2019/07/01遠く離れていくさっきまで掴めたワンピースの袖も毎月毎年その色も記憶確かじゃなくなるやがてその生地の感触も分からなくなって今は彼女の声も聞き取れない街は顔色を変えずに鬱々とした雨に傘をさす自分たちは濡れないように雨に体温を奪われないように見物人の好奇の目に追われた私はこの雨に流された影を探してる痛みも苦しみも声にあげないままひとり辞める決意をした彼女を救ってあげられるチャンスはなかった