生み出したと言っても過言ではないでしょう。

ランゲ1は時計の芸術作品とドイツ国内だけでなく、世界からも称賛され、賞をいくつも受けているのです。

 

 

 

小生個人の意見ですが、もう一つ有名な護衛艦とも呼べるシリーズの方が好きです。

シリーズ名を『Zeitwerk(ツァイトベルク)』

 

 

どちらも、価格帯はプレミアレンジです。

ヴァシュロンコンスタンタンの時と同じで価格はここでは書きません。

世界五大時計は価格よりも一つの美術・芸術として見た方が良いと思います。

勿論、購入してみたい方やいくらかお知りになりたいのであれば、そのサイトをお調べになられると良いです。

 

小生はヴァシュロンコンスタンタンを持っているので、他の世界五大時計は写真や動画で見てすごいなぁーって言うだけで満足です。